中国の仏教
中国の仏教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 23:15 UTC 版)
緊那羅は少林寺でコンフー信仰として祀られる主神であり、少林寺には緊那羅王を供える場所がある。『河南府志』によると、元代、少林寺には、とある炊事場の雑務を務める行者があり、彼は髪の毛剃らず、裸背、裸足で手にいつも焚付用の棒を持っていた。紅巾軍が少林寺を討った時、彼は突然数十丈に伸び、自分を「緊那羅王」と名乗った。紅巾軍は、これを見て慌てて逃げ出した。その後、この行者も成仏した。少林寺の僧侶達はこれでようやくこの行者は緊那羅王の化身と分かり、彼の塑像を作り、緊那羅殿を増築した。彼は寺の護法伽藍菩薩となっている。 行者:中国の漢伝仏教の修行者、髪の毛剃らないくても大丈夫。一般人は僧侶になりたいなら、先ず「行者」となり、寺で労役を務める。認められるから僧侶になれる。
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