蒼穹のファフナー -RIGHT OF LEFT-
本編を全話見ているので、今作の主人公、僚と祐未の未来は見当がついていましたが、島の平和のために、文字通り、自身の身体を犠牲にしてでも最期まで希望を抱いて戦い続ける姿に深く感動しました。
例え命がけで戦って勝ち取った平和がほんの短い時間だとしても、それはかけがえのない素晴らしい時間であり、戦ったことには大きな意味があるんですよね。
普通ならどこまでも鬱になりそうな設定でありながら、そこに希望と感動を与えられるってすごい。
やっぱ、ファフナー最高!!
放映前は旧キャラ要チェックするつもりだったのですが、僚と祐未、そして前作では1話で死んでしまった蔵前果林が、1時間足らずでよくぞここまでってくらいしっかりと描かれていたので、総士と果林を除く旧キャラに関しては懐かしいなぁ~、まだ平和だなぁ~と微笑ましく見てるくらいにとどまりました。
とはいえ、総士と一騎の微妙な関係に萌え(廊下での擦れ違いシーンは必見)、翔子の一騎への淡い恋心と初々しい態度に萌え、一騎と剣司の喧嘩シーンには胸にあったかいものを感じましたが。
果林ですが、本編では総士と通じ合ってるような感じだったので果林→総士なのかなぁ~と思ってましたが、全然違いましたね。あくまで総士は同じ想いによって生きる仲間。本気で好きなのは僚でした。
僚の飼っていた犬を僚だと思って飼うことにしたり、何より僚達を迎えに行くシーンで、いったん状況が変わったから迎えに行くのをやめ待機せよという命令が出たときの取り乱し方に愛を感じました。
でも、僚のことも好きだけど、僚の一番近くにいる祐未のことも本気で慕っているところもいい。
想像以上に健気でまっすぐな子で、本編であっけなく死んでしまったことが非常に悔やまれます。
そして、病弱だからこそ生きている間に何かをなしたいと強く思っている僚と、片親である重度障害者である父を亡くすと同時にアルヴィスの存在を知らされ、卒業をよぎなくされた祐未との微妙な距離感萌え。
最後の最後で両思いになれて、本当に良かったです!
キスすらないプラトニックラブでしたけど、孤独な戦いの中、仲間が次々と同化により植物人間となったり、結晶化して死んでしまったりする中、パートナーとして共に戦い続けてきた二人の結びつきは確かなものだと思ってます。
特に僚。学校も休みがちで、普通の生活をすることも難しい身体なのに、最後まで冷静さを失わなかった精神力の強さに脱帽。格好良いです!
竜宮島に帰りたい!と取り乱した祐未を諭すシーン、すごく格好良かった。
そのあと、冷静さを取り戻した祐未が僚に感謝するシーンも良かったなぁ~。
でも、両思いになれたのも束の間、祐未、僚の順で同化の末期症状となり、結晶となって世界から消えてしまうだなんて(涙)!!
分かっちゃいたけど、切なすぎる!!
最後の、総士と果林の会話が救いでしたね。
竜宮島では常に誰かの犠牲によって平和が与えられているわけですが、悲観的でなく、前向きに捉えてくれているのに救われた。
総士がファフナー搭乗者でなくジークフリードシステム担当になるまでの葛藤もしっかり描かれてましたし、とても1時間SPとは思えない充実した内容でした。
そして、angelaによる主題歌「Peace of mind」。必聴です!! 泣けます!!
angela最高!!
感動をありがとう!!
Peace of mind angela
DEAD SET angela
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Posted at 17:06:14 | アニメ | コメント:2 | トラックバック:29