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鈴森はる香

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 ここのところハートに優しくない作品を読み続けてしまったので、ひと息入れたいなーと思って読み始めたり。
 もちろん今シリーズも一筋縄ではいかない作品ですけれど、でも最後には優しい気持ちになれることが約束されているので、こういう気持ちのときにはもってこい。
 いつの間にか沖田センセも「裏切らない」作家さんになりましたなぁ……。


 前作からきちんと亮士くんのことをきちんと意識し始めたおおかみさんが可愛いですね~。
 「おおかみさん夏休みの夕方にストリーキングと遭遇する」は乙姫さんが活躍してしまうお話でしたけれども、その過程での見せるおおかみさんの恥じらいの姿がオンナノコしてるなぁ~と。
 で、さりげに亮士くんもオトコノコ……ではなくてオスの部分を見せているような?
  そういう方向へ意識が向けられて、あらわにするようになったのって、おおかみさんたちを通して世間というか社会へ融け込むことができてきたということなのでしょうか。


 「おおかみさんお馬鹿きわまりないジャックとその仲間たちと対決する」は、もう沖田センセらしい突き抜け感が。
 本っっっっ当に真剣に打ち込むことが出来るのならば、どこまでもばかばかしいことであろとそれは壮大な物語になってしまうという(笑)。
 作品のテーマとか主題とか、そこで風呂敷を大きく広げなくても作品の世界を大きく描くことはできるっちう。

 この掌編でも亮士くんのオスっぽさが描かれていたような?
 ヘタレであるのは相変わらずですけれど、亮士くん、成長しているんですねぇ。
 でもって、おおかみさんも成長してるワケで。
 成長っていうか、変化?
 それを言うならりんごさんも含めて、作中に登場するみんなが互いに影響し合って変化して良い方向へ成長しているのですけれど。

 ……あー。
 そういう「年頃のオトコノコオンナノコの成長譚」を気に入っているのかも。


 最後の「おおかみさん白雪さんと出会いりんごさんのためにがんばる」は、もう章タイトルからして良い話ぶりがうかがえるワケで。
 あー、読んで良かった~。
 ガジェットとしてはりんごさんの出自はそう凝ったものではないですし珍しくもないですけれど、そのことで彼女がなにを思いなにをしてきたのかを考えれば、十分に物語たり得た次第。
 あ、違うか。
 考えれば、ではなくて、そうするだけの筆致で紡いでくれたからわたしたちが思い巡らすことができたということ、なのかも。

 作品って設定勝負ではなくて、その設定をいかに見せるかにあるなぁ……と。


 でもって亮士くんとおおかみさんって、なんちうか、もう、付き合ってるんじゃ?ってくらいに一緒にいますね(笑)。
 正しく手順を踏んでいるわけではないにしても、この状態では他の誰も手を出さないですよー(≧▽≦)。
 おおかみさんの覚悟もいよいよ固まってきたように察せられますし、これは勝負のときが近いですか?
 たーのしみー♪


 どうせパワーインフレ起こすなら、最初からスゴイ奴が現れてスゴイことしても変わらないっしょ……ってこと?
 んー……そういう感想も、なんだか違うか。
 でもやぱし、スゴイ奴がやってきてスゴイ奴ら同士で闘って、非力な人間がその余波で貧乏くじを引きました……って話にしか思えなくてー。

 うーん、うーん、うーん……。

 キャラクターの会話も妙にスカしている風に感じられて、どうにも気恥ずかしかったのです。
 気取っているっちうか、芝居くさいっちうか。
 つまるところ「生きている言葉」に思えなかったというワケで。

 うーむ……。
 これが「抜群の文章センス」ってモノなのですか……。
 世代を感じてしまうわ。



 タイトルからすると「藤堂家」の面々を軸にしたお話かと思ったのですけれど、「藤堂家」はあくまで舞台でしかなくて。
 表紙に書かれているように主人公は神一郎と美琴であって。
 でもそこに描かれるのは二番目の敵、と。

 読み進めているときにも感じたのですけれど、読み手に対してどこに注目して欲しいのかが固まっていないような気が。
 焦点絞るところがバラバラっちうか、この作品の売りがどこなのか、この作品とはどういう作品なのか、ハッキリしないっちうか。

 銀賞を取った魅力、伝わってこなかったかなぁ……。


 眞一郎!
 あああ、あんたってオトコはぁぁぁぁぁっっっっ!!!
 いま、このときにっ、比呂美を抱きしめて「全部ちゃんとするから」たぁ、どういうことやねんっ!!
 過去の女とは清算するから……ってことか!? ことなんかっ!!?
 てことは、あれか。
 乃絵とのことは初めから本気じゃなかってこと!?
 ふざけんなーっ!!!(`Д´)

 いや、まだそうと決まったワケじゃないですけれど、でもわたしの目にはそう映ったさ。

 比呂美との仲には社会的障害が存在する → 乗り越えられないので諦める → 好意を寄せてくれる乃絵がいる → 比呂美と付き合えないことがハッキリしたなら乃絵の気持ちに答えてもいいかな → え? ホントは障害なんてなかったの? → 比呂美と付き合える! → でもいまの自分には乃絵がいる → 全部ちゃんとするから!

 ……って見えるー見えるー。
 比呂美のほうが全てから解放されてアクティブになるのはわかるのですけれど。
 つながれていた鎖から解き放たれたワケですし。
 でも眞一郎、あんたは違うでしょう!!!
 自分の行為に責任を持ちなさいよ!……って、だから「ちゃんとするから」なんですか?
 あー……うぇー……。


 でも、ここまで厳しく言っても、眞一郎って17歳でしたっけ?
 その歳のオトコノコであればそれも仕方がないのかなぁ……という思いもするのですよねー。
 視聴者という外から見るポジションだけでなく、歳を経てしまっているから見えるものもあるっちうか。
 だからこそやるせないっちう……(T△T)。
 年齢を思えば、眞一郎はわりとよく考えているほうだとは思うのですけれどー。

 いや、でも、しかし……ねぇ。
 もう乃絵の想いは消えゆくのみなのかなぁ……。
 確定申告、書類作成終わりっ!
 あとは提出するだけ~。
 e-TAXでの手続き準備することを忘れてしまっていたことよ。
 ざーんねーん。
 来年は是非ともe-TAXで申告したいところデス。



 昨日の7時くらいと19時くらい、ほぼ12時間の差をおいてbk1で注文したのですけれど。
 本日9時に、そのうち19時に注文した本が先に届いたりして。
 特急便でもないのに14時間で届いてしまうのですか……。
 まぁ、電撃と富士ミスの新刊だったので用意もしやすかったのではないかと推測(笑)。

 でもって届いたらすぐに『待ってて、藤森くん!4』のオチと後書きに目を通して安堵したり。
 藤森くんがどう決着するのかも、『さよならトロイメライ』の今後がどうなるのかも、どちらも気になっていたんですもん!
 いやいや、よかったー。
 いろいろと安心してしまったことよ(´Д`)。
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