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朝、近くの都立亀戸中央公園を散歩した。

ここはサザンカの名所として有名になっていて、よく手入れされていて種類も多く、見ごたえがある。種類ごとに名札がつけられている。花の見頃の時期には毎年鑑賞会も開かれていて、愛好家が集まってなかなか熱いスポットになる。

本数が多く、存在感があるのはソメイヨシノ、クロマツ、アカマツ、ケヤキ、クスノキなど。この公園ができたころから近くに住んでいるが、その40数年でどれも立派な大木になった。

今日ははぼ隅から隅まで、写真を撮りながら木の名前をチェックしてみた。

エンジュ、トウカエデ、アオギリ、トチノキ、ユリノキ、メタセコイヤ、イチョウ、ハンノキ、ムクノキ、ミズキ、ヤマモモ、モッコク、マテバシイ、ハリエンジュ、トウネズミモチ、イヌマキ、タブノキ、オリーブ、モチノキ、サルスベリ、コブシ、ボケ、ヤマボウシ、アメリカスズカケ、ムクゲ、ハクウンボク、シラカシ、エノキ、サンゴジュ、サワラ、キンモクセイ、、、まだ漏れがあるかもしれないが、名札がついている木だけでも30数種類になった。

11月頃訪れると見事なコウテイ(皇帝)ダリアも見られる。

ナラ枯れというのが全国的に問題になっているが、ここも被害をうけているのか、それとも予防なのか。公園の一角のナラ、シイ、カシ類など数十本の木に「ナラ枯れ病対策」として、カシノナガキクイムシの侵入を防ぐネットが巻かれている。

今日の収穫はマテバシイのどんぐり12個とスズカケの実1個。楽しい2時間があっという間に過ぎた。


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2025.01.23


北十間川と旧中川の合流するところにナンキンハゼが生えている。植えたものではなく、おそらく自然に実生で生えたものだろう。この地に越してきてかれこれ40年になるが、当時から生えていて、秋になると紫色がかった紅葉が美しく、何という木だろうと思って名前を調べた記憶がある。

ナンキンハゼ(南京櫨・南京黄櫨)はトウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木。中国原産で街路樹や公園樹に利用されている。別名トウハゼ。和名ナンキンハゼは「中国のハゼノキ」の意。ハゼは紅葉が埴輪の色に似ているので埴輪を作る工人である土師(はにし)が転訛したもので、ハゼノキ同様に種子から蝋の原料を採ったことに由来するとウイキペディアにある。

所要で上京。樹の下を通りがかって見上げると、いくつか白い実が枝先に付いているのに目が止まった。黄色い尾状の花や青い実は記憶にあるが、このような実を見たのが初めてだと思ってスマホで写真を撮った。ピントが合わずうまく撮れなかったが。


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2025.01.22


古い友だちが遊びに来てくれた。寒い季節なら大寒が上等じゃないかと日にちを設定したが、温かい大寒で拍子抜けの2日間だった。

元同僚で、悪戦苦闘した当時を振り返ったりするも、何故かどれもいい思い出として蘇るのが不思議だ。それだけ時間が経ったのか。

足繁く通っては憂さを晴らしたり作戦会議をしたりした池袋東口にあった東明大飯店は数年前に閉店したとか。北池袋の長寿庵はまた違った雰囲気のお店になって繁盛しているらしい。

お持たせの信州蕎麦焼酎は良い香りでマイルドな口当たり。私はお湯割りにするのがもったいなく、生のまま飲んだのが失敗のもと。ひどい二日酔いで翌日のホストもまともにつとまらない始末。

