何度言われてもメモをとらずミスを繰り返す部下の心理について考えた
何度言われてもメモをとらずミスを繰り返す部下の心理について考えた
メモをとること
それは、仕事の基本とも言える。
誰もが当たり前のことだと思っている。
だからこそ、仕事でのコミュニケーションの中では、手帳であれ、PCであれ、スマホであれ、相手が何かしらのメモをとることで安心感を覚える。
逆に、何のメモをとっていないことに対しては、大きな不安を感じるだろう。
まして、それによって相手がミスをしようものなら、信頼は失墜するだろう。
まさに、僕のチームでも周囲から何度言われてもメモをとることをせず、しかもミスを繰り返し、周囲をいら立たせている部下がいる。
そのような状況に対して思ったことは、上司である僕がさらに追い打ちのごとく「メモをとるように!」といったところで、根本的な解決策にはならなそうだということだ。
僕の場合は、あえてメモをとることをしない部下の立場に思いっきり寄り添って考えてみて、自分がいくらメモをとれと言われても、とることができない状況を想像してみた。
そして、状況としては2つくらいの理由が考えられると感じた。
- 全くやる気がない
- 言われていることが全く分からない
これまで長年所属していた部署から今回、畑違いの部署にきたまぁまぁ年配の本人の様子を見ていると、恐らく後者のような気がした。
僕自身だとしても、いきなりプログラミング言語の話や医学の話をされたら、面食らって、まず何からメモをしていいのかすらわからないだろう。
それに近い感覚なのではないか。と予想した。
そうした時に、必要なアクションとしては、まずは周囲のメンバーも、指示内容をかみ砕くことや前提説明をしっかり行うという努力も必要だと感じた。