ボラティリティーが低下、あらゆる資産で-今後もサプライズない公算!?!?

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好調相場が続くなか、「ボラティリティーが低下、あらゆる資産で-今後もサプライズない公算」という Bloomberg の記事が流れてきました。


ホンマかいな?

ボラティリティが低水準なのは、上記グラフの Cross Asset Volatility のデータでわかる事実です。たしかに、2020年以来の低水準です。しかし、「今後もサプライズない公算」とまで、なぜ言い切れるのか。しかも、上記記事には「今後もサプライズない公算」の理由らしきものが見当たりません。

好調相場の「調子乗りすぎ」を疑いながら、Bloomberg の原典にあたりました。

Options Volatility Is Getting Crushed With Little Relief Ahead - Bloomberg

原文は冒頭部分しか公開されてません。Yahoo finance に全文がありました。

Options Volatility Is Getting Crushed With Little Relief Ahead - Yahoo finance

日本語の記事にはなかった後半部分に、こう書かれていました。

Looking ahead, there are few near-term chances for surprise. Earnings season is coming to an end and summer holidays in Europe and the US are fast approaching.

今後について言えば、短期的にサプライズが起こる可能性はほとんどない。決算シーズンは終わりに近づき、欧州と米国では夏休みが急速に近づいている。


夏休み前の「短期」の話じゃねーか。欧米の summer holidays は6月中旬からですよね。「煽りタイトル」を付けるなよもう。抜粋版の記事や二次情報では見えないものが、原典にあたると見えてくることがあります。

ただでさえ、「今後」という言葉のタイムスパンは情報ソースや投資家によりまちまちであることに加えて、どんなに著名なアナリストでもファンドマネージャーでも、未来の相場動向、特に相場の転換点を正確に当てられる人はいないのが現実です。今の延長線上に未来があるとは限らないという心構えが常に必要だと思います。

いつ暴落が来てもあわてないように、保有資産のリスクを自分のリスク許容度の範囲内におさめておくことを、日頃から心がけておくことが重要だと思います。リバランスは下げ相場になってからではなく、上げ相場の時「こそ」がチャンスです。

耳タコかもしれませんが、投資は自分のリスク許容度の範囲内で。


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