それぞれが仕事はリタイヤーしたが、好きなことに邁進中という感じで、素敵な老後だ。餅つきと自然薯掘りを楽しんだ楽しい2日間だった。


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2025.01.22


気温プラス2.6℃、拍子抜けの温かい大寒の朝だ。

今日は友人が泊まりに来る。この時期に来るならと、わざと大寒を選んで日にちを設定したのに、、、でも、寒いのは辛いので、良かった。


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2025.01.20


夏の間、生命力の権化のように勢いよく匍匐茎を広げて辺り一面を覆い尽くしていたチジミザサ。今は干からびた残渣となって寒々とした冬枯れの庭で風に震えている。

長い間、名前もわからず(調べようともせず)、引き抜くとパリパリと音がする(感じがする)ので「パリパリ」と呼んでいた草。

匍匐茎と種のハイブリッドで繁殖する強害雑草。冬の間、枯れた残渣をパリパリと引き抜いて片付けたつもりでいても、根はしっかり生きている。種はいわゆるひっつき虫で、わが家の猫もよくこれを引っ付けてくる。

イネ科チジミザサ属の多年草。この庭ではこれからもずーっとこいつとのバトルが繰り広げられていくのだと思う。


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2025.01.17


今日は9時から9時から正午まで市内一斉野焼き。野のあちらこちらから煙が上がった。ついでに言うと今日以外の野焼きは禁止である。

「農業における野焼きは、大気や土壌の環境を悪化させ、健康、経済や生物多様性に害をもたらす慣習として認識されており、各国において禁止が進む動向にある」(ウイキペディア)と、農業者に厳しい環境になってきている。

私は果樹等の剪定枝は野積みして堆肥化するようにしている。野焼きはどうしても燃やさなければならない強害雑草の残渣などに限定し、最小限にする努力はしている。

ごみ全般の野外焼却も野焼きと呼ばれるが、これは違法行為であり論外であるが、農林業における野焼きについて、その主な問題点としてウイキペディアは次の点をあげている。

◯野焼きは低温燃焼のため、不完全燃焼となり煤煙を大量に発生させる。この煤煙はベンゾピレンなど発癌性の多環芳香族炭化水素を含んだ粒子状物質(PM2.5など)や、揮発性有機化合物、硫黄酸化物、窒素酸化物、アンモニア、一酸化炭素などの汚染物質を含む。

◯植物残渣の低温燃焼においてもダイオキシン類が発生し、煤煙から大気を汚染し、焼却灰から土壌を汚染する。

◯野焼きはPM2.5などの汚染物質を大量に排出するため、慢性心不全などの循環器疾患や呼吸器疾患、癌、子供の早死、アルツハイマー病やパーキンソン病、認知症のリスクを高めることが懸念されている。

◯野焼きの煙は特に喘息や慢性閉塞性肺疾患 (COPD) を増悪させる。

◯新型コロナウイルス感染症のパンデミックに際しては、野焼きによるリスク増大が懸念され、いくつかの地域で野焼きが禁止された(#アメリカ合衆国、#カナダの例を参照)。PM2.5などの大気汚染は統計的に新型コロナの死亡率を高めると考えられており、実験によっても罹患リスク、重症度を高めることが示されている。また、煙害によって感染症対策の換気が困難になり、感染拡大につながることが懸念されている。

◯本来、植物残渣などの有機物は施用・堆肥化によって土壌有機物(腐植)となり、土壌の理化学性・生物性ひいては地力を維持・増進する役割がある。この機会が野焼きによって失われ、また表土も焼かれることで、必要な施肥量の増大や、土壌侵食、収量低下などを引き起こし、経済的損失や生物多様性の低下を招く。

◯地球温暖化の観点からは雪氷圏の温暖化に影響が大きいブラックカーボンの排出源として最大の分野であると考えられている。

◯温室効果ガス排出の観点では、二酸化炭素についてはカーボンニュートラルと捉えることができ、メタンや一酸化二窒素についても全体への寄与は目立たないが、土壌微生物に影響を与え土壌の温室効果ガス排出を増加させる。

野焼きは古くから農業に欠かせないものとして行われてきた農作業である。しかし、昨今の環境問題や研究等に鑑みると、、、早晩、全面禁止へポリシーの転換が図られるかも知れない。

