北方領土

先祖の墓を元の姿に 特別墓参の択捉2世

倒れてしまった先祖の墓石を元の状態に据え直すため、メジャーで実測する井桁正美さん=北方領土・択捉島の紗那墓地で2017年9月23日、梅田啓祐撮影
倒れてしまった先祖の墓石を元の状態に据え直すため、メジャーで実測する井桁正美さん=北方領土・択捉島の紗那墓地で2017年9月23日、梅田啓祐撮影

 戦後72年、ロシアの実効支配下に置かれる北方領土。長い歳月で先祖の墓が倒れたり、土に埋もれたりしているものも多い。択捉島2世の井桁(いげた)正美さん(57)=東京都中野区=は23~24日にあった航空機を使った「特別墓参」に参加。短時間の墓参の合間をみて土に埋もれている先祖の墓石を計測し、元の状態に据え直す方法を探った。

 墓は、井桁さんの曽祖父の柏谷家のもので、択捉島の紗那墓地にある。墓石は斜めに埋もれており、かなりの重量のため、微動だにしない。土台部分は、やや離れた斜面上にある。墓地は市街地より一段高い斜面にあり、何らかの理由で倒れて斜面を転がり落ち、歳月と共に埋もれてしまったらしい。

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