プロパガンダと教化
★2024/12/18のRTの記事の抄訳。英国のブロパガンダ・メディアBBCは、ロシア・メディア等が影響力を広げていることに脅威を感じている。
RTは「認知戦」に勝っている———BBC局長
★2024/11/14投稿記事。予備知識の一切無い中高生でも分かるように書いてみました。
中高生でも5分で分かる、「ロシア軍から軍服を受け取る北朝鮮兵の動画」が証拠にならない理由
★2024/10/19のムーン・オブ・アラバマの記事。「DPRKがロシアを助けてウクライナと戦う為に軍隊を送っている」と云う主張はどう考えてもフェイクニュースだが、これを思い付いたのは恐らく米軍のランド研究所で、ロシアとDPRKの仲を情報作戦によって引き裂くのが目的の様だ。
「ウクライナに於ける北朝鮮軍兵士の脅威」は米国の情報キャンペーンに基付いている(抄訳)
★2024/10/12、グレイゾーン編集長マックス・ブルーメンソール氏のメッセージ。
ソーシャル・メディアがイスラエルの没落に貢献する仕方について、マックス・ブルーメンソールが語る
★2024/10/02のブライアン・バーレティック氏の記事の抄訳。「新疆ウイグル自治区でジェノサイドが起こっている」と云う嘘を垂れ流している西洋のメディアは、自分の目で新疆の実際の様子を見て来た観光客達は、中国に利用されているのだと馬鹿げたことを仄めかしている。
西洋のメディアが公衆に訴える:中国に関しては自分の目を信じるな、我々の嘘を信じろ(抄訳)
★2024/09/24のアクシオス・ヴァイブスのマーガレット・タレフ氏の記事の抄訳。誤情報についての米国人の見解。
世論調査:アメリカ人は誤情報について政治家達を非難する(抄訳)
★2024/09/05のバーミンガム大学の国際安全保障教授ステファン・ウォルフ氏の記事を紹介してみる。取り立てて重要な内容でもないのだが、西洋のプロパガンダの限界を示す事例として、適宜コメントを加えてみた。
旧ソ連圏で急速に広がる親プーチン運動(紹介とコメント)
★2024/08/09のアンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。スパイ容疑でロシアで捕らえられた2人の「無実のアメリカ人」は、実は本当にスパイであったことが、FSBが公開した映像によって証明された。「ロシアのプロパガンダ」はまたしても真実だった訳だ。
新たに公開された映像は、ガーシュコヴィッチとウィーランが事実アメリカのスパイだったことを証明している(抄訳)
★2024/06/18のブライアン・バーレティック氏の記事の抄訳。2024/06/14のロイター通信の記事の解説。米国防総省はCOVID-19パンデミックの際に中国を中傷する大規模なキャンペーンを展開していたが、これは氷山の一角だ。
ロイターがワシントンのグローバルな偽情報キャンペーンを暴露:その後の話(抄訳)
★2024/06/07のRTの記事の抄訳。同日開催されたRTの討論会の要点。まぁつまり「西洋終わってるわ」と云う意見の交換会。
「西洋はロシアの悪魔化に成功したか?」———RTパネルの重要ポイント(抄訳)
★2024/05/30のヌリ・ヴィタチ氏の動画の抄訳。別記事で少々補足した。
何年もの研究から、メディアの深い反中国バイアスが明らかに(抄訳)
★前掲(↓)のコリブコ氏の記事の解説が少し長くなったので独立した記事として切り離した。
「敵」を非人間化するプロセスに抗う
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/05/15に起こったスロバキアのロベルト・フィツォ首相の暗殺未遂事件は、ウクライナでのNATOの対ロシア代理戦争に関してプラグマティックな立場を取っている彼に対して、「親ロシアのファシストである」とのヘイトスピーチが垂れ流されて来たことの結果と言える。
ロベルト・フィツォ暗殺未遂事件は、フェイクニュースが人を過激化させ得ることを証明している(抄訳と解説)
★2024/04/11のヌリ・ヴィタチ氏の解説動画の抄訳。少しだけ補足した。「国境なき記者団」の正体は何なのか。
独占:香港が国境なき記者団を拒絶した本当の理由とは?(抄訳)
★2024/03/26のヌリ・ヴィタチ氏の解説動画の抄訳。多少補足した。
中国が英国やニュージーランドの政治に介入している? これを観て判断するのはあなただ(抄訳)
★2023/10/03のミントプレスのアラン・マクラウド氏の記事の抄訳。西洋市民が耳にするDPRK関連の奇妙なニュースは、基本的にCIAの心理作戦の一環だ。
信頼出来ない情報源:CIAがあなたにお届けする北朝鮮関連ニュース(抄訳)
★アレクセイ・ナワリヌイの関する報道について、グレン・グリーンウォルド氏の解説動画の要点。多少補足した。ナワリヌイ獄死に関する西洋大手メディアの二重基準を指摘している。