と書きながら、毎年家の田の畦を丁寧に野焼きし、丹精込めて美味しいお米を作ってくれているHさんの顔を思い浮かべた。


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2025.01.13


ムクゲが枯れて、枯れた株元にキノコが生えている。

この庭には赤、赤紫、白、桃色など合わせて15本のムクゲがある。(あった。)20年ほど前に挿し木で増やしたものだ。この株を含め3株がこの2年で枯れてしまった。ムクゲの寿命は20年から40年だそうで、寿命が来てしまったのだろうか。

ムクゲはさて置きキノコだ。生えてから少し日が経っているようで、半乾きの干し椎茸のようだ。Googleレンズで検索するとミドリスギタケ(毒)、チャツムタケ、エノキダケなどたくさんの候補が出てきて絞れない。笠の色や大きさ、ひだや柄の形状をつぶさに観察するも同定できず。あれこれ悩んで1時間。完全に沼だ。結論、不明。キノコは難しい。

毛頭食べるつもりなどないが、名前を知りたいという願望はある。母の遠い親戚に今関六也という菌類学者がいて、研究のために毒キノコを食べて何度か死にかけたという話を母から聞いたことがある。知りたいという願望は危ない。程々に、、、しかしそれが難しい、、、


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2025.01.12


庭のベニシダレザクラにオオミノガの蓑虫がぶら下がっているのを発見した。小型のチャミノガの蓑虫はたくさんいるが、オオミノガは長さが45ミリくらいある大型の蓑虫で、この庭では久しぶりに見た。

ウィキペディアを読むと、なかなかすごい生命のドラマがあるので、少し長くなるが以下に要約して掲載すことにする。

オオミノガは、チョウ目ミノガ科。ヤマトミノガともいう。日本産で最も大きなミノムシ。

成虫が「ガ」の形になるのは雄に限られる。雄は口が退化しており、花の蜜などを吸うことはできない。雄の体長は30〜40mm。

雌は無翅、無脚であり、形は小さい頭に、小さな胸と体の大半以上を腹部が占める形になる(また、雄同様口が退化する)。したがって「ガ」にはならず、蓑内部の蛹の殻の中に留まる(性的二形)。

雄は雌のフェロモンに引かれて夕方頃飛行し、蓑内の雌と交尾する。この時、雄は小さな腹部を限界近くまで伸ばし蛹の殻と雌の体の間に入れ、蛹の殻の最も奥に位置する雌の交尾孔を雄の交尾器で挟んで挿入器を挿入して交尾する。交尾後、雄は死ぬ。

その後、雌は自分が潜んでいた蓑の中の蛹の殻の中に1,000個以上の卵を産卵し、卵塊の表面を腹部の先に生えていた淡褐色の微細な毛で栓をするように覆う。雌は普通、卵が孵化するまで蛹の殻の中に留まっていて、孵化する頃にミノの下の穴から出て地上に落下して死ぬ。

20日前後で孵化した幼虫は蓑の下の穴から外に出て、そこから糸を垂らし、多くは風に乗って分散する。葉や小枝などに到着した1齢幼虫はただちに小さい蓑を造り、それから摂食する。6月から10月にかけて7回脱皮を繰り返し、成長するにつれて蓑を拡大・改変して小枝や葉片をつけて大きくし、終令幼虫(8令)に達する。主な食樹は、サクラ類、カキノキ、イチジク、マサキなど。

秋に蓑の前端を細く頸って(原文ママ・・さて、なんと読むのか、どういう意味か)、小枝などに環状になるように絹糸をはいてこれに結わえ付けて越冬に入る。枯れ枝の間で蓑が目立つ。越冬後は普通は餌を食べずにそのまま4月から6月にかけて蛹化する。そして6月から8月にかけて羽化する。

オオミノガを初めとして、日本ではミノムシは広く見られる一般的な昆虫であったが、1990年代後半からオオミノガは激減している。原因は、オオミノガにのみ寄生する外来種のヤドリバエ科のオオミノガヤドリバエである。

オオミノガヤドリバエは、主にオオミノガの終令幼虫を見つけると、摂食中の葉に産卵し、卵は葉と共に摂食される。口器で破壊されなかった卵はオオミノガの消化器に達し、体内で孵化する。

