里親さんが決まりました!
前回、白い仔猫“やぎ”の「里親募集!」をしましたが、
おかげさまで養子縁組がまとまりました。
いえ、おかげさま・・・というのは本当じゃないな。
このブロクを見ての里親募集に関するお問い合わせは
実は一件もなかったので。
確かにやぎの状況は、
災害時取り残された犬猫のような緊切きわまる事態ではないし、
熊本市内、さらに他県から、わざわざ駆けつけるほどのことでもなく、
「けっきょくヨシモトさんちの猫になるに決まってる」的な見方が大方を占め、
難しいかなあ・・・とあきらめかけていた頃、
連絡先であるカフェ・オレンジのひさこさんから電話が掛かってきたのです。
なんと神はすぐそばにおいででした。
最近愛犬を亡くし
家の中にも心の中にもぽっかりと
大きな穴ができてしまったオレンジの常連さんが
ひさこさんに勧められるままブログを見て心が動き、
家に帰ってもう一度ご家族とブログ閲覧の上、決めてくれたというのです。
もう「万歳!」です。
その方はTさんという私も知っている女性なので様々なことで安心できるし、
さらに私は
Tさんの穴の空いた心にこの白い仔猫はとても“合う”と直感したのです。
人でも猫でもこの手の私の直感は今までのところハズレたことはありません。
なのでなんていいご縁だろうかと、
1週間後のお渡し日までやぎに「家猫作法」を特訓することにしました。
まだ庭暮らしのやぎはちょっと寂しげ。
とにかく部屋の中が気になるようで飽きることなく見続けます。
12月5日・土曜日。家に入れる日です。
朝から2階のゲストルームを猫使用にセッティングしました。
それはこんな具合です。
捨て猫救出ボランティア活動をされているKさんからお借りしたケージに
箱に毛布を敷いて作った寝床を入れ、
壁際のヒーターそばに置いてそこをベッドルームとしました。
その前に120×120センチのパンチカーペット(安いやつ)を敷いて運動場に。
パンチカーペットは爪が適度に引っかかり
猫がジグザクに走り回るのに恰好の陸上トラックとなるので、
育ち盛りで見さかいなく走る仔猫と遊ぶとき、
畳やフローリングの傷つき防止に最適なのです。
そのうえ全面が爪研ぎ場でもあり、
粗相しても後始末が簡単で、
外で暮らしていた猫を室内に入れるときはかなり重宝します。
そこにオモチャを並べました。
猫にオモチャ?!と憤慨する方もおられますが、
オモチャは狩猟本能を研ぎ澄ますのに大切な役割を努めるので必要です。
たとえ室内飼いでもです。
壊されたり傷つけられて困るような物は場所を移すか押し入れに収納し、
ソファやベッドはボロ布で覆います。
仔猫の間は噛みつきイタズラが多いので、
その代替物に
食い破られてもかまわない古セーターや古タオルケットなどを1枚用意。
食器と水飲みボウルを置き、
トイレは、
部屋の中に入れたらしばらく様子を見て、
猫がそわそわし、うろうろし、
匂いを嗅いで腰を下ろし掛け・・・そうになったら
そこに急いで設置できるようあらかじめ猫砂を入れておきます。
これでまあ準備万端でしょうか。
もとスタイリストなので
こういう準備作業はオチャノコサイサイにやれてしまうのです。
昼下がり、
えっ?という顔のやぎを抱いて2階のゲストルームに入りました。
そして12月6日・日曜日。
家に入ってまる一日経ったやぎです。
いきなり深窓の令嬢風!
このコはほんとうにお利口で、
生まれてから(たぶん)ずっと外で暮らしていただろうに、
昨日は室内に入れられても動じる様子まったくなく、
ゆうゆうと部屋の隅々まで調査して、
気が済んだら運動場の真ん中に置かれた古セーターに突入し、
狂ったように遊び始めました。
トイレもすぐに習得したし、
眠くなったら自主的にケージに入って寝床についた。
これまでたくさんの猫と暮らしてきた人間ですが
この順応性には驚かされました。
「これは飼いやすい猫ですよ!」と
その場にはいないTさんに叫んだりして。
陽差しの差し込む部屋の中はあったかい!
白い猫の耳はことさら赤く燃え。
部屋に入れて良かったねえ。
偶然にできた“柵の上を歩いている猫”の影絵。
なにかしら幸せな構図・・・。
おもちゃで遊ぶ練習も何の問題もなくクリアです。
よく遊びます。よく遊ぶ猫は頭の働きが活発な証拠。
お渡し日の前日、
畑の助手である“編集女史”がやぎに会いに来ました。
するとこんな具合です。
初対面の相手の膝にもごく自然に乗っかれるのです。
庭のまみちゃん一家がいい例ですが
生粋のノラ生まれだったらこういうことはまずできません。
だからやぎは家猫の子供として生まれたのではないか・・・
それが乳離れあたりで捨てられて
その後一匹ノラとして生きてきたのではないか・・・
ゆえに大人猫が気になるし、人にも懐くのではないか・・・
などなど考えてしまいます。
小さい身ながら食べ物を探して
きつい毎日を過ごしたようですが、
これからは幸せな日々が待っているから、良かった、良かった。
家入りをして4日目には
ほら、どこからみても家猫になりました。
そして12月11日の嵐の夜、
やぎはTさんのお宅に行きました。
新しいお父さんにもお母さんにもすんなり馴染みました。
すでに「もみじ」という名が決めてありました。
えっ、白なのに、と驚くと、
亡くなった愛犬が「かえで」ちゃんだったから、という答え。
なるほどね。
もみじちゃん、本当の家族ができて良かったね!
