クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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インサイト

ハイブリッドカーやEVにおいてのパドルシフトの必要性とは【リメイクコラム】

ハイブリッドカーに備わるパドルシフト、多くは回生ブレーキの強弱をコントロールするため

ステアリングを握ったまま、指先だけでシフト操作のできる「パドルシフト」は、いまや軽自動車にも備わっているくらい珍しくない装備だ。1980年代後半にフェラーリがF1マシンに採用したことで認知度が高まったこともあり、スポーツ走行に効果的なアイテムといった印象が強い。

しかし、エコカーの代表といえるハイブリッドカーやEVにも、そんなパドルシフトを備えたクルマがある。果たして、どのような役割を担っているのだろうか。

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2021年12月にフルモデルチェンジしたプラグインハイブリッドカー「アウトランダーPHEV」にもパドルレバーが備わっている。その役割は回生ブレーキの効き具合をB0~B5までの6段階で調整することだ

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2021年12月最新版・今まで乗ってきたクルマ

四輪は合計15台・二輪は合計7台、あわせて22台の所有歴

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普段、自動車コラムの掲載でお世話になっているWEB CARトップさんに愛車遍歴というテーマで記事を書かせていただきました。



こうして振り返ると、20歳で最初のクルマを手に入れてから30余年、都合14台のクルマを経て、現在の所有車に行きついていたようです。拙ブログで愛車遍歴を整理したのは8年前のことでそのときは12台の所有歴でしたから、8年間で3台のクルマを入れ替えたというのは多いのか少ないのか。

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ホンダのハイブリッド専用車「インサイト」が初めてのマイナーチェンジで変わったこと

基本グレード「EX」の値段は据え置き。新設定グレード「EX PRIME STYLE」はトランクリッドスポイラーレスのさらなるオトナ仕様



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2020年5月29日、ホンダのハイブリッド専用車として歴史を刻んできた「インサイト(3代目)」が初のマイナーチェンジ。とはいえ、モード燃費もそのままなど公式発表ではメカニズム系の進化はなく、内外装のスタイリングについても基本的には変更なし。ブランディングにあわせて1.5Lハイブリッドシステムの名称を「i-MMD」から『e:HEV(イーエイチイーブイ)』に変えたのと、新グレード「EX PRIME STYLE」の設定がトピックスといったところでしょうか。


個人的な思いをいえば、初代、二代目とインサイトを所有してきた経験もあり、気になるクルマではありますし、それなりに端正な佇まいのセダンというのは年齢的にも刺さるのですが、いまさら2モーターハイブリッドを購入しようという気にならず、購入を検討するレベルまでも至らずというのが3代目インサイトへの印象だったりするのですが、それでも今回のマイナーチェンジで気になるのは新設定グレード「EX PRIME STYLE」専用色のシルバーミストグリーン・メタリック。初代インサイトのシトラスイエロー・メタリックを、3代目のもつオトナ感で再解釈したカラーという印象も受け、いかにもホンダのハイブリッド専用車としての矜持を感じさせる色だと思うのでした。

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#Honda #Insight 予想以上に新しいクルマの世界を拓いた

内燃機関、電動にかかわらず「気持ちのよいドライブフィーリング」は変わらないを実感
ホンダのハイブリッド専用車として三度市場に登場したインサイト。その新型モデルの試乗レポートでは「自然」、「普通」といったニュアンスの言葉が多く使われているだろうと思う。けっして褒めることがないから、そうした表現を使っているのではなく、大袈裟な演出なくドライバーの意思通りの走りを実現しているから、そうした表現を使わざるを得ない。どうしても特徴的な走りの表現ばかりが細分化して発展していった自動車ジャーナリズムにおいて、普遍的な価値を表現するボキャブラリーが不足しているからこその「自然」や「普通」の多用ということではないだろうか。
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言わずもがな、新型インサイトは市街地走行においては100%電気モーター駆動といっていい2モーターハイブリッドシステムを搭載している。もともと電動化パワートレインは内燃機関に対して、発進トルクや全般的なレスポンスにおいて有利であるし、そのためアクセルペダルの操作に対する出力のさせ方についてもセッティングの自由度が高い傾向にある。であれば、ドライバーが「自然」で「普通」に感じるような味つけにするのはお手の物というわけだが、新型インサイトの走りで注目すべきは、そのフィーリングが単純に「よくできたエンジン車のそれ」を再現したわけではないということ。

エンジン車のフィーリングを再現しようとすると、シフトショックであったり、エンジンノイズであったりを演出として入れたくなるが、そうした走りの雑味になる部分は極力排除している印象を受ける。あえて言うならば、非常によくできたエンジン車のグッドフィーリングの領域を拡大したのが、インサイトの運転感覚だ。一例をあげると、大排気量エンジンで直結ギアを選んでいるときに感じるシフトダウンせずにスーッとグッと加速していくフィーリングを、幅広い速度域において再現しているといったらいいだろうか。その意味ではエンジン車の価値観には近いが、良いフィーリングを常に感じていられるのが新型インサイトの走りだ。
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電動車両とエンジン車、それぞれの良いところを抽出することで、普遍的な価値をホンダのエンジニアは見つけたのではないか? バランスよく走りがセットアップされた新型インサイトに乗っていると、そうした思いにたどりついた。この走り味をホンダの味として展開していくことは、ホンダのブランディングになるだろうとさえ思う。

シビックと共通プラットフォームという先入観から、シビック(エンジン車)に対して、ハイブリッドらしい電動フィールを前面に押し出しているのでは、という思いはいい意味で裏切られた。新型インサイトは、ホンダ車が新しいステージに上がったことを示す一台なのかもしれない。
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若者のセダン離れに非ず、新型インサイトは20代にも人気!?

