クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2012年10月

2サイクルオイル、598円でした!

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そろそろ残量が厳しくなってきたので、2サイクルオイルを買ってきました。一年以上ぶりの購入だったので、もはや簡単に入手できないのでは? と一瞬不安になりましたが、近所のホームセンターには各種揃っていて、一安心。

子どもじゃないので、いちおう純正品を、とはいえ最安グレードですが、購入。598円/Lという価格も意外にリーズナブルで、環境負荷は無視できませんが、まだまだしばらくは2サイクルのスクーターを動かしても大丈夫かな、と思った次第。

しかしながら、冷え込んできたせいかエンジン始動に手間取るようになり、乗る機会は減りそうでありますが(汗)

OHVエンジンのよさがわかる年齢になりました(苦笑)

年末に発表されるという新型コルベットのエンジン画像を見ていると、機械として欲しくなります。
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目立つスペックに評価軸が引っ張られていた頃は、OHVのV8エンジンと聞くだけで古臭い印象もありました。最新版にしても、OHVですし、気筒あたり2バルブであります。
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もっとも、ヘッド側をよく見るとマルチホールの直噴インジェクターが確認できるので、確実に進化しているわけで、古き良きのためにOHVを固持しているというわけではなさそう。

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理に適う部分があるからこそ、OHVが守られ、続いているのであろうと考えられます。それには、いろいろな理由があるでしょうが、個人的に大好きなエンジン透視図を眺めていて、腑に落ちた瞬間が訪れました。
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リフト量を確保するのに対してヘッド周りが小さくできるとか、そのためにエンジン幅が狭くできるとか、ありましょうが、なによりカムシャフトが一本で済む上に、クランクシャフト直上に置く設計なので低重心にも有利というレイアウトはOHVを守るに値するメリットだな、と。

このあたり、直列エンジンではカムシャフトの本数が変わりませんが、V型になると少なくとも2本を1本にできるわけですし。

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ところで、ヘッド周りをコンパクトにできるといえば、かつてスバルのボクサーエンジンも同じようにクランクシャフトの直下にカムシャフトを配したOHV構造でありました。

no title

高回転ニーズに対応するためにSOHC、DOHCへと進化してきたスバル・ボクサーエンジンではありますが、現代的な環境ユニットではハイレブ対応は求められていませんし、事実FA20DITの最高出力発生回転は5600rpm。またヘッドを小さくできれば、そのぶんシリンダー長さを確保できるので、新エンジンになって厳しくなっているラムダ比の改善につなげることができるかもしれません。

というわけで、エンジン幅の問題をクリアでき、エンジンの重心を下げることのできるOHVがふたたび世界的に脚光を浴びてもいいかもしれないと思ってみたり。

もっとも、ここで注目したOHVのメリットはV型、水平対向に限る話で、直列ではさほど違いが出てこないともいえるので、マルチシリンダーが減っているダウンサイジング・トレンドでは主流になる話ではないかもしれませんが……。


と、ここまでエントリを書いて、以前にも同じような話を書いたような気がしてきました。

精進します(汗)

AWDは"All-Weather Drive"の略でした(笑)

レクサスのテレビコマーシャル、らしいのですが。


それほど凝った映像とは感じませんが、AWD(All-Wheel Drive)を"All-Weather Drive"と表現している、ちょっとしたダジャレが刺さって、ニヤリとさせられた次第。

レクサスのAWD(四輪駆動)、あまりアピールしていない印象もありますが、このクラスに相応しいセンターデフと電子制御多板クラッチを使ったタイプで、基本は前後3:7のトルク配分、状況に応じて5:5まで比率を変化させるというシステム。FF系のスタンバイ式とはひと味ちがう印象のあるもので、気になる存在ではあります。
http://lexus.jp/brand/awd/awd.html


もっとも、この映像に出てくる程度の雪であれば二駆でもVSCが付いているので、問題なく走れないといけないとは思いますが……。

ミントカラーの着地したFR-S(86)に、その根っこにあるキャラを感じてみる

ラスベガスで明日からはじまるセマショーにて、トヨタ第三のブランドであるサイオンは「チューナーチャレンジ」を企画。異なる個性のサイオンFR-S(日本でいうトヨタ86)3台を並べるとのこと。

FR-S Tuner Challenge cars last night in advance of the Specialty Equipment Market Association (SEMA) show