なお、オオミノガヤドリバエに寄生する寄生蜂(キアシブトコバチなど)が存在する。

過去の記事(ミノムシ)はオオミノガとチャミノガを混同しています↓
http://1huf.blog120.fc2.com/blog-entry-114.html



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オオミノガの蓑虫 45ミリ



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オオミノガの蓑虫


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チャミノガの蓑虫 22ミリ


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チャミノガの蓑虫 ツイン


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2025.01.11


春、庭の野良植物コクサギ(小臭木)を記事にした。

http://1huf.blog120.fc2.com/?q=%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%82%AE

「雄株は近くにあるのだろうか、実は熟すのだろうか」と書いたが、実がなる時期(7~10月)に観察しそこなって今は外果皮しか残っていない。

「果実が乾燥すると白っぽい木質の内果皮がバネのような役目をして、種子を勢いよくはじき出すという。危険防止のため、果実に目を近づけない方がよいとされる。自動散布型の種子散布をする植物の典型的な例として知られている」
https://kinomemocho.com/index.html 

危険防止のため目を近づけない方が良いと、ちょっとオーバーじゃないかと思う。しかし、面白そうだ。うっかりして残念なことをした。


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2024年4月16日撮影


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2024年4月16日撮影



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2025.01.10


竹やぶの掃除をしていてウラシマソウの球根を見つけた。唐鍬でジャノヒゲを掘り起こしていると、ご覧のイモが転がり出てきてビックリ。

さすがサトイモ科。サトイモの親芋にそっくりだ。しかし! 食べてはいけない!「ウラシマソウ 毒性」で検索すると次の記事が出てくる。

「ウラシマソウ(浦島草)はサトイモ科の多年草で、全草に毒性のある成分が含まれています。誤って食べると口が焼けるように痛んだり、嘔吐や腹痛を引き起こしたりする可能性があります。また、皮膚に付着するだけでも痛みを生じるため、触らないようにしましょう。ウラシマソウの毒性成分にはサポニンなどがあり、昔は飢饉の際に毒成分を取り除いて食用とされたこともありましたが、大変危険ですので食用はやめましょう」

しかし、ネットにはこんな記事も。「マムシグサを毒抜きしてスイートマムシグサを作った話」」https://totte-taberu.com/kiroku/yasou/mamushigusa

マムシグサもウラシマソウと同じテンナンショウ属で、全草に危険な毒性成分を含むそうだ。世の中には勇気ある人がいるものだなー。昔は救荒作物だったという話も載っていた。


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ウラシマソウの球根


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ウラシマソウ 2023年4月20日撮影


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マムシグサ 2023年4月23日撮影


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2025.01.09


今朝、ラジオの気象予報士さんが霜柱を見たことがなかったと。エーッ!

今年はまだ見ていない、のではなく、生まれてこのかた見たことがなかったみたい。昨日、代々木公園で初めて見てきたと言って、霜柱を踏む音を録音で流していた。

そうかも知れない。都会はアスファルトばかりだし。

当地、今年は昨年11月から雨が降らず、地面が乾燥して霜柱が立ちにくかった。一昨夜雨が降ったため、今朝はあたり一面霜柱。気温マイナス4.6℃の寒い朝だ。


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2025.01.09


竹やぶに白い実の「野良マンリョウ」が生えているのを見つけた。珍しいので調べてみると、園芸品種らしく白の他に黄色いものもあるという。庭のものも白というよりクリーム色というところか。

小鳥さん、アリガト。どこの庭から種を運んできてくれたのかな☺️


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2025.01.08


竹やぶ整理をしている。本数を30本前後にすることと雑草の残渣や落ち葉の片付け、石の除去などが主な作業だ。

林床にヤブランとジャノヒゲが生え放題に密生しているので、ここ数年、これを抜いてタケノコを掘りやすいようにしている。

唐鍬で根元を掘り、力任せに引っこ抜く作業だが、これがなかなかの重労働だ。タケノコを楽しみに掘りに来てくれる方を思い浮かべながら、、、

ヤブランとジャノヒゲは同じキジカクシ科で姿とてもよく似ている。ヤブランの方がいくらか葉が広いのと、葉の上まで花茎が伸びて紫色の花が咲き、緑色の実をつけ、熟すと黒色となる。