アレクセイ・ナワリヌイ:西洋が捏造した胡散臭い産物(要点)
★ベン・ノートン氏の記事の抄訳と補足。タッカー・カールソンがプーチン大統領にインタビューを行ったことは先の記事でも取り上げたが、これは話の半分に過ぎなかった。ここでは、カールソンのインタビューの背後に有る邪な動機について解説する。
タッカー・カールソンの反中戦争プロパガンダの嘘をプーチンが暴き、CIAとの関係をおちょくる(抄訳と補足)
★T・P・ウィルキンソン博士の記事の抄訳。ジョージ・オーウェルが書いたディストピア小説の金字塔『1984年』は空想上のソ連についての話じゃないよ、現実の大英帝国の話だよ。
オーウェルの『1984』:思想警察をお探しかな? なら鏡を見てみればいい。
植民地主義的/帝国主義的プロパガンダの一例。「敵はプロパガンダで自国民を洗脳している!」と云うプロパガンダによって自国民を洗脳し、「敵」の人間性や尊厳を貶めて、相手は道徳的に自分達より劣った存在であり、従ってどれだけ攻撃したり搾取したりしても構わないのだと信じさせることは、差別に基付く帝国主義秩序を確立する上で不可欠の作業だ。「敵は嘘を吐いている」と云う嘘に騙されて懐疑心を持たない帝国臣民は、逆転した世界観の中で育って行き、その内「敵」について聞かされるどんな嘘も簡単に信じる様になる。
架空の独裁国家「犬の国」描く漫画 言論統制ロシアで人気 日本でも出版 作者の思い
★2023/10/05にシリアのホムスで起こったドローン攻撃と同日、英国のITVは「病院の医師達が反政権派と疑われる人々を拷問している」と云う恐怖物語を垂れ流した。これは恐らく「犠牲となったシリア人達は『価値有る犠牲者』ではなかった」と云う印象を視聴者に刷り込む為のフェイクニュースだ。
【閲覧注意】2023/10/05のホムスの陸軍学校へのドローン攻撃
★2023/10/19、ギャラップ社の世論調査結果に拠れば、米国に於けるメディア報道への信頼度は史上最低になった。
米国に於けるメディア報道への信頼度は史上最低に
曾てはNYタイムズやWPに反戦スクープ記事を載せたことも有るジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏は、ノルドストリーム破壊の真相に関して大手報道機関が「誰もものを考えていない」ことを指摘。またウクライナ紛争についても「私が知っている戦争は、あなたが読んでいる戦争とは違います」と辛辣に批判。まぁ元々西洋大手メディアは帝国のプロパガンダ・マシンだが、その傾向は近年とみに酷くなって、最早政府や軍部や諜報部と一体化している。
Nord Stream blast story was ‘not hard to find’ – author
マット・タイービ氏が明らかにしたTwitter文書に拠ると、Twitter上で「ロシアのボット(工作員)」が「ロシアの偽情報を広めている」と云う与太話を、民主党の主要議員達と企業メディアは嘘であると承知していたが、公にはその事実を明らかにしなかった。まぁロシアゲート関連の話は最初っから馬鹿馬鹿しいの一言に尽きるが、この妄想的陰謀論を如何に多くの米国人が信じているかは驚くべきものだ。彼等は本当に容易に洗脳される。
Key ‘Russian bots’ claim was false – Twitter documents
Wikipediaのホロドモールについての記事を、1時間半掛けて詳細に解説した動画。私もWikipediaはよく利用するが、政治的にセンシティヴなテーマについては強い偏向や歪曲、時にはあからさまな嘘や捏造情報が沢山紛れ込んでいるので、便利ではあるがそれなりに限界も有ることを弁えていないととんでもないことになる。事実に拘りたいなら、「ソースはWiki」で満足するのではなく、そのWiki記事が何をソースにしているのかまで気にしよう。
The Holodomor Genocide Question: How Wikipedia Lies to You
【推奨】新疆ウイグル自治区での弾圧に関するデマ報道は、西洋が中国に仕掛けているプロパガンダ戦争の一環であり、「合意の捏造」の発展型だ(嘆かわしいことに、名著『マニュファクチャリング・コンセント』の共著者であるノーム・チョムスキー氏は、この件では合意の捏造を批判するのではなく加担している)。新冷戦プロパガンダが日々私達の憎悪と分断を煽り、被害者と加害者の関係を転倒させていると云う現実が見えない限りは、現代社会の本当の姿は決して理解出来ない。
Manufacturing Consent for the Containment and Encirclement of China
別リンク。