おかげさまで養子縁組がまとまりました。
いえ、おかげさま・・・というのは本当じゃないな。
このブロクを見ての里親募集に関するお問い合わせは
実は一件もなかったので。
確かにやぎの状況は、
災害時取り残された犬猫のような緊切きわまる事態ではないし、
熊本市内、さらに他県から、わざわざ駆けつけるほどのことでもなく、
「けっきょくヨシモトさんちの猫になるに決まってる」的な見方が大方を占め、
難しいかなあ・・・とあきらめかけていた頃、
連絡先であるカフェ・オレンジのひさこさんから電話が掛かってきたのです。
なんと神はすぐそばにおいででした。
最近愛犬を亡くし
家の中にも心の中にもぽっかりと
大きな穴ができてしまったオレンジの常連さんが
ひさこさんに勧められるままブログを見て心が動き、
家に帰ってもう一度ご家族とブログ閲覧の上、決めてくれたというのです。
もう「万歳!」です。
その方はTさんという私も知っている女性なので様々なことで安心できるし、
さらに私は
Tさんの穴の空いた心にこの白い仔猫はとても“合う”と直感したのです。
人でも猫でもこの手の私の直感は今までのところハズレたことはありません。
なのでなんていいご縁だろうかと、
1週間後のお渡し日までやぎに「家猫作法」を特訓することにしました。
まだ庭暮らしのやぎはちょっと寂しげ。
とにかく部屋の中が気になるようで飽きることなく見続けます。
12月5日・土曜日。家に入れる日です。
朝から2階のゲストルームを猫使用にセッティングしました。
それはこんな具合です。
捨て猫救出ボランティア活動をされているKさんからお借りしたケージに
箱に毛布を敷いて作った寝床を入れ、
壁際のヒーターそばに置いてそこをベッドルームとしました。
その前に120×120センチのパンチカーペット(安いやつ)を敷いて運動場に。
パンチカーペットは爪が適度に引っかかり
猫がジグザクに走り回るのに恰好の陸上トラックとなるので、
育ち盛りで見さかいなく走る仔猫と遊ぶとき、
畳やフローリングの傷つき防止に最適なのです。
そのうえ全面が爪研ぎ場でもあり、
粗相しても後始末が簡単で、
外で暮らしていた猫を室内に入れるときはかなり重宝します。
そこにオモチャを並べました。
猫にオモチャ?!と憤慨する方もおられますが、
オモチャは狩猟本能を研ぎ澄ますのに大切な役割を努めるので必要です。
たとえ室内飼いでもです。
壊されたり傷つけられて困るような物は場所を移すか押し入れに収納し、
ソファやベッドはボロ布で覆います。
仔猫の間は噛みつきイタズラが多いので、
その代替物に
食い破られてもかまわない古セーターや古タオルケットなどを1枚用意。
食器と水飲みボウルを置き、
トイレは、
部屋の中に入れたらしばらく様子を見て、
猫がそわそわし、うろうろし、
匂いを嗅いで腰を下ろし掛け・・・そうになったら
そこに急いで設置できるようあらかじめ猫砂を入れておきます。
これでまあ準備万端でしょうか。
もとスタイリストなので
こういう準備作業はオチャノコサイサイにやれてしまうのです。
昼下がり、
えっ?という顔のやぎを抱いて2階のゲストルームに入りました。
そして12月6日・日曜日。
家に入ってまる一日経ったやぎです。
いきなり深窓の令嬢風!
このコはほんとうにお利口で、
生まれてから(たぶん)ずっと外で暮らしていただろうに、
昨日は室内に入れられても動じる様子まったくなく、
ゆうゆうと部屋の隅々まで調査して、
気が済んだら運動場の真ん中に置かれた古セーターに突入し、
狂ったように遊び始めました。
トイレもすぐに習得したし、
眠くなったら自主的にケージに入って寝床についた。
これまでたくさんの猫と暮らしてきた人間ですが
この順応性には驚かされました。
「これは飼いやすい猫ですよ!」と
その場にはいないTさんに叫んだりして。
陽差しの差し込む部屋の中はあったかい!
白い猫の耳はことさら赤く燃え。
部屋に入れて良かったねえ。
偶然にできた“柵の上を歩いている猫”の影絵。
なにかしら幸せな構図・・・。
おもちゃで遊ぶ練習も何の問題もなくクリアです。
よく遊びます。よく遊ぶ猫は頭の働きが活発な証拠。
お渡し日の前日、
畑の助手である“編集女史”がやぎに会いに来ました。
するとこんな具合です。
初対面の相手の膝にもごく自然に乗っかれるのです。
庭のまみちゃん一家がいい例ですが
生粋のノラ生まれだったらこういうことはまずできません。
だからやぎは家猫の子供として生まれたのではないか・・・
それが乳離れあたりで捨てられて
その後一匹ノラとして生きてきたのではないか・・・
ゆえに大人猫が気になるし、人にも懐くのではないか・・・
などなど考えてしまいます。
小さい身ながら食べ物を探して
きつい毎日を過ごしたようですが、
これからは幸せな日々が待っているから、良かった、良かった。
家入りをして4日目には
ほら、どこからみても家猫になりました。
そして12月11日の嵐の夜、
やぎはTさんのお宅に行きました。
新しいお父さんにもお母さんにもすんなり馴染みました。
すでに「もみじ」という名が決めてありました。
えっ、白なのに、と驚くと、
亡くなった愛犬が「かえで」ちゃんだったから、という答え。
なるほどね。
もみじちゃん、本当の家族ができて良かったね!
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