「新NISAでのオルカンやS&P500への投資が、昨今の円安傾向の大きな要因」という頓珍漢な言説

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(画像著作者:freepik)

「新NISAでのオルカンやS&P500への投資が、昨今の円安傾向の大きな要因」という頓珍漢な言説を堂々と会見で述べる政治家がいるらしいです。


別の記事では衆議院予算委員会でも同様の答弁があったらしいですが、極めてバカバカしい。

この話は新NISA開始1年目の2024年秋にも話題になり、アエラデジタルの詳しい記者さんがデータを調べてくれていました。



■米ドル/円の世界のスポット取引8カ月
約70兆9800億ドル=約1京292兆円

■新NISAで2024年1~8月に買われた外国株の投資信託など
約9兆6000億円

■新NISAで買われた量は為替取引全体の0.1%未満

影響0.1%未満。もし10倍になっても1%未満。数字が僅少すぎて見えないくらいです。ゆえに、「新NISAでのオルカンやS&P500への投資が、昨今の円安傾向の大きな要因の一つだ」という言説は、物事を数字で把握していない人間の印象論、もっといったら与太話でしかない。

はい、解散! と思ったら、本当に衆議院が解散するらしい。物事を数字で正しく認識できない政治家が国政にあたるなど害悪でしかないので、選挙で全員落選させてほしいものです。



円安を「オルカン」のせいとする幼稚な記事が日経新聞に
円安を「オルカン」のせいとする記事が日本経済新聞に掲載されています。円売り是正、難敵はオルカン 「日本に投資」へ眠る宝磨け 円の警告・国富を考える(2) - 日本経済新聞東京・霞が関に通貨防衛の前線基地がある。神田真人財務官率いる財務省為替市場課だ。過去最大9.7兆円の円買い介入で海外投機筋の動きを制したが、円安は止まらない。為替介入に動じず、淡々と円を売り続ける難敵が国内にいる。通称「オルカン」と呼ばれ...
 
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