一方のジャノヒゲは花茎が短く、葉に隠れるように下向きに白い花が咲き、青紫のきれいな実をつける。

どちらも根は生薬として、滋養強壮や咳止めなどに使われるという。「麦門冬(ばくもんとう)」というのがそれだが聞いたことがある。


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ヤブランとジャノヒゲが密生している

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整理したところ

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右 ヤブラン 左 ジャノヒゲ

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ヤブランの実 この時期にはあらかた鳥のお腹の中に

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ジャノヒゲの実 葉の奥に隠れているので鳥も見つけられないようだ


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2025.01.07


竹やぶの枯れ葉の下で冬眠していたクビキリギスとご対面。しかも、続けて3匹。

バッタ目キリギリス科。クビキリギリスともいう。ショウリョウバッタに似ている。ショウリョウバッタは超音速旅客機コンコルドのような、斜め下向きに尖った頭だが、こちらはもう少しずんぐりしている。

裏返しにすると口の周りが赤いのが特徴で、少年の僕たちは「血吸い」と言って怖がった。棒で突っつくと歯向かってきたりするので面白がって遊んだことも思い出す。

顎の力が強いらしく、噛みついた状態で引っ張ると首が抜けることが和名の由来と言われる。

冬眠中突然起こされてびっくりしている様子。歯向かってくる様子もない。ちょっと済まなく気の毒になった。だが、こちらにも竹やぶ掃除の都合がある。


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2025.01.06


治安最悪な国境の町(メキシコ)の小学校で起きた奇跡の実話を元に製作された『型破りな教室』(監督・脚本クリストファー・ザラ)を観た。(1月4日宇都宮ヒカリ座)

今年初めての映画だったが、観終わって深い感動で胸がいっぱいになった。素晴らしい作品だった。

先生の授業を受けた生徒たちは、好奇心で目をキラキラ輝かせながら自ら自発的に学びを追求していく。学ぶこと考えることを楽しんでいる子どもたちの姿はチャーミングそのもので、子役の「演技」とは思えないほど素敵だった。観ているだけでこちらも嬉しくなってしまった。

そしてもう一つ圧巻だったのは、周りの大人たちの成長とも言える大きな変化だ。特に教育者というより行政官のような校長が、生徒たちの変化を目の当たりにしながらセルヒオ先生の一番の理解者になっていく。

学校とは何か、教育とは何か、そして人間とは、ということを深く理解しなければこの映画は生まれなかったに違いない。自ら学ぶこと考えることは楽しい。その、教育の原点ともいえるテーマを正面から描いた貴重な作品。学力テストの数値を競わせることがいかに愚かなことであるかを教えてくれる。

エンドロールでは「私の学習を妨げる唯一のものは、私が受けた教育である」というアルベルト・アインシュタインの言葉が流れた。「教えるとは希望を語ること。学ぶとは誠実を胸に刻むこと」(ルイ・アラゴン)のフレーズを道々思いながら家路についた。

