明治の皆既日食記録、米大で発見 不明だった市民の観測分も
毎日新聞
2021/3/30 16:48(最終更新 4/2 10:52)
有料記事
1126文字
1887(明治20)年8月19日に北関東から福島、新潟県にかけて観測できた皆既日食のスケッチなどの観測記録が、米エール大に保管されていた。その中には、市民に観測を呼びかけた当時の内務省が回収したものの、その後行方不明とされていた記録も含まれていた。川崎天文同好会(川崎市)副運営委員長の福島薫さん(73)が発見し、3月17日に日本天文学会春季年会で発表した。
この皆既日食では、米アマースト大のデビッド・P・トッド教授を隊長とする米国の遠征チームが、小峰城跡(福島県白河市)で大規模な観測態勢を敷くなど、国内では初めて近代的な科学観測がされた。日本の大学や内務省地理局(国土地理院の前身)も各地に観測隊を派遣したほか、文部省や内務省が一般市民に観測してスケッチすることなどを呼びかけた。
この記事は有料記事です。
残り782文字(全文1126文字)
あわせて読みたい
' +
'
' +
'' + csvData[i][2] + '
' + '' +
'' + listDate + '' +
'
' +
'