地獄少女 三鼎 第20話
つぐみちゃん……。
今回は対地獄少年の時とは違ってシリアスでした。
地獄の存在をを証明するために、催眠術まで使って地獄通信にアクセスし、つぐみの名前を送信した溝呂木博士。
研究の結果、地獄が存在することを知り、なおかつ、つぐみの父、はじめの書いた「真実の地獄少女」を読み、今回のことを思いついたらしい。
溝呂木に屋敷に招かれたつぐみとあいちゃんは久々の再会でしたが、淡々としたものでした。
地獄流しを止めようとしなくなってから久しいようですし、溝呂木が地獄を証明するためだけに自分を地獄に流そうとしても無抵抗で、極めつけは「罪がないわけじゃない。私ははじめちゃんを……」なんて意味深なセリフから言っても、はじめちゃんは既に他界していて、つぐみ自身、地獄に流されるのならそれはそれで良しと思っている節がありますね。
結局、溝呂木の出した理論の結果、戦災孤児になった子供達が溝呂木のことを恨んでいて、彼らの代わりに弟子が糸を引いたことでつぐみは地獄に流されず、溝呂木が地獄に流されたわけですが、夫の暴力に耐えかねて夫を地獄に流した母に溝呂木自身が地獄に行って会いたかったようですから、溝呂木としては満足な結果だったようです。
地獄流しの不条理に叫ぶゆずきと、諦めきった態度のつぐみ。
ゆずきもいつか諦めの境地に達してしまうのでしょうか?

地獄少女 三鼎 一