閉塞感漂うこの時代、純粋に感動し勇気を与えられた。今年も頑張って生きようと思った。


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2025.01.04


気温マイナス2.8℃、快晴。

北日本では大雪のニュース。当地、昨日は夕刻から気温が下がり、冷たい北風が吹いた。朝起きると、ほんのりと雪化粧。


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2025.01.04


庭のイチョウの枝におっぱいができています。英語でChichiと言うそうです。

有名な大イチョウなどのChichiは何となく見ていましたが、身近なイチョウにできているのを、間近で改めてシゲシゲとながめました。

気根だという話を聞いたことがあります。調べてみると、そうではなさそう。なかなか奥が深く結論は不明。心がザワザワしてしまいます。

ネットの日本植物生理学会のページには東京大学大学院理学系研究科教授・塚谷裕一先生の解説があります。以下に一部を転載。

「その乳の正体ですが、まだ意見が分かれているのが正直なところです。イチョウのような裸子植物は、古い時代の植物の特性を未だ残していることがあって、そのことから、ヒカゲノカズラなどが持っている特殊な器官、担根体ではないかという意見もあります。担根体とは、根でも枝葉でもない構造で、ヒカゲノカズラのような小葉シダ類がもつ特異な器官です。この担根体は、場合に応じて先端が根に変じたり、枝葉に変じたりするのが特徴です。バラやカエデのような被子植物には、こういった器官はなく、そのため根の先からは根のみが、枝の先端からは枝のみがでるのが基本で、根から枝、あるいは枝から根が出る場合には、その先端ではなく途中からできるのが原則です。ところが担根体は融通が利き、その先端を枝にしたり根にしたりすることができるのです。イチョウの乳は、よく見ると根を生やすこともあれば、枝に変化することもあります。そのため、担根体の名残なのではないかという説が生まれた次第です。ですが最初に述べたとおり、まだ結論には至っていません。」 塚谷裕一(東京大学大学院理学系研究科教授)回答日:2010-12-07

https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2354


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メスのクマが立ち上がっている図😄


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2025.01.03


曇り、気温マイナス1.7℃。

朝焼けの雲が美しい。

2025年1月2日  6:13
PENTAX KP  ƒ/10 1/40 43 mm ISO 12800


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2025.01.02


快晴、今朝の最低気温1.6℃

明けましておめでとうございます
2025年が始まりました
今年もどうぞよろしくお願いいたします

2025年 元旦


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2025.01.01


穏やかに晴れて気温16℃、微風。2024年が終わろうとしている。


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畑に通じる農道から高原山(釈迦ヶ岳/1794m、鶏頂山1762m)を望む



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2024.12.31


アオキ(青木)もこの庭の「野良植物」の代表格だ。ガリア科またはアオキ科アオキ属の常緑低木。暑さ寒さに強く日陰でもよく育つ。緑色の濃い葉や斑入りの葉、赤い果実の美しさが好まれて庭園や公園の植え込みによく使われる。

子どもの頃、大人たちが「これはバカだ」と言っているのを聞いて、この木の名前がバカというのだと思い込んでいた。ずっと後になって雄株をバカと言うのだと知った。実がならないので庭木には使えないためバカ扱いされたのだろう。

樹形は多くが根元近くから数本の幹が立ち上がる「株立ち」で、高さは1~2メートル程度。古い幹は樹皮がコルク化して褐色になるが、若い幹は緑色をしており、葉だけではなく幹も光合成をしていると思われる。日陰でも育つ生命力の強さの所以か。

庭に来る小鳥を観察していると、アオキの実を食べる鳥はほとんどいない。コムラサキ、ナンテン、ニシキギ、マユミ、ウメモドキなどの実はお正月を待たずに食べられてしまうが、アオキの実は春になっても残っていることが多い。なんでも青い実はえぐ味が強いらしく、また、実が大きい割に果肉が薄く、小鳥にとってはあまり美味しい餌ではないと思われる。

この庭では剪定したアオキの枝葉をサクラやカキ、ウメなど花木や果樹などの根元に敷いて肥料として活用している。放おっておくとジャングルになってしまうので、なかなかうまい活用法だと思っている。


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2024.12.29


「野良植物」はまだある。マユミだ。マユミ(檀・真弓)はニシキギ科ニシキギ属の落葉低木ないし落葉小高木。

「ないし落葉小高木」というのが気になって調べてみると、山野に自生するものの中には樹高が10メートル以上のものも珍しくないと言う。猪苗代湖の近くの「舘の大マユミ」は樹高こそ6メートル程度だが胸高直径は1メートルもある大木で、推定樹齢は300年以上という。

当facebookとブログ「茅屋日記」ではこれまで何回か取り上げてきた。雌雄異株なのか同株なのかとか、若葉はよほど美味らしく毛虫がよく付くとか。秋の赤く色づいた美しい実のことも。

