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第32回KOBEブッククラブご報告

12月7日(土)のブッククラブのテーマは魔法

今回の参加者は少なめの5人。気温差が激しいためか体調不良で3名の方のキャンセルがありました。
皆様も十分お気をつけくださいね。

魔法がテーマの本は本当にたくさんあります。ブッククラブではテーマの解釈は自由ですので、さらにたくさんの本があります。参加された方は紹介本を選ぶのに苦労されたかもしれません。
私は小さい人向けの本ではなく、大人の本をを選んでみました。

・魔女・産婆・看護婦:女性医療家の歴史
 (バーバラ・エーレンライク/ディアドリー・イングリッシュ著 
  長瀬久子訳) 法政大学出版
・数学魔術師ベンジャミンの教室レベル1
 (アーサー・ベンジャミン著 熊谷玲美訳) 岩波書店
・うらしまたろう (松谷みよ子著 いわさきちひろ絵)偕成社
・ジュニア空想科学読本23
 (柳田理科雄著 きっか絵)角川ジュニア文庫
・魔術はささやく (宮部みゆき著)新潮文庫
・まほうのゆうびんポスト(やまだともこ作 いとうみき絵)金の星社
・魔女の目覚め 上下
 (デボラ・ハークネス著 中西和美訳)ヴィレッジブックス
・Number1104星野仙一と仰木彬 文藝春秋
・ドラゴンフライ(アーシュラ・K・ル=グィン)岩波少年文庫
・オズの魔法使い
 (ライマン・フランク・ボーム著 柴田 元幸訳)角川文庫
・四月の魔女「太陽の黄金の林檎」所収
 (レイ・ ブラッドベリ著 小笠原 豊樹訳)ハヤカワ文庫SF

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紹介本追加分

ご持参の本以外にも話が及び、昔話の話やゲド戦記の話など興味深い話題が展開されました。
女性の地位と魔女の関連など、この先調べてみたい題材もいただけたことは私にとって大きな収穫(?)でした。

紹介された本は図書館蔵書検索サイト「カーリル」の図書館ネットのページにある“読みたいリスト”に載せています。そのリストから簡単に神戸市立図書館の蔵書検索サイトに移れて蔵書状況がすぐにわかります。過去のブッククラブでの紹介本は“読んだリスト”に移動しています。こちらもワンクリックで蔵書検索ができます。初めての本、初めての作家に出会うためにもご利用ください。
(申し訳ありませんが、IDおよびログインパスワードは図書館ネット会員のみにお知らせしています)



参加者感想

・出席者が5人で、いつもより濃い話を聞くことができた。

・童話やSFがあったので自分もシンデレラの絵本を持ってきたらよかった。
 いろんなバージョンの話があると皆さん知っていた。

・魔女裁判の本のことも聞けて勉強になった。

・うらしまたろうの絵を見てなごんだ。

・「魔法」は人間の願望とそれを叶えるための長い努力を省きたいという横着が重なると出来るものというのがよく分かりました。

・魔女と女性医療家の歴史に興味を持った。是非読んでみたい。

・(感想に替えて)
― 年をとると「魔法」に対する感度が鈍くなるようだね。
― そうかい。オレはまだ魔法話が大好きだよ、若いんだな。
― キミのは若いんじゃなくて、幼稚っていうんだよ。
― やれやれ、マホウじゃなくて、アホウか?!

第32回KOBEブッククラブご案内

32回目のKOBEブッククラブのご案内です。

12月7日の開催です。今はまだ真夏のような暑い日が続いていますが、その頃には寒くなっているはず。想像つきませんけど・・・。


第32回魔法チラシ

まだ随分先なので、魔法がテーマの本をたくさん探せそうです。
皆様、本を片手にお気軽にご参加ください。


テーマ:魔法
日時:2024年12月7日(土)15:00~17:00
場所:兵庫県立生活創造センター(新長田合同庁舎)
定員:8名
参加費:無料
☆申込 E-Mail:[email protected] 
   または Fax: 078-997-1981(大西)

★会場の変更等、お知らせする場合があります。
お名前、連絡先を明記して、お申込ください。

第31回KOBEブックご報告ご報告

6月1日(土)15時から第31回KOBEブッククラブを開催しました。
参加者は11名。このところ一般の参加が増えています。
みょうだに読書の会、おおくらやま読書会にも参加しているという方も多く、読書会の機会を増やしてきてよかったと感じます。

