トリニティ・ブラッド 第24話
原作未読なのが致命的だったのか、最終回が終わっても謎がいっぱいですっきりしません。
結局、カインはどうして人類の敵であり、アベルはカインを滅ぼすまで戦い続けなければならないんでしょう?
人類の敵であるはずのカインが天使っぽい外見で、アベルの戦闘モードが悪魔っぽいのはなんで?
火星移民計画とか、実験体とか、アベルを蘇えらせた液体の正体だとか、イザークは結局どうなったのーとか、エステルのアベルへの想いは結局どういったもので、どのような形に落ち着いたの?とか、カインはアベルのことをどう思ってるの?とか、最後の最後まで謎だらけ。
トリブラ原作が既に完結済みだとか、せめて完結する予定があるのなら買って読む気にもなりますが、原作者様の死によって最早完結することがありえないと分かっている作品を購入するのは流石にためらいが……。
そんなわけで、トリブラも今回で最終回を迎えてしまいました。
最後まで謎は一杯でしたが、映像美は流石といった感じ。
イザークとAxメンバーやペテロ、アルビオンの人たちの戦いは、激しい攻防の末、イザーク、予想外の敗北。
イオンは途中でどこかに消えて、エステルはシスターケイトの勧めでアベルの元へ行き、そこでトレスがアベルの棺にカテリーナ様から預かってきた液体をかけたのを見たあと、カインと再会することに。
トレスはやはりカインの敵ではなかったのか、あっけなくやられちゃいましたね。
カインとアベルは元は二人で一つの存在、完全同系遺伝子体(?)だったらしく、カインは再びアベルとひとつになることを望んでいるようです。
そうすればカインは完全体を手に入れられるし、アベルももうくよくよ悩まなくていい、というのがカインの主張です。
何も必要としない者。
それ故にすべてを必要としている者。
…それがカイン。
でも、エステルはそんなこと認められなくて、カインをアベルに近寄らせまいとするのですが、そこでアベル復活!
トレスがかけた液体の影響だとは思いますが、結局、液体の正体が詳しく語られないままなんですけど!?
悪魔みたいないでたちで、そのまま空高く飛んでいったアベルを、自らも天使みたいな羽をはやして(でも、顔は狂悪)追っかけるカイン。
置いてけぼりのエステル。
アベルVSカインの戦いは、流石にすごい激しさですね。
でもって、ちびアベル・ちびカイン・ちびセス等の過去がちょっとだけ明らかに。
昔のアベルはかなり人生に絶望してるっつーか、後ろ向きっつーか…。
カインはいつも笑顔だし、過去の回想を見る限りじゃ特別悪人にも見えないのですが、セスがカインに怯えてるっぽいのはなんで?
それに、あの赤い髪の美人さんって誰?
母親? 恋人? お姉さん?
カインとアベルの戦いを見ただけで、「あなたは永遠に戦い続けるのですね」とエステルが悟るのもなんか唐突な感じがしますが、とりあえず、アベルはカインの羽をもぎ、アベルもカインに撃たれて、二人揃って空から落ちていき、とりあえず戦闘終了。
そして、いきなり場面がかわって、エステルの王位授与式。
エステル、めっちゃ美人です!
新しい世界、皆が一緒に暮らしていける世界のために、エステルはこれから頑張っていくのでしょう。
そしてアベル。
やっぱり生きてました。
今回、戦闘中に姿を見せなかったイオンは、アベルと共に世界の敵であるカインを滅ぼす旅についていくようです。
やっぱりカインも生きてたんですね。
イオン、男前度が上がってました!
だけど、アベル×エステルもイオン×エステルも中途半端なまま終わっちゃたのがめちゃくちゃ心残りかも。
続編ってないのかな?
トリニティ・ブラッド chapter.3 コレクターズエディション
Posted at 16:36:42 | トリニティ・ブラッド | コメント:0 | トラックバック:5