クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2015年04月

ゴールデンウィークのお暇つぶしにS660の本、いかがですか

車両の発売から一ヶ月。4月30日に、こちらのS660&ビートを網羅したムック本が発売されました。


Honda S660&BEAT Complete (NEKO MOOK)


2011年のコンセプトカー「EV-STER」からはじまり「S660」に至るまでの流れ、そして開発エンジニア各氏へのインタビューなどなど、ざっと2万文字近い原稿を書き下ろし(24ページ分)させていただいたのでした。

若干26歳という開発リーダーが、その年齢からも話題を集めたS660ですが、いやはや実際にお話を伺うと、その胆力と人間力に、リーダーというポジションが相応しいことを確認させられたであり、その思いを込めた原稿も寄稿しております。

S660_mukumoto

それにしても、おかげ様で四半世紀ほどこの手の仕事でキャリアを積ませていただき、いくつもの媒体からオーダーをいただいたおかげで、結果的にビートのLPLインタビュー、ビートの生産工場取材、S660のLPLインタビュー、S660の生産工場取材をすることができたのは、なんとも貴重な経験であったと実感、そして感謝感謝なのでした。

【追記】上記のS660&BEAT本では過去に執筆したビートの開発者インタビュー記事も再録されておりました。


ちなみに、「S660のすべて」では、工場レポートとS500~800&ビートヒストリーとS660との関連性について書かせていただいております。こちらはKindle版も用意されております。どちらも、よろしくお願い申し上げる次第であります(汗)




精進します。










減っていく、給油インフラ……

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いまや、ガソリンスタンドが廃墟状態となっているシーンも珍しくなくなりました。

一時は、コインパーキングや中古車店として、居抜きで利用されているケースも少なくありませんでしたが、もはや活用されることもない様子。

ガソリンスタンドが廃業する理由は、設備の老朽化(法規的な耐用年数を含め)もありましょうが、結局のところはコストをかけて改修しても、回収が期待できないのが減っていく理由でありましょう。

資本主義ですから、儲かると期待できれば、こうして放置状態になることはないわけで。







考えてみれば、クルマの燃費がよくなれば、ガソリンスタンドというのは売上が減少するというビジネスであって、いまのトレンドは逆風であります。かといって、ほかのインフラビジネスのように地域独占もできず、競争にさらされるとあっては、撤退するのは致し方なし。

だから、電気自動車が有利と短絡的に言うことはありませんが、それでも車両所有者・使用者が、それなりにインフラ維持がしやすい普通充電での運用が、隠れたトレンドになっていきそうだと、あらためて思う今日この頃でもありました。

それは、日本だけでなくグローバルな話として。


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精進します。

※画像はイメージです(汗)











三菱のハイブリッドはトヨタと「まったく違う」という指摘

三菱自動車の新PHEVはシリーズ・パラレル型 というエントリにおいて記した以下の一文について『ぜんぜん違う』というコメントをいただきました。

 従来のアウトランダーから、ほぼTHSという内容ではありましたが(汗)

ご指摘の通り、異なる機構であって、まるで同じメカニズムを採用しているように思われたとしたら、誤解を招く表現だったことをお詫び申し上げます。






なお、三菱のハイブリッドシステムがトヨタとほぼ同じとしたのは、最初からシリーズ・パラレルとして使えるようになっているという点を指してのこと。アウトランダーPHEVでは高速領域での使い分けとしていますが、エンジンパワーやギア比などによっては、そうしたエリアが移動することもあるだろうとイメージしたのでありました。

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精進します。










ダイハツがカメラとレーザー併用プリクラッシュセーフティを採用で思うこと

S660の登場で、軽自動車のオープン2シーターにもライバルが並び立つ状況になっております。もっとも、リトラクタブルハードトップのダイハツ・コペンと、タルガトップ(幌取り外し型)のホンダS660ではオープン具合も異なりますし、走りへのプライオリティでも異なるキャラクター。

