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機関紙34号から

今年もあとわずかとなりました。
昨年から続くコロナ禍で、それぞれが懸命に生きた一年でした。
新しい年が、多くのみなさんにとって良い年になりますようにと願わずにはいられません。

12月10日に機関紙34号を発行しました。
ご報告が遅くなってしまいましたが、目次をご紹介いたします。

主催行事お知らせ 第26回KOBEブッククラブ
第25回KOBEブッククラブ報告  
図書館員さんとの交流会報告 
KIITOトークセッション「豊かな出会いを生む、図書館のかたち」報告 
会員からのおたより(1)(2)(3) 
『神戸市立図書館百年史』を読む-図書館の「今」を考えるために
   -(第2回)図書館の誕生 

展示拝見 ~つながりの歴史-手紙・電話・インターネットまで-神戸市立中央図書館~
編集後記

では、いつものように「展示拝見」をどうぞ。



=展 示 拝 見= 
~令和3年度読書週間行事 「つながりの歴史-手紙・電話・インターネットまで-」
(神戸市立中央図書館ロビー展示)~

 明治4(1871)年3月1日(新暦4月20日)、東京・大阪間で官営の郵便事業(制度)が開始された日が日本の郵便制度の始まりの日だそうです。大河ドラマ「青天を衝け」でもその日の関係者たちの興奮と安堵が描かれていました。
中央図書館では読書週間の行事の一環として、人々のつながりの歴史を図書館資料で見つめなおそうとする展示がおこなわれていました。「つながる」ツールはさまざまに変化してきました。離れて暮らす息子たちとはLINEでつながっています。図書館資料としてはやはり郵便に関するものが多いようです。
 有馬切手文化博物館というところがあります。そこで見た最初期の郵便物の展示を見て少々おどろきました。切手が封筒下部や裏に貼ってあったり、差出人の住所名前が封筒の右側に書いてあったり・・・。かなり自由です。郵便局に方々はたいへんだったかも!
 高齢の私の父は聴力をなくしました。筆談だけが頼りです。電話では話すことができません。連絡は葉書を書きます。今は1か月に3、4度、様子を見に行きますので連絡なしに行くことが多くなりましたが、葉書を書くと喜んでくれますのでやめられません。母は施設に入って1年が過ぎます。コロナ禍でなかなか会えませんので、1週間に2回、葉書を書きます。思い出話が中心です。時々自分のこどもたちのことを忘れてしまう母ですが、葉書をくれる長女と、私のことは覚えているようです。
 人にとって「つながる」ことは重要です。つながりの歴史を所蔵資料で振り返ることのできる図書館そのものが人々をつなぐ場所、ツールなんだと、展示を見て改めて感じました。 
         (神戸・図書館ネットワーク会員 椛山三佐代)



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