全草に、特に果実にアルカロイドの一種を含むので、これを黒焼きにして砕き、髪の毛にまぶしてシラミ殺しに用いたという。

先日、オモト(万年青)をとり上げた時に、毒を含む実を鳥が食べて大丈夫なのか疑問を抱いたと書いた。猛毒を持つ虫を食べて体に蓄積する生物もいるという。なぜ毒で死なないのか。ネットには毒物を無害化するある種のタンパク質を研究して解毒剤を開発している話などもある。正直、この種の話は難しすぎてとてもついていけない。

この時期、赤く色づいた実はほとんど鳥に食べられて、殻だけが枝に残っている。雑草園を一廻りすると、面白いことに木によって殻の色が色々あることに気がついた。


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殻の縁が白い


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殻には赤みがなく黄色い


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2024.12.28


庭の「野良植物」でオモト(万年青)やマンリョウ(万両)などが登場したのに、チャンピオンを取り上げないわけにはいかない。チャンピオンは間違いなくチャノキ(茶の木)である。

ところが、ネットでチャノキを調べてみると「チャノキは自家不和合性が強い植物であり、自家受粉の確率は数パーセントと低く、その種子の発芽率も10パーセント程度である」(ウィキペディア)という記述があって少々出鼻をくじかれた。

改めて庭をひと回りしてみたが、やはりチャノキの地位は不動である。

数年前、油を搾ってみようと実を採集したことがある。結構な量の実が採れたが、油はほとんど搾れなかった。その時、実(果肉)はどんな味がするのだろうかと口に入れてみたのだが、余りの渋さに閉口したことを思い出した。3、4日、口の中が麻痺して、ものの味も分からなくなる程だった。

1960年代頃まで、近所では庭のお茶の葉を家族総出で摘んで、自分の家で製茶をしていた。その名残で、今でもチャノキを生垣にしている家がある。

花は初冬、立冬から大雪の前日(11月8日頃から12月7日頃)までの季語。撮影しようとしたが、この時期、花は終わっていた。

(花の写真は昔撮ったものです)


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チャノキの若い実生の苗。発芽3、4年くらいか


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2024.12.19


在りし日の梅。香りが漂ってくるようです。
2007/3/4撮影


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2024.12.18


4日がかりでウメの古木を剪定した。根元の幹回りを測ってみると170センチ。子どもの頃、既に大木だったから、樹齢は百年以上はあると思われる。

植えられている場所が母屋の西側の辺のちょうど中心の位置なので、もしかしたら、この建物の完成に合わせて記念に植えたといったエピソードがあるのかも知れない。だとすると、母屋は日露戦争(1904)の時に建てられて築120年というから、このウメも樹齢120年かもしれない、などと空想に耽った。

あまりに大木となり、木の重みで母屋側に傾いて、枝が屋根に被さってしまった。屋根を傷めないようにその都度少しずつ枝先を剪ってきたが、それも限界となってきたので思い切って大剪定を敢行したというわけである。

老いさらばえる我が身を思うと、今後は高いところの剪定は無理だとの思いで、心を鬼にしての決断。もしかしたらこのまま枯れてしまうかもしれない。いくつか小枝を残したので、何とか命を繋いでほしい。


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2024.12.18


ナンテン(南天)は、メギ科ナンテン属の常緑低木。 中国原産で日本には江戸期以前に伝わった。

この庭のものはおそらく殆どが「野良南天」。地下茎でも殖えるので、1箇所に数本の株が立って大いに存在感がある。友人に南天屋敷だと言われたこともある。

風情になかなか趣きがあって、特に冬、楚々とした立ち姿、緑の葉と赤い実の色あいが妙。お正月の飾りにも、お赤飯の掻敷(かいしき)にも、生け花にも何かと重宝する。

木全体に薬効成分を持つといい、料理のあしらいに使われるのは、笹の葉と同様毒消しの作用があるからという。また、「南天のど飴」もこれらの薬効を利用したものと思われる。

