屍鬼 第22話 蔡蒐話(さいしゅうわ)
第22話 蔡蒐話(さいしゅうわ)
外場村は山入からの出火により壊滅。
村で起こった出来事は永遠に封印されてしまうのでしょうか?
どのくらいの規模の火災かは分かりませんが、処分し切れなかった遺体が焼け残ったとしたら、外に何かしらの形で知られることになる可能性もあります。
しかしそこは別の物語であり、外場村が無くなったことでやはり真相は闇の中なのでしょう。
恵の最期がなんとも言えず残酷でした。
ただ追い詰め杭を刺すという今までの描写ではなく、彼女の都会への憧れと村への憎しみを吐露させた部分はやはり主要キャラとしての役割を担ってのことだと思います。
トラクターで跳ね、轢き、腕をつぶし、頭をつぶし、杭を打つ・・・
なんとも残酷ではありましたが、彼女は屍鬼という存在を受け入れ、積極的に人々を襲ってきた存在です。
半ばその状態を楽しんでいたようにも思います。
だからこそ彼女に与えられた死は残酷なものでなくてはならなかったのでしょう。
強敵である辰巳は夏野と共に地獄穴に落ち、夏野によってダイナマイトで爆死。
本当に死んだのかは分かりませんが、多分ダメでしょうね。
それにしても大川の親父は凄かったwまさに豪傑、豪快です!
結局覚醒した静信にナタで襲われ沙子に止めを刺せませんでしたが、沙子への説教は説得力がありました。
彼もまた、屍鬼討伐に積極的に加わった一人ですから、こういう最期も理解できます。
この物語の救いは田中家の姉弟が助かったことでしょう。ただ他の村人と同じように心に傷を負ったのは確かです。
村を後にする俊夫が『負けた』と言ったことに対し、何に対しての負けかと問われるシーンが印象的でした。
俊夫にとっては人々を理不尽な死から守り、村を守ることが勝利だったのでしょう。
しかしそのために村人もまた自分たちの手を血に染めてしまった(たとえそれが死人だったとしても)
なんとも言えない無常感が残りますね。
沙子を連れ去った静信。
彼は人狼として蘇ったようです。辰巳という忠実な人狼を失った沙子にとって静信は強い味方となるでしょう。
辰巳も人当たりがよく、人々への溶け込み方が上手かったですが、静信にはある種のカリスマ性を感じるので、それを活かして沙子を守っていきそうな気がします。
屍鬼になった時点で神から見放された、神の手の届かない存在となったのですから、静信自身も自らをそう位置づけ、沙子のためなら人を襲うことも厭わなくなるでしょうね。
吸血モノというのは村やコミュニティの異変、それが(いわゆる)吸血鬼によるもので、その正体が明かされるまでが第一段階の面白さだと感じています。
この話は吸血鬼の存在(起き上がり)に尾崎が気付くまでがその面白さ。
そしてそれを倒すか、受け入れるかとう選択をしてからが第二の面白さに繋がっていく。
村のために屍鬼を倒すと決めた尾崎と沙子を受け入れた静信。
自らの妻を屍鬼殲滅のための研究材料にした俊夫を静信はどんな思いで見つめたのでしょう。
俊夫により、屍鬼の存在を思い知らされた村人たちの行動力の凄まじさに鳥肌が立ったものです。
最初は躊躇していた村人が屍鬼を追い詰め、杭を刺し、返り血を浴びても平気な顔で笑い合う姿と人を襲う屍鬼にどれほどの差異があるのかと・・・集団心理の恐ろしさを感じました。
原作は未読なのですが、ぜひとも読んでみたいと思います。
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外場村は山入からの出火により壊滅。
村で起こった出来事は永遠に封印されてしまうのでしょうか?
どのくらいの規模の火災かは分かりませんが、処分し切れなかった遺体が焼け残ったとしたら、外に何かしらの形で知られることになる可能性もあります。
しかしそこは別の物語であり、外場村が無くなったことでやはり真相は闇の中なのでしょう。
恵の最期がなんとも言えず残酷でした。
ただ追い詰め杭を刺すという今までの描写ではなく、彼女の都会への憧れと村への憎しみを吐露させた部分はやはり主要キャラとしての役割を担ってのことだと思います。
トラクターで跳ね、轢き、腕をつぶし、頭をつぶし、杭を打つ・・・
なんとも残酷ではありましたが、彼女は屍鬼という存在を受け入れ、積極的に人々を襲ってきた存在です。
半ばその状態を楽しんでいたようにも思います。
だからこそ彼女に与えられた死は残酷なものでなくてはならなかったのでしょう。
強敵である辰巳は夏野と共に地獄穴に落ち、夏野によってダイナマイトで爆死。
本当に死んだのかは分かりませんが、多分ダメでしょうね。
それにしても大川の親父は凄かったwまさに豪傑、豪快です!
結局覚醒した静信にナタで襲われ沙子に止めを刺せませんでしたが、沙子への説教は説得力がありました。
彼もまた、屍鬼討伐に積極的に加わった一人ですから、こういう最期も理解できます。
この物語の救いは田中家の姉弟が助かったことでしょう。ただ他の村人と同じように心に傷を負ったのは確かです。
村を後にする俊夫が『負けた』と言ったことに対し、何に対しての負けかと問われるシーンが印象的でした。
俊夫にとっては人々を理不尽な死から守り、村を守ることが勝利だったのでしょう。
しかしそのために村人もまた自分たちの手を血に染めてしまった(たとえそれが死人だったとしても)
なんとも言えない無常感が残りますね。
沙子を連れ去った静信。
彼は人狼として蘇ったようです。辰巳という忠実な人狼を失った沙子にとって静信は強い味方となるでしょう。
辰巳も人当たりがよく、人々への溶け込み方が上手かったですが、静信にはある種のカリスマ性を感じるので、それを活かして沙子を守っていきそうな気がします。
屍鬼になった時点で神から見放された、神の手の届かない存在となったのですから、静信自身も自らをそう位置づけ、沙子のためなら人を襲うことも厭わなくなるでしょうね。
吸血モノというのは村やコミュニティの異変、それが(いわゆる)吸血鬼によるもので、その正体が明かされるまでが第一段階の面白さだと感じています。
この話は吸血鬼の存在(起き上がり)に尾崎が気付くまでがその面白さ。
そしてそれを倒すか、受け入れるかとう選択をしてからが第二の面白さに繋がっていく。
村のために屍鬼を倒すと決めた尾崎と沙子を受け入れた静信。
自らの妻を屍鬼殲滅のための研究材料にした俊夫を静信はどんな思いで見つめたのでしょう。
俊夫により、屍鬼の存在を思い知らされた村人たちの行動力の凄まじさに鳥肌が立ったものです。
最初は躊躇していた村人が屍鬼を追い詰め、杭を刺し、返り血を浴びても平気な顔で笑い合う姿と人を襲う屍鬼にどれほどの差異があるのかと・・・集団心理の恐ろしさを感じました。
原作は未読なのですが、ぜひとも読んでみたいと思います。
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