で、事前に発表された画像を見て、気になったのがコチラ。

“Minty FReSh” by Chris Basselgia of Lebanon, Pa.
Chris_Basselgia_front


Chris_Basselgia_back


minty_FRS_spec

狙いどころは、FR-S(86)の汗くささといか漢臭を薄めて、違うクラスタにアピールしようということで、ボディカラーはミントグリーン、エアサスによってグランドタッチまで下げられているよう。

よく見れば、ワイパーやアンテナは外され、ボディのところどころがスムージングされているのが確認できます。ホイールサイズは19インチと控えめな印象もあり。タイヤサイズは225/35-19で、銘柄はファルケン453とのこと。

そのタイヤメーカーを知ってからボディを見ると、もしやファルケンカラーにインスパイアされたのでは? と思ってみたり(笑)

ちなみに、エンジンはイートンのルーツ式スーパーチャージャーによって過給されて、水冷インタークーラーによって吸気を冷却しているそうで、走りの面でもそれなりにパフォーマンスアップされているよう。

ファルケンカラーでスーパーチャージャーエンジンと捉えれば、結局はレーシングイメージで汗くさいベクトルへ向かっているのではないかと、感じる部分もあり。

FR-S(86)という素材を、たとえばセクレタリーカー方向でカスタマイズするのは意外に難しいのかな、と考えさせられる一台。ギンギンに走りを追求したストイックさはないと思いますが、かなりスポーティなキャラというのがFR-S(86)の本質なのでしょうか。

ベスト・イン・クラスしかわからないホンダの最新エンジン(苦笑)

世界最大級のエンジンマニュファクチャラーであるホンダが最新エンジンを発表……といっても、いわゆる汎用エンジンであります。

しかしながら、ニュースリリースにはベスト・イン・クラスという言葉が何度もでてくるだけで、その理由は明記されておらず。『軽くて、冷却が改良されていて、革新的な設計』になっているといわれても、それだけでは残念ながら萌えることができません(苦笑)

それにしても、このエンジンは、北米市場において汎用エンジンに求められる排ガス浄化性能を、触媒を使うことなく満たしているといいますから、その点からも気になる存在。現代のCVCCと言うと誤解を招くかもしれませんが、どんな燃焼コントロールで触媒を不要にしているのでしょうか(そもそも排ガス基準が甘いのでしょうが)。

Honda_GCV160_engine



Honda Engines today debuted its all-newBest-In-Class series of general purpose engines at the GIE + EXPO 2012 trade show. Starting with the GCV160 engine, Honda will introduce new Best-In-Class models on a rolling basis. These new engines, with all new class-leading features, are uniquely designed to provide Honda's legendary smooth and reliable power to a variety of residential and commercial products.

Honda eventually will offer a Best-In-Class model within each of its engine series (GC, GS, GX), providing a new, more flexible engine variant to meet the individual needs of power product manufacturers. Regardless of engine series, each Best-In-Class engine model will feature lower weight, improved cooling, innovative design enhancements, more flexibility in use, and the possibility of future personalization by end users.

ビートやコペンの復活計画を目にしますが。

motorshow_1209014


front_outlet

ダイハツがコペンを、ホンダがビートを、それぞれ後継モデルを2014年あたりに復活させるという観測報道が出ておりますが、はたして2つのモデルが存在できるだけのパイはあるのか、ちと疑問。

たしかに、カテゴリとしてはライバルが存在していたほうが盛り上がるので、市場が拡がる可能性はあります。ですが、かつて耳にした話をもとにすれば、ビートの開発時に見込んだ総生産台数(累計での市場規模)は、まさしくビートとカプチーノを足し算した台数+αだったはず。

つまり、ライバルの存在は、市場を拡大するよりも、単独で考えて市場調査した目標台数に届かない可能性もあるというわけ。逆に言うと、たとえば軽自動車の2シーター・オープンとして4~5年間に見込まれる市場規模の半分を売れば、もろもろがペイできるような開発予算であったり、生産コストであったりを元にすれば、複数のモデルが存在できるともいえます。

失敗というほどではないにせよ、過去の経験を無駄にはしないでしょうが、そのあたりの事情がちょっと気になるニュースでありました。

ちなみに、個人的にはざっくり5万台(1万台/年)が、この手のジャンルの市場規模じゃないかと思いますが、あくまで感覚的な想像です、あしからず。


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