とはいえ、走りの純度を高めているイメージの強いS660には低速型とはいえ、プリクラッシュブレーキが備わるのに対して、コペンには設定がないというのは、ちょっと残念というか、むしろコペンには追従クルーズコントロールも視野に入れるくらいでのプリクラッシュセーフティ機構を期待したいところ(差別化という点でも)。

などと思うのは、この5月にダイハツがムーヴ、タントという売れ筋モデルに赤外線レーザーとカメラを併用した新しいプリクラッシュセーフティ「スマートアシストII」を採用するから、なのです。







もっとも「スマートアシストII」はカメラを採用したことで、歩行者検知や車線逸脱警報をプラスしたものの、追従クルーズコントロールは可能にしていないよう。

果たして、今回のハードウェアで追従クルーズコントロールが可能かどうかは不明ですが、いずれにしてもコペンには「スマートアシストII」の搭載がS660をキャッチアップするのにおいて急務だろうと思う次第。

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夢みたいな話をすれば、コペンのイメージからすると、ミリ波レーダーを使って、ワンランク上の機能を実現した「スマートアシストIII(仮称)」を期待したいところですが、現実問題としてコペンの売上や市場サイズで、そこまでの投資をするのは現実的ではないでしょうから……。


第二のコペンは、現代のフェローバギー : クルマのミライ~ 山本晋也のブログ



精進します。











本気で走るなら助手席は空席で、というボクスタースパイダーのイメージムービー

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ポルシェ・ボクスターのスパルタン版といえるビキニトップの「スパイダー」のイメージムービー。



冒頭で「バイバイ、クルージングモード」とあるように、とにかく走ることを最優先といった雰囲気のムービーですが、その途中にあえて空いている助手席をクローズアップしている点に注目でしょう。


ボクスター元来のキャラクターからすると、カップルズカーといった面も色濃いはずですが、スパイダーに関してはナビシートのパッセンジャーは「ノイズになる」と言わんばかりの演出。






走りの純度を高めたモデルを味わうならば、それに見合った心持ちが重要というわけですが、それを実現するためには、移動のためのクルマも持っている必要があるでしょう。ともかくボクスタースパイダーというのは贅沢なクルマだと感じさせるムービーでありました。

こうしたムービーを見てしまうと、たとえばホンダS660あたりも、同じような気持ちで接すべきオープン2シーターといえそうで、その視点だけでいえば、実用性を考えることのナンセンスさを実感するわけで。

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果たして、そこまで純度を高めた贅沢品として見るべきかどうかは議論のわかれるところでしょうが……。


精進します。










 

ステップワゴンのダウンサイジングターボのライバルは2.0リッターPIエンジン

フルモデルチェンジしたホンダ・ステップワゴン。いろいろな選択肢があるであろうパワートレインは、新開発の1.5リッター直噴ターボ 一本という思い切った設定になっていたのでした。

いわゆるダウンサイジング過給エンジンであり、そのイメージとしてはハイブリッドやクリーンディーゼルに対抗できるハードウェアといったアピールをしているかもしれませんが、さにあらず。

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現実的にスペック(出力、燃費)や価格から考えてみると、2.0リッター自然吸気ガソリンエンジンのダウンサイジングであって、自動車税でワンランク下がっているというメリットは見逃せないものの、それが最大のアドバンテージであって、ハイブリッドと比較するべきものではないのでありましょう。

ということは、この先にハイブリッドのライバル車対抗として、ホンダ「スポーツハイブリッド」の何らかを搭載する可能性はあるのかどうか。

1.5リッター+DCT+ワンモーターハイブリッドについては6人乗りのジェイドでも余裕のない印象ですので、8人乗りも用意するステップワゴンには厳しそう。

であれば、アコードに使っている2モーターハイブリッド「i-MMD」のコストダウン版をステップワゴンで展開して、それなりの量産効果を期待したいところですが、どうなりますでしょうか。


精進します。












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