さて、今回のテーマは手紙
往復書簡集だったり、手紙のみで構成された小説だったり、ある手紙が物語が始まるきっかけだったり・・・。
皆さんが持ってきて下さった本には様々な形で手紙が関わっています。
古書店で手に入れた本、何十年も自宅の書棚に並んでいる本、そして勿論図書館で借りた本も。
みんな参加してくださった皆さんの思いが詰まった本たちです。

31回KOBEブッククラブ写真1

31回KOBEブッククラブ紹介本リスト
 (クリックすると拡大されます)
※岩波書店刊 芥川龍之介全集は昭和3年発行のものです。

手紙が織りなす人と人との関係、手紙で浮かび上がる人生。
その本の中の手紙がその後の生きる指針を与えてくれたと話された方がいました。
ヨーロッパの文学は手紙から始まったというお話も聞けました。

私たちが若い頃は手紙をよく書いたものでした。今のようにSNSで伝えるという手段はありませんし、電話も固定電話のみ。
個別に思いを伝えたり、情報を交換したりするのは手紙が中心でした。
また、誰かに手紙を書きたくなりました。

紹介された本は図書館蔵書検索サイト「カーリル」の図書館ネットのページにある“読みたいリスト”に載せています。そのリストから簡単に神戸市立図書館の蔵書検索サイトに移れて蔵書状況がすぐにわかります。過去のブッククラブでの紹介本は“読んだリスト”に移動しています。こちらもワンクリックで蔵書検索ができます。初めての本、初めての作家に出会うためにもご利用ください。
(申し訳ありませんが、IDおよびログインパスワードは図書館ネット会員のみにお知らせしています)



参加者感想
・先日の読書会、とても楽しかったです。紹介させていただいた本の原書を、当日お持ちできず残念でした。帰って調べると、神戸市の図書館にありました。「本文は手書き文字で書かれている」と紹介しましたが、10年以上前に読んだ記憶で、それを確かめたく、今予約中です。正しいことをまたご連絡いたしますね。

・先日は「手紙」というだけであんなにジャンルがあるものかと大変驚き、読んでみたい本がまた増えました。
1番の収穫は「ビブリオバトル」と言うシステムでした。帰宅してから調べましたら本を数分で良さを語るそうです。お隣の方はビブリオバトルに向けてお話されていましたが、私は全くベクトルが違うことを認識しました。

・多彩な参加者が集う読書会が本の魅力を再認識する場として定着してきた感じです。
紹介される本もさることながら、本に対するアプローチがそれぞれ多彩で思わず聞きほれることが何度もありました。

・よく読み込まれているので驚くばかり。

・初めての参加でしたが、温かく迎えていただきrelaxしていろんな本との出会いを楽しむことができました。
次回、楽しみにしています。

・本の好きな人がこんなにいるんだと感激しました。とても楽しい時間を過ごせました。

・毎回、紹介される本もさることながら、参加者の皆さんの多彩さに心躍る時間を過ごしています。

第31回KOBEブッククラブ(読書会)ご案内

今年の春は桜の開花が遅く、今満開を迎えています。
「入学式に桜」は久し振りのことです。新しい生活をはじめた皆さん、応援しています!

さて、図書館ネット主催の読書会「KOBEブッククラブ」のご案内です。
お好きな本を携えて、是非ご参加ください。

第31回ブッククラブチラシ(手紙)

テーマ:手紙
日時:2024年6月1日(土)15:00~17:00
場所:兵庫県立生活創造センター(新長田合同庁舎)
定員:8名
参加費:無料
☆申込 E-Mail:[email protected] 
   または Fax: 078-997-1981(大西)

★会場の変更等、お知らせする場合があります。
お名前、連絡先を明記して、お申込ください。

第30回KOBEブッククラブご報告

12月2日(土)の第30回KOBEブッククラブのご報告です。
テーマは映画
10名の参加者が思い思いの本を持って集まりました。男性の参加者の方が多いのは初めてのことです。

映画という媒体の持つ意味までを探ろうとする人あれば、純粋に娯楽として映画を楽しんでいる人あり、原作と映画の表現の違いに視点を置く人あり。映画がテーマの読書会といっても捉え方は様々で、紹介された本も多彩です。今回は自費出版の本、非売品の本も紹介されました。