30代より20代に人気のあるホンダの新型インサイト
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先日、公道で試乗した新型インサイト(3代目・ZE4型)は非常に好印象だったのでありますが、その販売データを見ると興味深いのが年齢別の比率。画像ではハレを起こしていて見えづらいのですが、初期の購入ユーザーの年齢比において、もっとも60代で1/4以上というのはセダンユーザーとしては納得で50代と合わせると半分以上というのも予想通りなわけですが、比較的若いユーザーが少なくないというのが目に留まります。20~40代の合計で1/4程度というのも意外ですが、その内訳を見ると30代より20代のほうが若干多めとなっていて「若者はセダンが嫌い」みたいな話は、いまの30代世代に通じる話であって、世代がかわれば趣味もかわっているのかもしれない、と思ってみたり。もっとも、インサイトの初期ユーザーということは、クルマに対して350万円程度を支払えるカスタマーであって、それが20代において多数派とは思えませんから、世代論に落とし込むデータにはならないでしょうけれど。

あくまでも「350万円程度の予算で新車を購入できる20代にとって、インサイトは(30代世代よりも)魅力的に映っている可能性がある」ということが感じられるくらいに留めておくべきでしょうか。それにしても、この結果は微妙な差とはいえちょっとした発見。「そこそこ成功している若者はセダンを欲する」という仮説を立てて、機会を見て検証したいところ。メルセデスCクラスあたりの購入層などを調べて似たような結果が出てくると、世代の傾向として言えそうな気もしますが、いずれにして成功している20代に限った話にしかならないかもしれません(汗)

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新旧・3世代のインサイトを眺めているとカーライフでのコンプリートを目指したくなる

初代・2代目を所有したこともあるハイブリッド専用車「インサイト」が3代目として復活
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2018年12月に発表されたホンダの3代目インサイト、シビック系のプラットフォームに1.5リッターi-MMD(2モーターハイブリッド)を組み合わせた4ドアセダンとしての復活であります。そんな新型インサイトのメーカー主催試乗会が開催されたので、元インサイト(初代&2代目)オーナーとしては開催初日に突撃であります。

会場入り口に置かれた新型インサイトは2代目と初代(室内)モデルを従えて、その成長ぶりをアピール。初代ではインテークが開いているだけだったフロントグリルがどんどん立派になっているのは時代の要請かもしれませんが、それでも2代目と新型を並べて見ると、どこかインサイトとしての共通性があるように思えるのは気のせいでしょうか。

それにしても、初代インサイトの懐かしさといったありません。展示車両は5MTで、自分自身もMTのインサイトを所有していましたから、新型インサイトの試乗前に、初代インサイトの走行抵抗の少ないフィーリングを思い出してみたり。高速走行中にクラッチを切っても速度がほとんど落ちないと感じるほど走行抵抗の小さな特別なクルマでした……。
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さて、3代目インサイトのティザーが始まった頃、歴代インサイトのオーナーとして見ても購買欲はそそられないといったエントリを上げたこともありますが、実際に乗ってみるとハイブリッドとしての特別感はまったく感じられない別物に仕上がっているのを確認。初代は前述のように驚異的な低抵抗の走りでしたし、2代目は燃費性能のためにドライバビリティを犠牲にしたようなギクシャク感もあって、いずれもハイブリッドという特別なクルマであることを示していたように記憶するところですが、新型インサイトはそうした特別感(悪くいうと違和感)を完全に排除していて、良い意味で「普通のクルマとしてよくできている」と評価できると感じたわけです。

2代目インサイトの「安価なハイブリッドカー」というイメージを持っていると、300万円を超える価格は論外に高く感じるでしょうが、乗ってみると価格以上の価値ある走りを実現しているクルマだとも思うわけで、選択肢の外に置いてしまうのはもったいない出来映えとも思うところ。個人的にはプラグイン機能がないことで選択肢の外にしているのですが、バッテリーを小さめにしているから1370~1390kgという割合に軽めの車重に仕上がっている部分もあって、それが走りの良さにつながっているでしょうから、そのあたりを無視してプラグイン化を望むのは新型インサイトの成り立ちからするとナンセンスな思い込みなのかもしれません。

そう思えば、新型インサイトを手に入れて自分のカーライフにおいて歴代インサイトをコンプリートするというのも悪くないな、と思ってみたり。

唯一、気になったのはボディの中央(Bピラーの根本あたり)の剛性感が、ちょっと緩めでピッチングの原因になっているような印象がある点。もっとも、この部分は衝突安全性のためにあえて弱くしているそうですから、これまた気にしても致し方ないようであります(汗)

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