ガラスの仮面 第51話
真澄さんのへたれっ!
何、幻想だって思いこんでるのっ!?
ガラかめもついに最終回。
吐血したりして今にも死にそうになりながら、『紅天女』を演じきった月影先生。
演技ってすごいですね。
結構な年の月影先生が、仮面で顔を隠しただけで若い娘(といっても梅の木の精)に変身できるんですから。
それはともかく、月影先生による最後の「紅天女」はクライマックスを残して終わってしまいました。
紅天女を生きた作品とすると同時に、マヤや亜弓さんには新しい紅天女を作るという課題を残したわけですね。
公共のものだと思われる吊り橋を勝手に燃やして落とすのはどうかと思いますが(←村人の了解は得てるんですか!?)、月影先生の頼みにより、源蔵さんによって梅の谷への道が完全に閉ざされてしまいましたから、尚更、梅の谷はマヤ達にとって幻想的な場所として心に残ったと思われます。
で、一番気になっていた速水×マヤですが、紅天女を見て、魂の半身=真澄さんとターゲットロックオンのマヤが、紅天女のセリフに自分自身の想いを重ねて真澄さんに告白!!
裸になって見つめあい、すっかり二人の世界のマヤと真澄さんに、(せめてアニメの中だけでも)このままハッピーエンドで終わってくれという望みは、お邪魔虫・紫織さんの声によって台無しにされてしまいました。
マヤ自身が一時のことにせよ、真澄さんと想いが通じ合ったと胸弾ませているのがせめてもの心の救いですが、肝心の真澄さんが「そんな都合の良いことがあるはずがない。幻想だ」って、とっても後ろ向きなので、二人のラブラブハッピーエンドはまだまだ先のようです。
マヤと亜弓さん、永遠のライバルである二人のうち、どちらが紅天女を勝ち取るのか視聴者の判断に委ねる終わり方は想像通り。
アニメ観て、ますます早く原作を完結させてくれっていう気持ちが強くなりました。
1巻進めるのに10年は長過ぎます。
ガラスの仮面 第42巻 美内すずえ
OP zero 幾田 愛子