第30回KOBEブッククラブ2


第30回KOBEブッククラブ3

今回紹介された本は
ベニスに死す (トーマス・マン著  圓子修訳)集英社文庫
・異人たちとの夏(山田太一著)新潮文庫
ハリー・ポッターと賢者の石
  (J・K・ローリング著  松岡佑子訳) 静山社
フリッカー・あるいは映画の魔
  (セオドア・ローザック著  田中靖訳)文藝春秋社
ヒッチコック映画街
  (フランソワ トリュフォー 、 アルフレッド ヒッチコック 著 
    山田 宏一 、 蓮實 重彦 訳)晶文社
トラウマ映画館 (町山智浩著)集英社文庫
・ひきずる映画(村山匡一郎他著)フィルムアート社
東京映画館 キネマ旬報社
キャメラマン一代(宮川一夫著)PHP研究所
映画千夜一夜 (淀川長治、蓮実重彦、山田宏一著)中央公論社
・世の中捨てたもんじゃないよ(山田高司著)幻冬舎
淀川長治自伝(上・下) (淀川長治著)中央公論社
光村利藻 (光村利之著)非売品
パノラマの世紀 (ベルナール・コマン著  野村正人訳)筑摩書房
パノラマニア(ラルフ・ハイド著)バービカンセンター(ロンドン)
荻昌弘の映画批評真剣勝負(荻昌弘著 )近代映画社
外国映画ぼくの500本(双葉十三郎)文藝春秋社
我が映画批評の50年 (佐藤忠男著)平凡社
映画から見える世界 (上野千鶴子著) 第三書館
ぼくの青春映画物語 (大林宣彦著)集英社新書
撮影監督ってなんだ?(高間賢治著)晶文社
そして映画はつづく
  (アッバス・キアロスタミ他著  土肥悦子訳 )晶文社
映画は文学をあきらめない (宮脇俊文編)水曜社
月刊シナリオ11月号 日本シナリオ作家協会
家族と社会が壊れる時(是枝裕和、ケン・ローチ著)NHK出版
映画が生まれる場所で(是枝裕和著)文藝春秋社
映画を撮りながら考えたこと(是枝裕和著)ミシマ社
文藝別冊是枝裕和(是枝裕和著) 河出書房新社

第30回KOBEブッククラブ1

ヒッチコックの映画は全部見たという方、年間300本の映画を見るという方、映画のコラムの執筆をしているという方までいて、熱のこもったお話がつづきました。
一方で原作とシナリオとの関係や文字表現と映像表現の違いを語る人がいて、どんどん話題が広がっていきます。

「映画にとりつかれた者の悲劇」を扱った小説ってどんな感じなの? と興味を引かれました。「このミステリーがすごい」1999年海外編第一位だとのこと。そして、神戸が生んだ映画人淀川長治さんはやはりはずせませんね。
映画監督が書いた本、映画評論家が映画を論じた本、監督論に映画の原作、シナリオまで、いつもにもまして参加者の皆さんの関心の広さと高さに驚かされます。

時間通りに終われたことが不思議なくらい盛り上がった読書会でした。

紹介された本は図書館蔵書検索サイト「カーリル」の図書館ネットのページにある“読みたいリスト”に載せています。そのリストから簡単に神戸市立図書館の蔵書検索サイトに移れて蔵書状況がすぐにわかります。過去のブッククラブでの紹介本は“読んだリスト”に移動しています。こちらもワンクリックで蔵書検索ができます。初めての本、初めての作家に出会うためにもご利用ください。
(申し訳ありませんが、IDおよびログインパスワードは図書館ネット会員のみにお知らせしています)



参加者感想

・とにかく熱かった

・テーマ「映画」の切り口が作品についてやら、音楽、評論家、脚本家、カメラマン、編集者、映画製作のこれまで、シナリオなど多岐に渡り、とても楽しめた。そして、個々の熱量に圧倒されました。

・皆様の発言が凄いので、私って場違いかも、とも思いましたが楽しい時間でした。読書会を機会にもっと本に親しんで、世界を広げたいと思います。ありがとうございました。

・皆さんの熱量がすごくて圧倒されました。映画の話題から派生した色んな話しが聞けたことも有意義でした。またぜひ参加させていただけたらと思います。

・映画を愛する人たちがたくさん集まって、楽しいひと時でした。まだまだ話足りない気がします。私はアニメも好きですが、「アニメは映画か?」と最近はよく考えます。

・10人は読書会としては多すぎるかと思いましたが、皆さんにお話しいただけてよかったです。でも皆さん、話したりなかったですよね?



本日(19日)ハガキで感想が届きました! (一部抜粋しています)

・2時間が途切れることなく、10名の参加者が思いの丈を語った本当に楽しい時間でした。「ベニスに死す」、私は小説も映画も読んで観てもいましたので、もっと深く会話したかったとの思いも・・・。「ヒッチコック映画街」、やはり映画が好きでないと読めません。シナリオと実作の違いなど語れば語るほどの興趣。次回も参加したいと思います。

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