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安倍晋三元首相銃撃

2022年7月8日、演説中の安倍元首相が銃撃され、死亡しました。その後の「国葬」にも疑念が…。

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首相は説明尽くしたか 政治部長・中田卓二

安倍晋三元首相の国葬会場で黙とうする参列者ら=東京都千代田区の日本武道館で2022年9月27日午後2時17分、宮武祐希撮影
安倍晋三元首相の国葬会場で黙とうする参列者ら=東京都千代田区の日本武道館で2022年9月27日午後2時17分、宮武祐希撮影

 世論の賛否が分かれたまま安倍晋三元首相の国葬を実施した岸田文雄首相は、政治的に大きな痛手を負った。首相が繰り返した「丁寧な説明」は国民にほとんど響かず、指導者として難局を打開する力量に疑問符がついたからだ。

 国葬への反対論は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と安倍氏の関係が明らかになるにつれて増加した。首相が国葬を表明したのは7月14日。その3日前に、旧統一教会は友好団体の主催行事に安倍氏がメッセージを寄せたことを記者会見で認めていた。

 国葬を検討し決断する過程で、旧統一教会の問題はどれほどの比重を占めたのか。首相はまずそれを説明する必要があった。

 内閣改造・自民党役員人事や同党所属議員の「点検」を経ても、岸田政権は旧統一教会問題をリセットできていない。今後、教団側との関係を絶てば過去は不問という首相の姿勢をみる限り、首相やその周辺に危機感は薄かったのだろう。

 早々と国葬を閣議決定し、後戻りできなくなった首相は、…

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