クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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mazda

MX-30 Rotary-EV 8C型エンジンPHEVの割安感

同じ車体のBEV仕様は451万円~501.6万円の価格帯。プラグインハイブリッドになると423.5万円~491.7万円で、補助金も多い!

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マツダのDNAであり、チャレンジングスピリットの象徴ともいえるロータリーエンジンが帰ってきた! ということで、MX-30 Rotary-EVが超話題になっています。

拙ブログの別エントリで紹介しているように、新開発「8C」型ロータリーエンジンを発電専用に使ったハイブリッドシステムの燃費はライバルに比較すると、さほど優秀とはいえない印象もあり。

ひとまず「ロータリーエンジン復活」を祝うクルマであり、またフロントベイが小さなコンパクトクラスでプラグインハイブリッドを実現するための有効なソリューションのひとつといったところでしょうか。



ところで、Rotary-EV(プラグインハイブリッド)が搭載されたMX-30には純粋なBEV仕様もあるのは、覚えていますでしょうか。

話を聞くところによるとBEV仕様とRotary-EVでは駆動モーターから違っているようで、フロントベイに収まるユニットはかなり異なっている模様。ただし、バッテリーについてはMX-30 BEV仕様のそれを半分にして使っているのがMX-30 Rotary-EVとなっている模様であります。

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直6エンジンを積んだマツダCX-60が価格帯公表、発売開始は2022年9月

パワートレインは4種類。メーカー希望小売価格帯(消費税込): 2,992,000円~6,264,500円

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マツダのまったく新しいアーキテクチャーに基づいたFRプラットフォームを採用する初モデル「CX-60」については、すでに日本仕様のプレスフォトや2.5リッター4気筒ガソリンおよび3.3リッター直列6気筒ディーゼルを用意するといったメカニズムについてのティザーはされていましたが、ついに2022年6月24日からの受注開始と、同年9月の発売予定といった情報が正式に公表されました。



2.5リッターガソリンがエントリーグレードで、3.3リッターディーゼルについては純粋なエンジン仕様とマイルドハイブリッドが用意され、さらに2.5リッターガソリンエンジンのプラグインハイブリッド仕様も用意するという風にパワートレインは4タイプを設定するといった具合であります。

気になるメーカー希望小売価格帯は 2,992,000円~6,264,500円(消費税込)となっております。続きを読む

マツダのワークスマシンがデイトナ24時間耐久でポールポジション

マツダとヨーストという名門のコラボチーム。マツダとしては久しぶりのワークス活動?
2018年から北米IMSAシリーズに参戦しているマツダチームヨーストのプロトタイプマシン「マツダRT24-P」が、2019年のデイトナ24時間耐久にて、コースレコードで予選トップを獲得! とか。

ヨーストといえば、ポルシェやアウディで実績のある耐久王といえるチーム(レーシングガレージ)であり、マツダはその実力チームとコラボレーションした結果が現れたというところでしょうか。

決勝の結果も気になるわけですが、ともかくコースレコードでポールポジションを奪えるほどの実力チームになっているという段階で(昨シーズンのランキング2位、3位ですから疑う余地はないのですが)このプロジェクトがうまく行っていることを実感させるわけです。現時点はIMSAの独自レギュレーションによるマシンメイクですが、将来的にはWEC参戦も期待したくなるのは、マツダとヨーストというル・マンで勝った名前のコラボレーションだからでしょうか。



それにしても、マツダについては、ル・マンで勝利したことが記録にも記憶にも残っているのでモータースポーツに積極的なメーカーというイメージもあるかもしれませんが、実態としてはワークス活動というのは長らくやっておらず。ワンメイクレース用車両の販売などサポートプログラムは充実していても、日本国内におけるマツダワークスのレースというのはJTCCのランティスあたりが最後といった印象。S耐やGTに出ていたマツダ車もありますが、いずれもプライベート参戦であったと記憶しております。その意味では、IMSAにおけるマツダ・ヨーストのコラボチームの活躍というのはメーカーのモータースポーツ活動としては久しぶりで、それがWEC(世界選手権)につながっていくことは、メーカーのブランディングとして効果的なのかもしれません。

もっとも、ル・マンについていえば、良くも悪くも「勝ち逃げ」していたほうがブランドイメージは高いままキープできそうな気もしますが、さて?


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精進します。
  




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三社共同のEV開発会社出資比率はトヨタ90%、マツダ5%、デンソー5%

トヨタ・デンソー・マツダによるEV C.A. Spirit株式会社の役割はEVコモンアーキテクチャの確立
準備期間を考えると世界的なEVムーブメントに合わせたわけではないでしょうが、ゼロ・エミッションビークルとしてのEV開発についてトヨタ・デンソー・マツダの三社が『電気自動車の基本構想に関する共同技術開発に向けた契約を締結』、『共同技術開発を効率的に進めるために新会社を設立』することを発表しております。
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トヨタもマツダも限定的とはいえ電気自動車をリリースはしているものの、いずれも既存のエンジン車をベースとしたコンバージョンであり、バッテリーを大量に積むことを前提としたパッケージのEV専用プラットフォームについては、それぞれに有していない状況。もちろん、トヨタはプラグインハイブリッドを市販している(すでに2世代目)経験があるので、パワートレインについては「プラグインハイブリッドからエンジンと発電機を抜けばEVを作れる」とは言えますが、それでもプラットフォーム的にバッテリーを積む場所には苦慮しそうな印象ですから……。

また、EVだからといって走りにおいて差別化する必要がないということはなく、むしろコモディティ化が加速すると思われているからこそ、メーカーによる差別化を図る必要があるはずで。そのためには味付けの範囲も広げたプラットフォームが要求されるはず。おそらく、その辺りの条件を満たすことが、共同で設立するエンジニアリング会社に役割となるのでありましょう。

そしてリリースにおける注目は、次の一文。
マツダの「一括企画」や「モデルベース開発」、デンソーの「エレクトロニクス技術」、トヨタの「TNGA」など、各社の強みを持ち寄ることで開発手法そのものを見直します。
出資比率的にはトヨタ主導に見えますが、バーチャルエンジニアリングというトレンドからすると、「モデルベース開発」の経験からマツダのエンジニアがリードしそうな予感ムンムンでありますが、さて?

トヨタからは、さっそく関連した人事異動も発表されております。

精進します。
  




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