枇杷(びわ) / 立葵(たちあおい) / 蛍
2019/06/15 Sat
(やまのてせん あんなところにびわたわわ)
立葵きみのやうだと言ひしこと /むく
(たちあおい きみのようだといいしこと)
アジサイ (2019.6.11 観音崎公園:神奈川県横須賀市)
ガクアジサイ (2019.6.11 観音崎公園:神奈川県横須賀市)
戦没船員慰霊碑 (2019.6.11 観音崎公園:神奈川県横須賀市)
昨日からまた山中湖に。
気温25℃の御殿場から篭坂峠を越えて山中湖に着くと、外気は19℃。
午後2時前だったが、涼し過ぎるほど。
横須賀と8℃ぐらいは違うのではないかと思う。
村のある家の庭にサンショウバラが咲いていた。
自生のサンショウバラに見ごろの頃に遇いたいと毎年思いながら、なかなかタイミングが合わない。
富士山麓で自生している場所は一ヶ所しか知らない。
いずれ…。
きょうは山梨県の南部方面にほたる狩りに行く予定だったが、雨のため明日に順延。
源氏蛍で、「狂いそうなほどの乱舞」だと云う。
行きずりでの激写はむずかしそうだが、見られれば良い。
タチアオイのようだと言ったときの君の反応、ちょっと時間がかかったね。
じゃんけんで負けて蛍に生まれたの /池田澄子
どんな星の下に生まれるかは、蛍も人も自分では選べない。自分を蛍のようだと卑下しないまでも、胸に手を当てて考えてみると、じゃんけんで負けてこの世に生まれたという思いは、確かに私にもある。あの時、あっちの甘い水のほうに誘われて行けばよかったという悔いも一つや二つではない。蛍の句と言えばまっ先にこの句が思い浮かぶ。四十代になってから俳句を始められたという池田澄子さんは、この一句によって一躍知られるようになった。蛍も捨てたものではない。(むく)
(2019年6月15日 横須賀にて) ご訪問ありがとうございました。
テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
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