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市民図書室が図書館予約本の受け取り拠点に!

神戸市教育委員会だより2月号が発行されています。

神戸市教育委員会だより 平成25年2月号

その中に

図書館サービスも一層充実!
貸し出し予約を行った図書の受け取りがでる拠点を各区の「市民図書室」に一箇所(中央区を除く、北区、西区は複数個所)計14箇所に順次設置します。

図書館を活性化するために学校図書館アドバイザーを配置します
神戸っ子応援団の学校図書館運営ボランティアと司書教諭のパイプ役として学校図書館アドバイザーを設置し、学校図書館を活性化します。

という記事がありました。

早速神戸市教育委員会生涯学習課に電話してお尋ねしてみました。

まず市民図書室の件について
「市民図書室」というのは神戸市が他に先駆けて(1969年)に設置したもので、現在88ヶ所(1中学校区に一ヶ所)あります。学校施設開放事業の一つで、市民図書室管理者が管理と運営をしています。
神戸市立図書館とは別の管轄にあるものです。図書館協議会でも市民図書室と市立図書館の関係が議論されたことがあります。図書館で予約した本が受け取れるということは図書館ネットワークシステムに組み込まれるということなのでしょうか?


以下は担当職員の方のお話です。
・この事業は神戸市立図書館が行う事業である
・25年度から3年計画で、初年度は2箇所に設置予定
・設置個所はまだ未定
・市民図書館に図書館のシステムを導入する必要がある
・流通配送システムを整える必要がある
・開放委員会の市民図書室管理者が担当するが各地域館からも人を出すことになる
・選定方法は未定
・市民図書室管理者の説明会でこのような事業を予定していることを最近の会合で話したばかり
・25年度からといっても、4月には間に合わない・・・25年度中に動き出せばということ

ということで、詳細はまだ未定ということのようです。
市民図書室は上手く活用できれば、誰もが歩いていける図書館を実現できます。今回の動きがその第1歩になればと思います。

次に学校図書館アドバイザーについて
「神戸っ子応援団」とは地域ぐるみで子どもたちを育てるために、学校が必要とする活動について地域の方々がボランティアとして協力する組織で、子ども家庭局の所管事業です。
神戸っ子応援団リーフレット

以下教育委員会担当職員の話です。
・予算は今年度100万円
・雇用するのではなくボランティアに近い形(交通費+α)
・司書教諭OBなどの経験者か有資格者を考えている
・各区1校(9名)
・神戸っ子応援団で学校図書館に入っているボランティアと司書教諭をつなぐ役割
・学校図書館アドバイザーの配置を希望する学校を募り、ボランティアを希望する人を入れていく
(神戸っ子応援団が入っている学校というのが条件になるかもしれない)
・学校の選定、アドバイザーの選定の条件等はまだ決まっていない
・一日3時間くらいは学校にいてほしいの思っているが、実際には、配置校とアドバイザーとの話し合いによる
・25年度からの事業であるが秋以降に始められればと考えている
・今後継続・拡大するかどうかは事業の検証を経て検討する

こちらもまだ決まっていないことが多そうです。
学校図書館に「人」が必要だということは教育委員会も子ども家庭局も理解してくださり、なんとか「使える学校図書館」にしようとしてくださっています。
私たちは学校司書をと願っているので、ボランティア頼みになるのは少し気になります。
しかし、神戸っ子応援団では学校図書館ボランティアの研修会も開いていて、ボランティアの質向上にも取り組んでくださっています。行政と住民の協働がよい形で実を結んでいくことを願っています。


いずれも25年度の予算が神戸市会で採択されてからの実施となります。





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