江戸時代には万年青や藪柑子と同様に南天も様々な園芸種が盛んに栽培されたらしい。「難を転ずる」と語呂がいいことも関係するのではないか。


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数年前に根元から切ったところに新しい芽が伸びている


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2024.12.18


ヤブコウジ(藪柑子)は、サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木。別名ヤマタチバナ(藪橘)、ジュウリョウ(十両)。古典園芸植物としての名前は紫金牛(こうじ)である。

正月の縁起物としてセンリョウ(千両)や、マンリョウ(万両)、カラタチバナ(百両)と並べて「十両」とも呼ばれる。縁起物として扱われた経緯から、落語『寿限無』の中の「やぶらこうじのぶらこうじ」とは本種のことと推測されている。

ウィキペディアには次のような記述がある。「明治年間にも大流行があり、四反の田畑を売って買う者もあり、現代の金額で1000万円もの高値で取り引きされたこともあった。明治20年ごろに葉の変わりものが流行し、新潟県の豪農・市島家が培養した朱の司は1鉢千円の値を付け、1898年(明治31年)にはその投機性から新潟県知事が「紫金牛取締規則」を発令して販売を禁じるほどの流行熱となり、ブームは大正後期まで続いた」

オモト(万年青)などと並んで人々を熱狂させ、また、投機の材料にもなったことが分かる。

この庭のヤブコウジは、これもご多分に漏れず「野良植物」。数年前に数株生えているのを見つけた。周りの雑草を抜いたりして見守ってきたが、地下茎を伸ばして周りに広がり、今では数十本に殖えて群生している。


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2024.12.17


マンリョウ(万両)はこの庭の野良植物のメジャーの一つだ。 いつの間にか雑草園のそれらしいところで、まったく違和感なく茂り、可愛い実をつけてその存在をアピールしている。

マンリョウはツツジ目ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木。英語ではクリスマスベリー。

このマンリョウ、調べてみると葉の縁の波打っているところに共生菌がいると言うのだ。豆科などの根に根粒菌が共生するのはよく知られるが、こちらは葉に共生するので葉粒菌と言われる。

昔は根粒菌と同様に窒素を固定すると考えられていたが、今のところ科学的な根拠は立証されていないという。

この葉粒菌は種子の中の胚にも感染し、親から子に垂直伝播するらしい。

可愛らしく、そしてなかなかしたたかなマンリョウの、雑草園で存在感をもつ所以、秘密がこの葉粒菌にあるのかもしれない。


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2024.12.16


オモト(万年青)はユリ科オモト属の常緑多年草。

古くは徳川家康が江戸入城の時家臣が献上したとも伝えられる。主に大名のもとで栽培が行われたが、元禄から享保年間ころより武士や一部の町人の間にも広がった。

文化・文政のころには、縞や矮性のものも栽培されるようになり、その一部は利殖の対象となった。一種のブームとして狂乱的な状況があったようで、万年青の一芽に百両という高額が付いた例もあり、「金生樹(きんせいじゅ)」とも呼ばれていた。

明治に入り、栽培の中心は富裕層へと移った。明治十年頃には京都を中心に大きなブームがあり、一鉢千円(現代の一億円に相当)という例があったと言われる。

全草にサポニンを含み、薬用として用いられることもあるが、毒性が非常に強く、嘔吐、頭痛、不整脈、血圧降下を起こし死に至るという。

開花は春から初夏。葉の間から伸びた長さ10~20センチの花茎の先端に黄緑色のやや芳香がある小花が穂状に咲く。有肺類によって花粉が媒介され(カタツムリ媒花)、花の後にできる果実は熟すと赤くなる。

赤い実と緑の葉の対照が愛され、俳句では秋の季語。

以上はウィキペディアなどから抜粋要約。

わが雑草園のオモトはすべて「野良万年青」である。そこで一つ疑問が湧く。「野良〇〇」は鳥などが実を食べ、糞をすることなどで繁殖が広がったものだが、毒性が強いオモトの実を鳥が食べるのか?


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2024.12.15


気温マイナス4.6℃。寒い朝です。

コーヒーが旨い。

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2024.12.15
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