CR-V e:FCEVを見た・乗った・聞いた…800万円超の価格も納得の贅沢すぎる中身に驚愕

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クルマ好きの中でもあまり話題になっていないかもしれません、2024年ホンダは新しい燃料電池車「CR-V e:FCEV」のリース販売を開始しております。すでに静的確認をする機会は得ており『モーターファン別冊最新EVのすべて』という紙媒体に寄稿していたのですが、ようやく公道試乗することができたのでした。そんなわけで、以下のように試乗コラムが公開されております。

 

手短にまとめると「量産ボディを使った派生型で、外部充電機能を有することで短距離はEVとして運用可能な燃料電池車」というのがCR-V e:FCEVのプロフィール。試乗した第一印象は「燃料電池車特有の吸気コンプレッサーの音がほとんど気にならないレベルまで抑え込まれていて、EV並みの静かさを実現している」というものでした。燃料電池車は電動車両なので静かなのは当たり前と思うかもしれませんが、空気を吸って水素と反応させるという燃料電池の仕組みから、純粋にバッテリーから電力を引き出して利用するだけのEVよりはノイズ要素が多く、EV並みに静かな燃料電池車というのはけっこう驚きの事実だったりするわけです、個人的には。

なにしろ、20年前にホンダが作った燃料電池車は、むしろノイズがドライビングの刺激になるくらい騒々しいキャビンでしたので(汗)



下で示しているように、InstagramやYouTubeでもCR-V e:FCEVのディテール情報などはお伝えしておりますが、全体としては「非常に贅沢かつオーバークオリティ」という印象も受けております。その象徴といえるのが、高圧水素タンクを後突から守るためのアルミ製角フレームをリアオーバーハングの床下に新設しているあたりでしょうか。北米市場では主力車種であり、ある程度リーズナブルな価格を実現しているはずのCR-Vをベースとしつつ800万円を超える価格設定となっているのは、こうした過剰というか特別な設計が影響している部分もありそう。もっとも、CR-V e:FCEVはリース販売限定ですので価格設定というのは参考でしかないともいえ、本当に売り切りで儲けようと思ったらもっと高価になってしまうのかもしれませんが、さて?















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精進します。