定員割れ神戸・楠高 重度脳性まひ男性が2年連続不合格
毎日新聞
2019/3/20 08:41(最終更新 3/20 16:00)
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説明なく、両親「悔しい」
公立高校入試の合格発表が19日あった。昨年、夜間定時制の神戸市立楠高校(兵庫区)を受験者数が定員を割り込みながら不合格となった重度脳性まひの男性(16)が今年も同校を再受験したが、2年連続で定員内不合格となった。
男性は全面介助と医療的ケアが必要。昨年入試前に、高校でも看護師配置を求めた男性側に対し、神戸市教委は「合格した段階で検討する」としたが、定員割れした1次、再募集された2次試験とも、点数を取りながら不合格となった。
男性は1年間、楠高に設置されている識字教室などで受験勉強に励み「この学校の雰囲気が好き」と今年も同校を志望。定員80人に対し、39人が受験した12日の入試で、昨年と同様に代読・代筆者や試験時間延長などの配慮を受け、他の受験生と同じ問題に挑んだ。
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