クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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FCV

オーバークオリティゆえコストダウンの余地ありな燃料電池車CR-V e:FCEV

CR-V e:FCEVを見た・乗った・聞いた…800万円超の価格も納得の贅沢すぎる中身に驚愕

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クルマ好きの中でもあまり話題になっていないかもしれません、2024年ホンダは新しい燃料電池車「CR-V e:FCEV」のリース販売を開始しております。すでに静的確認をする機会は得ており『モーターファン別冊最新EVのすべて』という紙媒体に寄稿していたのですが、ようやく公道試乗することができたのでした。そんなわけで、以下のように試乗コラムが公開されております。

 

手短にまとめると「量産ボディを使った派生型で、外部充電機能を有することで短距離はEVとして運用可能な燃料電池車」というのがCR-V e:FCEVのプロフィール。試乗した第一印象は「燃料電池車特有の吸気コンプレッサーの音がほとんど気にならないレベルまで抑え込まれていて、EV並みの静かさを実現している」というものでした。燃料電池車は電動車両なので静かなのは当たり前と思うかもしれませんが、空気を吸って水素と反応させるという燃料電池の仕組みから、純粋にバッテリーから電力を引き出して利用するだけのEVよりはノイズ要素が多く、EV並みに静かな燃料電池車というのはけっこう驚きの事実だったりするわけです、個人的には。

なにしろ、20年前にホンダが作った燃料電池車は、むしろノイズがドライビングの刺激になるくらい騒々しいキャビンでしたので(汗)


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トヨタWoven CityにはENEOSによるグリーン水素が供給される!

グリーン水素とは水電解装置にて再生可能エネルギー由来で作られた水素のこと

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日本では経済産業省が中心となって進めている印象もある「水素社会」。一見すると化石燃料を水素に置き換えるエネルギー政策を想像してしまう部分もあります。当面はそうした部分もあるでしょうが、将来的な方向としては再生可能エネルギー(風力・太陽光など)により発電した電気を水素のカタチにして保存・活用する社会という風に捉えるべきでしょう。ガソリン改質で水素を生み出してもカーボンニュートラル的には意味がありませんから。

そんな再生可能エネルギーで生み出す水素のことを「グリーン水素」と名付けているのが日本の産業界であります。水素生成の段階からカーボンニュートラルという意味合いと捉えることもできますし、具体的には再生可能エネルギー電力を利用した水電解によって生み出された水素のことを指す言葉と理解しておけば大筋では問題ないという感じでしょうか。



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充填済み水素タンクモジュールを交換するというトヨタの提案

水素インフラを整備するのは難しい? 大型輸送車両に向けたトヨタの新提案は水素貯蔵モジュールごと交換してしまうというアイデア

  

2022年3月16日から18日まで東京ビッグサイトでFC EXPOが開催されるのに合わせて、様々な発表がなされていますが、トヨタが水素貯蔵モジュールというアイデアを発表しております。

ユニットの構造自体はMIRAIなど量産FCV(燃料電池車)で培った樹脂製タンクをベースに、水素センサーや自動遮断弁などの安全装置をインテグレートしたというもので、水素インフラを整備しきれないエリアにおいて簡易的なオフサイト水素ステーション的に使うことを想定しているというもの。

さらに動画にあるように大型輸送車両に交換型タンクのごとく利用するというアイデアもある模様。動画のように大型トラクターであれば水素ステーションで充填できるわけですが、船舶や鉄道車両であれば充填済み水素モジュールを交換するタイプの運用というのは「アリ中のアリ」といえるソリューションになるのでは?


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デビュー当初は奪い合い状態だった初代MIRAIも中古価格暴落?

燃料電池車のリセールはどうなっている? 初代MIRAIは順調すぎる右肩下がりだが……

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先日もエントリをあげていますが、ヒョンデ・ネッソに試乗することができました。クルマ自体は非常に好印象だったことは、拙ブログほかWEBメディア向けの試乗レポートでも触れたいるのですが、実際に購入するとなると、個人ユースで気になるのはリセールバリューでしょうか。

じつはネッソに試乗したのはインポーター主催のメディア向け試乗会ということで、そのあたりの事情についてヒョンデ モビリティ ジャパンのスタッフと意見交換をする機会もあったのですが、FCEVのリセールについては読み切れないというのが、自動車業界に長いスタッフの正直な印象という話でありました。実際、日本で中古車市場で流通している燃料電池車はトヨタMIRAIしかないのが現実で、それをもってリセールバリューを云々するには情報不足というのも、また現実であります。



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HYUNDAI(ヒョンデ)の乗用車が日本市場に再上陸。燃料電池車の本気販売に大注目

2009年撤退からの再挑戦。ヒュンダイあらためヒュンデ。日本ではZEV専業ブランドとして生まれ変わった




現代自動車あらためヒョンデが日本に再上陸することを発表しております。

これまでも観光バス「ユニバース」を販売していましたから、日本法人は存在していたのですが、2009年に撤退した乗用車部門での再チャレンジというわけです。

2022年1月1日に、日本法人の社名を「現代自動車ジャパン」から「ヒョンデ モビリティ ジャパン」に変更しておりましたし、電気自動車「IONIQ5(アイオニックファイブ)」や燃料電池車「NEXO(ネッソ)」のテスト車が日本の路上で確認されていましたから、再上陸は時間の問題と見られていました。

そして新生ヒョンデは、そのIONIQ5とNEXOというZEV(ゼロエミッションビークル)専業ブランドとして日本市場への再上陸をすると正式発表に至ったのでした。続きを読む

CO2フリー水素はオーストラリアから輸入する計画。褐炭とCCSの組み合わせが前提条件

2030年の日本全体での水素需要は30万トン、中部エリアでは11万トンの需要があると予想される

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クルマの電動化の時代。トヨタ自動車は全方位的に電動車両にリソースを割きつつ、なかでも燃料電池車に注力している印象もあるわけですが、そんなトヨタが会員の一社である「中部圏水素利用協議会」において、『中部圏における2030年に向けた水素大規模利用の可能性検討結果と今後の取り組み』という検討結果が出たということで、レポートが公表されておりました。

 

2030年というのは、経済産業省が目指す水素社会において、水素の大規模商用利用の開始年として位置付けられている年で、国内での需要は年間30万トンと想定しているというのが前提条件。その中で、中部圏において11万トンの需要が見込まれるというのが、このレポートの大筋であります。



経済産業省の想定している水素というのは「低コスト」かつ「カーボンニュートラル」であることが重要な条件。そして、その低コストな水素は安価な再生可能エネルギー発電によるものと、海外からの輸入を想定しているのでありました。

では、どのようにして水素を輸入するのかといえば……。続きを読む
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