Manufacturing consent for the containment and encirclement of China
寺島メソッド翻訳NEWSさんによる邦訳。
中国攻撃の偽情報はどのように捏造されるのか―新疆ウイグル自治区での「大量虐殺」「文化的虐殺」「強制収容所」「脱過激化教育」の真相
一生洗脳されたままお幸せに生きるか、真実を知って苦しむか、どちらを選ぶべきかは容易に答えの出せる問題ではない。私は前者の生き方は我慢が出来ないから、それがどれだけストレスフルな経験をも齎そうとも後者を選ばざるを得ない。これは気質の問題だ。だが私自身もまだ気が付いていない嘘に騙されている可能性は常に残されている。なので或る意味でこれは程度問題に過ぎないとも言える。
知ることのストレス
★Alan MacLeod 編、Propaganda in the Information Age: Still Manufacturing Consent のレビュー。
『マニュファクチャリング・コンセント(合意の捏造)』の21世紀アップデート版
★キット・クラレンバーグ氏の記事の要点。英国外務省はイスラム教スンニ派のインフルエンサー層を利用してプロパガンダ・キャンペーンを繰り広げている。
英国諜報部がスンニ派聖職者階級を兵器化する手口(要点)
現代のハイブリッド戦争の現実を理解するには、メディアを通じたソフトパワーによる侵略のことを理解しなければ話にならない。人々はメディアから与えられた情報を通じて世界観を形成するからだ。「影響力による兵器」たるプロパガンダを遂行する為に、西側諜報部はメディアに多額の資金を投入している。西側諜報部のカネが入ったメディアは、新冷戦「について」報道している訳ではなく、その報道事態が新冷戦遂行の一形態なのだと云う点を頭に入れておく必要が有る。
The Point: U.S. scramble for influence over African media
2022/03/02のアラン・マクラウド氏の記事。2022/02/21〜27の米国の主要メディア5社の報道を分析するとこうなる。ロシアのウクライナ攻撃に関しては1,298件に達するのに対して、サウジアラビアによるイエメン攻撃は0件、米軍によるソマリア攻撃は1件、イスラエルによるシリア攻撃は2件と云う有様。何れも被害の面で言えばウクライナよりも遙かに酷い事態になっている件なのだが。国際情勢については報じられたことよりも報じられないことの方が重要であることは珍しくない。省略は大衆洗脳の重要な手口のひとつだ。
IT’S DIFFERENT, THEY’RE WHITE: MEDIA IGNORE CONFLICTS AROUND THE WORLD TO FOCUS ON UKRAINE
★『マニュファクチャリング・コンセント』の共著者エドワード・ハーマン氏の別の共著についての私のレビュー。
西側の戦争報道は戦争遂行の一部だ
2022/08/24に公開された報告書「Unheard Voice: Evaluating five years of pro-Western covert influence operations」についての解説記事。ソーシャルメディアはボットが広める中国、ロシア、イランを悪魔化する親米プロパガンダで溢れている。これらの国々は「フェイクニュースを広めている」と西側から非難されている訳だが、西側政府自身がこれらの国々についてフェイクニュースを広めていることを、今や公式に認めている。現代の戦争は全てハイブリッド戦争だが、人々の認知や世界観を巡る戦場こそが最も活発に戦われる戦場だ。古典的な兵器を使った物理的な衝突はハイブリッド戦争の一部に過ぎない。SNSは無害中立な単なるコミュニケーション・ツールではなく、人々を操る為の新たな兵器の一種だ。
Bots are flooding social media with pro-US propaganda demonizing China, Russia & Iran, studies show
中国CGTNによる、米帝が行なっているソーシャルメディアを使ったプロパガンダ工作についての解り易い解説。これはタンフォード大のインターネット観測所と、ソーシャルメディア分析企業グラフィカ(Graphika)が協力して作成した、2022/08/24に公開された報告書「Unheard Voice: Evaluating five years of pro-Western covert influence operations」の解説なので、中国側が捏造した訳ではない。情報源は完全にアメリカ合衆国発だ。非西側諸国がソーシャルメディアを取り締まるのにはそれなりに理由が有る。
How does the U.S. manipulate people overseas through social networks? – Facts Tell
