ツバサ・クロニクル 第26話
いったん最終話を向かえたツバサ・クロニクル。
でも、第2シリーズが来年春から放送予定なので、それを楽しみに待っていようと思います。
というわけで、感想です。
今回サクラ達がやってきたのは、空中に神殿が浮かぶ世界。
元は地上にあった神殿は、異変が起きて空中に浮かぶようになったようです。
そして、「一番早く神殿に辿り着いた者の願いを何でも叶えてやる」と告げた神。
村人達はその言葉を聞いて、我先にと争って神殿を目指したものの、神殿を守る漆黒の兵隊によって皆殺され、生きたまま戻ってくるものはなく、やがて誰もその神殿を目指そうとはしなくなったようです。
村の長老は自分もまた孫を失ったとひどくつらそうな顔をしていました。
それでも、シャオラン達は神殿を目指すことにします。
神殿からサクラの羽の力を感じたし、サクラの記憶を取り戻したいって願いがありますからね。
ちなみに、願いがあるのはファイやクロガネも同じ。
でも、自分だけ願いを叶えて、旅から解放されることになっても、それは本当に幸せなこと?
神殿に向かった4人+モコナ。
神殿を守る兵隊は、以前、サクラが消えた夜に現われたモノと同じ。
倒しても倒しても、新たに現われるのでキリがありません。
まず先に、皆を先に行かせて兵隊達を足止めしたのはファイ。
確かに追っ手の来ない世界で安心して過ごすっていう願いはありますが、今のファイにとってそれは最優先すべきことじゃない。
シャオラン達を先に行かせることのほうがファイにとっては重要なことなんですね。
ファイ、格好良い!
次に兵隊達の足止め役を買って出たのがクロガネ。
クロガネは元いた世界に戻りたいって願いがありますが、それでもサクラやシャオランを先に行かせた気持ちはファイト同じ。
クロガネも格好良い!
二人の助けで、神の前に辿り着くことができたサクラ&シャオラン。
神がどんな願いでも叶える力が出来たのは、やはりサクラの羽の力のおかげでした。
神のいる部屋にも最後の敵がおり、自分が戦っている間に願いを告げるようサクラを促すシャオラン。
そして、サクラの願った最後の望みは……。
自分の記憶を取り戻すことではなく、神殿を目指して還らぬ身となった人々を蘇えらせることでした。
シャオランも、サクラがどんな願いを口にするのか分かっていたようです。
何人もの人が生き返り、村は喜びに満ち溢れます。
こんなにたくさんの人を一気に生き返らせることができるなんて、本当に万能の力ですね。
そんなわけで、結局、すべての記憶は戻らなかったものの、羽の力で昔、シャオランと交わした約束を思い出したサクラ(約束の相手がシャオランであることまでは思い出せませんでしたが…)。
飛王と星火の元にはシャオランそっくりの眠れる男の子がいるようだし、まだまだ長い旅が続きそうですが、それでも皆の表情は晴れていて明るく、希望に満ち溢れています。
まだまだ問題山積みではありますが、爽やかな気持ちの残る良い最終話でした。
第2シリーズ開始が待ち遠しいですvv
ツバサ・クロニクル Vol.4
「ツバサ・クロニクル」 オリジナル・サウンドトラック Future Soundscape II(初回限定盤)