・どの測定器も1マイクロ前後をよく測れるように調整してあるようだ。0.2マイクロ以下と5マイクロ以上はうまく測れない機種が多い。とくに、SOEKS(ガイガーカウンタ)は0.2マイクロ以下では有意に高く出る傾向がある。
・実勢価格7000円のエステー・エアカウンタSが健闘している。基準に用いたクリアパルスA2700はシンチレーション。実勢価格11万円。ホリバのRadiもほぼ同じ機能。
▼測定
・福島市、3月16日、0.1マイクロから10マイクロまで(高線量と中線量)
・越谷市、2月26日、0.06マイクロから0.4マイクロまで(低線量)
・流山市と柏市、2月18日、0.04マイクロから0.7マイクロまで(中線量と低線量)
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質疑応答1からの続き)
▼除染の目安0.23マイクロと東葛汚染
Q 板橋のイガラシヤスコと申します。すいません、ちょっとお伺いしたいんですけれども、先ほど、0.5マイクロ…
A 議員さんですか?
Q あ~、すいません。そうです。
A やっぱり。感じでわかる。
Q (笑)ありがとうございます。さっき、0.5マイクロシーベルトがマジックナンバーになると仰っいました。もう少し詳しく伺えたらと思いまして。お願いします。板橋は、高さ1mで0.23マイクロシーベルトということで基準ができました。それと絡み合わせて考えたいなと思いまして。お願いします。
A 0.23は板橋だけじゃなくて、国が推奨してる数値ですよね。
Q そうです。それを板橋も使うということです。ただ、近隣の自治体では、それがもう少し高い基準だったりします。、たとえば、地上5cmで0.23あったら除染とか。区によって対応が違っています。
板橋区でも、本当に1mだけでいいのかと考える時期に来ていますので、それの参考にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
【“板橋2月4日講演の質疑応答2”の続きを読む】
板橋2月4日講演(質疑応答)
市民の方に安心を与えるために講師を呼んできて話をする講演会がよくあります。各自治体のページを見ると、放射能について不安が高まっているので安心していただくために、これこれの人を呼んでこうこうしますとよく書いてあります。ボクは違います。ボクはみなさんに不安を与えるために今日、ここに来ました。安心を求めての質問には答えられません。
それから、真実を受け入れる心の準備があるひとだけが質問してください。本当のことを聞いたら気絶してしまうような人が質問されると、私は困りますので、こういう7つの条件を質問する方に出しました。
▼ベランダの土と落葉
Q 目黒区から来たスズキと申します。「落ち葉の処理に気をつけて」とあるんですが、いまベランダでガーデニングをしています。何もせずに枯れてしまったものがあるんですが、これはもうずっと、去年の3月11日以前からあってこの1年で枯れてしまいました。これを処理するときに、何か気をつけることがありますでしょうか。
あと、うちには1歳の子どもがいるんですけど、その1歳の子どものそばでそのような処理をしても大丈夫なのでしょうか。
A 目黒区のマンションで、ベランダ?
Q はい。
A で、それはもういらないんで、捨てたいんですか?
Q もう枯れてしまっているのは、処分したいんですが、わりと大量にありまして、土や枯葉などがあります。マスクなどはしようと思ってるんですが、普通に処理してしまって大丈夫なものでしょうか。乾燥させないで、濡らしてからやった方がいいとか、ありますでしょうか。
A 吸わないように工夫して。ええ、濡らした方がいいでしょうね。
Q そうですか。処理しないでおくのと、するのは、どっちの方が…。
A そんなもの早く、とっとと捨ててください。
Q そうですか。
A ボクは、自分ちのベランダの落ち葉を全部きれいにしました。5月だか6月に。ピカピカに磨き上げました。デッキブラシで。
Q わかりました。早急に処理します。
【“板橋2月4日講演の質疑応答1”の続きを読む】
さいたま市北区の18地点。単位はマイクロシーベルト毎時。
2011年9月14日と2012年3月7日の放射線量はどこもほぼ同じ値を示す。ただし平均13%減少している。これは、半減期による減少で説明できる。つまりこの半年間、地表付近の放射性物質はほとんど移動しなかったとみられる。
【“放射能の自然減衰”の続きを読む】
放射能汚染地図は
八訂版が最新かつ最終版です。
放射能汚染地図(六訂版)における主な新知見は次の二つ。
・一関の汚染は3月12日に女川経由ではなく、20日に奥羽山脈経由だった。詳細は
下のエントリ参照。
・
五訂版で釜石から北に延ばした0.125線は自然放射能を誤認したものだったので、元に戻した。
・群馬県と栃木県の等値線をやや拡大した。(3月5日追加)
放射能汚染地図(六訂版)3月2日
・
グーグルマップ版(0.47MB)通常のウェブ閲覧用。
・
電子国土版(1.7MB)細かく見たいひと用。
・
PDF版(3.1MB)印刷用。
・
Adobe Illustrator CS1~版(60MB)高品位印刷あるいはデータ加工用。アウトライン化していないフォントをご利用の際は、字詰めの変化などによるレイアウトの乱れにご注意下さい。背景画像をつけて印刷物やウェブページに掲載する場合は、所定のクレジットを入れて下さい。
この地図は、2011年3月に地表に落ちた放射性物質がそのままの状態で保存されている場所の2011年12月時点の放射線量を示しています。高さ1mでの測定です。芝生などの草地で測定される数値に相当します。アスファルト道路は、放射性物質が雨で流されたため、この地図に示した数値の4割程度が測られるのが普通です。一方、流された放射性物質が集積している雨どい・軒下・側溝などではこの地図より何倍も高い数値が観測されます。
等値線を引くにあたって、インターネットで公開されている無数のデータを参考にしました。とくに次をよく利用しました。
・
nnistarさんの地図プロット・文部科学省による
航空機モニタリング・私自身の独自測定による
山の放射能汚染地図(群馬県と栃木県)
・
山間部線量map(群馬県)
・
堀場シンチ利用の匿名さん(東京都)
・@ankun007さんによる
山の放射線map(関東山地)
・小山真人さんによる
Dose Map of East Shizuoka Prefecture(静岡県)
・桐生市による
測定報告・地図(群馬県)
転載のルール:非商用目的には自由にご利用ください。無料です。商用目的でこの地図ファイルを
このまま利用する場合は有料です(部分切り取りも含む)。この地図に含まれる地図情報を利用して、その上に何か新しい地図情報を重ねたり表現に新しい工夫を施してオリジナル地図をつくる場合は、商用目的でも無料です。映像で使う場合は、その場面に「早川由紀夫」と文字表示するか音声で私の地図であることを説明すれば、無料でお使いいただけます。