ガラスの仮面 第42話
単独、山に篭もって、都会の野良犬から野生の狼になって戻ってきたマヤ。
帰りの遅いマヤを心配して、「彼女は僕の大切な相手役ですから!」と迎えに行こうとした桜小路君萌え。
相手役としてというより、一人の女の子としてマヤのこと好きですからねぇ~♪
それはともかく、今回はなんといっても円城寺まどかが不憫でした。
大成功をおさめた「イサドラ!」の初日の舞台後のパーティで、真澄さんがマヤ達の「忘れられた荒野」を大勢の舞台関係者に宣伝するため、主役のマヤの演技力を見せるためにイサドラの役をやらせてみたり、ジェーン役として真澄さんから肉を奪わせてみたり。
マヤは公衆の面前で侮辱されたと真澄さんを恨みましたが、結果はマヤの演技が素晴らしかったため、演劇界会長を含め、多くの演劇協会メンバー達がマヤや「忘れられた荒野」に興味を持ってくれたわけで、マヤ達にとっては大きなプラス。
本当なら多くの関係者にもてはやされるはずだった円城寺まどかは忘れられた存在。
確かに、真澄さんに乗せられてマヤにパーティで余興の演技をすることを認めたのはまどか本人ですが、それにしてもこれはあんまりにも不憫だと思います。
亜弓さんは亜弓さんでやっぱりパーティに来ていましたが、マヤのジェーン役を見て、ますます紅天女候補同士として競い合いたい気持ちが膨らんだようですvv
いつもと違う意地悪な真澄さん、マヤに噛まれた手を嘗めている真澄さんを見た紫織さんは、真澄さんのマヤへの気持ちに少しばかり不安を感じたのかな?
真澄さんにハンカチを渡すシーンに嫉妬が見え隠れして見えました。
パーティ後。
真澄さんと黒沼監督が会ってましたが、黒沼監督は真澄さんの行動の理由を見抜いていたようですね。
でも、真意までは理解できず。
そんな黒沼監督に、紅天女を上演するために必要なのは役者だけではないという思わせぶりなセリフを残して去っていく真澄さん。
そうです! 黒沼監督は紅天女の演出家候補なんですよ!!
真澄さんの期待に応えるためにも、黒沼監督、もっと頑張れ!
そして、真澄さんへ舞台のチケットを渡すために水城さんと会っていたマヤですが、水城さんから真澄さんの行動には理由がある、舞台での余興がどんな結果をもたらしたか考えてみろといわれて、ますます心揺れることに。
真澄さんが善意で自分に接してくれるはずはないと思い込んでいるマヤですが、いい加減、真澄さんの本当の気持ちに気付いてあげてください。
水城さんも聖さんも応援してるんですから。
次回は「忘れられた荒野」の初日ですね。
この日の上演がこれからの話に大きく関わってくるわけで、今後の展開を想像するとわくわくします。
ガラスの仮面 第42巻 美内すずえ
OP zero 幾田 愛子