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枝元さんだ!

最近知り合った編集者の石川理恵さんからぶかぶかに膨らんだ封筒が送られてきて、
開くと中にぷちぷち(透明ビニールの梱包材)に包まれたものが入っていて、
クッキーということなので開けてみたら、
そこに枝元さんがいたのです。
ほら!

枝元さんのクッキー



枝元さんとは、
むろん、もちろん、
雑誌、テレビでおなじみの料理研究家(と呼んでいいのかな? お嫌いかな?)
枝元なほみさんのことですが、
このクッキー、似てるでしょう?
天下一品のあの笑顔に。

じっさい驚きましたよ。
笑顔が似ていることにもですが、
私の手元に届いたそのタイミングの良さに。
というのは、
先日ウチに女4人集まって「餃子女子会」をやったのですよね。
セロリの焼餃子、クレソンと海老の水餃子、ねぎと豚の焼餃子、
そして料理番組で見てメモしていた枝元レシピのトマトの水餃子。
計4種類を作りましたが、
トータル80個ぺろりと食べながら、
みんなそれぞれに美味しかったけど
やっぱ枝元レシピがいちばん旨かったね、
という結論に達したわけです。
餃子作りにはあるまじきトマト使いが独創的、
とか、
餃子通のヨシモトでもトマトの餃子を出す店はたった1軒しか知らないぞお、
とか、
枝元さんのエスニック好きには共鳴しちゃうし、
そこにあの笑顔だもん・・・好きにならずにはいれないよねえ、
とか、
騒いでいるところへ、
この前枝元さんが
作家の石牟礼道子さんの料理を念頭に置きつつ天草の食材で料理を作るという
某雑誌の企画で来熊され、
「オレンジ」にも顔を出されて、
おかげで枝元料理を口にする幸運に恵まれた・・・と
店主の久子さんがひっそりと告白するように言い、
いいないいなとみんなで盛り上がった日の
その翌々日のクッキー到来なのですよねえー。
袋の中の焼き菓子が「私のこと呼んだ?」と訊く枝元さんに見えたからって、
それほどおかしなことではないでしょう?

枝元さ〜ん!


そのうえ、送ってくれた石川さんの手紙の中に、
“にこまるクッキー”という名のこのクッキーを発案したのは枝元さんで
「東北の被災地の方が何人かで集まりころころと丸めているものです」
という一文があったので、
えっ、似てるってだけでもびっくりしたのに、
制作に深く関わっておられたのか・・・と、
何か縁のようなつながりも感じました。

袋の裏に“製造者 一般社会法人 チームむかご”とあったので
興味を覚えてネットで見てみると
こういうことでした。
枝元さんはこのチームの代表なんですね。


  自分が毎日食べている食べ物についてもっとよく知りたい、
  もう少し深く考えてみたい、その食べ物の生産現場、農業に
  もっと前向きに関わっていきたい、という共通の思いを持っ
  たメンバーが集まり「チームむかご」を作りました。
  経済的な効率が優先され農作物の規格化が進んでいる現在、
  生産者や消費者、流通、行政といった関係する全ての立場の
  人々がともに問題を共有し、つながっていければと思ってい
  ます。
         一般社会法人 チームむかご  枝元なほみ


その活動の一つが
東日本大震災で被災した方々に
手作りのものを食べていただきたい、
少しでも力になりたい、
という想いから始まった“にこまるプロジェクト”で、
ボランティアの方々手作りの食品をこつこつと
被災地に送り続けてきたそうなのです。
食料物資が安定してきてからは、
被災地の方々自身にクッキー作りをしていただき、
それを非被災地で売って利益還元する形に変化。
それが枝元さんの笑顔にそっくりな
“にこまるクッキー”ということでした。
もう1種類、白っぽい米粉の枝元さんもいるそうな。。
インターネット販売と店舗販売があるそうですが、
興味のある方はhttp://mukago.jpをごらんくださいね。

ん? 味ですか?
わかりません。
枝元さんを感じてとても食べられないのです。
すごくお腹が空いたとき(あやまりながら)食べさせてもらいます。
見るからに美味しそうなのでその日はさして遠くはないはず。

とにかくです、
枝元なほみという料理研究家(他に良き呼び方はないのかなあ)に
そっくりなクッキーがあること、
見ただけでにこにこしてしまうこと、
とても食べる気がしないこと、などなど
知っていただけましたね?

  
 







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