彩雲国物語 第2シリーズ 第37話
この命が尽きるまで王であり続ける!
劉輝を追って川を下っている最中、滝へ落下した秀麗一向。
あの高さから落ちてよく命が助かったなとも思いますが、目的の九彩江にショートカットで辿り着けてまずはめでたし、ですね。
そこへ縹家のおばちゃんの命を受けた隼が現われ、秀麗のみ社へ案内することになりましたが、出発前に皇毅に言いつけられた土産を取るようタンタンと燕青に命じることで、二人に自分達の後を追う口実を与えた秀麗もさることながら、しっかり土産を大量に確保しながら迷わず秀麗達の後を追う二人も流石。
とはいえ、一人だけ中に案内された秀麗はというと、劉輝の無事を確認するも、あっさり珠翠に憑依した瑠花の手に落ちてしまいました。
その後、目覚めた劉輝は瑠花の言葉責めを受け「王位を捨てたらどうじゃ」と唆されましたが、ここで「余は王だ。この命が尽きるまで王であり続ける」と言い切った劉輝に、よく言った!と思いました。
隠れて様子を見ていた楸瑛も嬉しくなって出てきましたし、良かったですね。
思い通りにいかなかった瑠花は珠翠の身体から出て秀麗の元へ行きましたが、未だ洗脳中の珠翠が楸瑛達に攻撃を。
遅れてやってきた十三姫が迅の相手を引き受けてくれましたが、緊迫した状況での劉輝の「愛で何とかできないのか!」とか、邵可の名を出さなければ珠翠を正気に戻せない楸瑛のヘタレっぷりとか、笑える。
十三姫と迅はというと、仁に「自分のために生きていく」と決別宣言する十三姫と、蛍という名前だけは自分のものだと言う仁のやりとりが切なかったです。
秀麗を助けに駆けつけたのは黒狼・邵可。
瑠花の脅しを受け、危険も承知の上だけど、勝算があるのか、瑠花を退けるために宝鏡山の御神体の鏡をあっさり割るところに痺れました。
燕青と、劉輝をタンタンに預けた楸瑛が龍蓮を連れて秀麗救出に向かいましたが、さて、どうなるんでしょうね。
彩雲国物語 セカンドシリーズ 第5巻〈初回限定版〉
彩雲国物語隣の百合は白