2022/09/19のNYタイムズの記事。米国防総省はソーシャルメディアを通じて国外の人々に影響を与える秘密作戦の見直しを命じた。偽情報を拡散する方法は概して2つ:新米的なメッセージを広めることと、標的とされる国や勢力を分裂させるメッセージを送ること。イランでは親政府的なメッセージと反政府的なメッセージの両方を拡散していた。8月のスタンフォード大等の研究に拠ると、FacebookとTwitterによって「組織的な不正行為」を理由に削除された中東と中央アジアのアカウントは親米的なメッセージを広めていたが、これは Trans-Regional Web Initiative の一部である。投稿の洗練度はまちまちの様だ。
Pentagon Orders Review of Its Overseas Social Media Campaigns
NYタイムズが閲覧制限が有るので別リンクも紹介しておく。
Pentagon Orders Review Of Its Overseas Social Media Campaigns
★アンドリュー・コリブコ氏の記事の要点。米国防情報局(DIA)の元局長が米国の対ロシア心理戦の実態を明らかにした。
国防総省スパイ局の元長官が米国の対ロシア・スパイ戦争計画を明らかに(要点)
Twitterを中心としたソーシャルメディアで、特定のツイートに於ける親ウクライナと親ロシアのハッシュタグの数を分析した研究に拠ると、「90.16%のアカウントが親ウクライナのカテゴリーに該当し、親ロシアのカテゴリーに該当したのは6.80%に過ぎなかった」。要するに親ロシア派のプロパガンダよりも圧倒的に親ウクライナ派のプロパガンダが多かった。まぁ西側のSNSは情報戦・認知戦に於ける軍や諜報部の兵器の一種として機能しているので、これは全く不思議ではない。但し「親ロシア非ボットアカウントが全体的に最も影響力があり、他の様々なアカウントグループへの情報フローがある」ことが判明したそうで、「ロシアの工作員」呼ばわりされている者の一人としては、私も(Twitterは追放されてしまったが)多少心慰められる思いだ。
It’s not even close: Study finds far more bots are promoting pro-Ukraine propaganda
全然違う:親ウクライナのプロパガンダを推進するボットの方がはるかに多いという研究結果が発表された
反骨のジャーナリスト、ジョン・ピルジャー氏の2022/09/06の講演を、藤永茂氏が訳して下さっている。
「洗脳が徹底しているので、私たちは嘘の塊を飲み込むようにプログラムされているということだ。プロパガンダを認識しなければ、それを普通に受け入れて信じてしまうだろう。それが服従的な空虚さというものだ。」
「人々が本当に(真実を)知ったとなれば、戦争はその翌日にもストップしただろうが、彼らは知らなかったし、知ることもできなかった。」
状況は今も同じで、西側世界は、自分では戦争に反対しているつもりでいながら、実際にはナチ陣営による第三次世界大戦に声援を送っていることに気が付いていない、「自覚無き帝国秩序の手先達」で溢れ返っている。彼等は真実に関心を持たない。どうやって関心を持てば良いのかすら解っていない。世界は無条件に透明なものとして恩寵の様に与えられている、と云う自らの信仰を、彼等は疑ったことが無い。
ジョン・ピルジャーの声を傾聴しよう
★ベン・ノートン氏の記事の要点。戦争プロパガンダの本場アメリカ帝国では、(日本と違って)マスコミを信用する人は殆ど居ない。(日本と違って)この記事の様な質の高い代替メディアも発達しているので、大本営発表以外の情報に接するチャンスもそれだけ多い。
世論調査に拠ると、何十年もの間戦争プロパガンダと嘘を垂れ流して来た米国のメディアを信頼する人は殆ど居ない(要点)
ドキュメント 戦争広告代理店の著者であるNHK報道局チーフ・プロデューサー、高木徹氏のインタビュー。90年代のNATOによるユーゴ解体は、PR企業による猛烈なプロパガンダ攻勢による「世論の捏造」によって可能になったものだ。以降の西側諸国が直接間接に関与した侵略戦争や紛争、ジェノサイド等に関する西側大手メディアの報道は基本的に全てPR=プロパガンダだと思っておいた方が良い。状況は9.11以降急速に悪化して、今では西側社会全体が完全に大政翼賛化している(日本だけの現象だと思ったら大間違いだ!)。ウクライナ紛争だろうがCOVID-19パンデミック詐欺だろうが気候変動/SDGs詐欺だろうが米大統領選だろうが、全ては認知操作による売り物だ。この問題を踏まえていない人は正しい情報源にアクセス出来ていない訳だから、どんな問題を語ろうとも出発点で間違えることになる。
国際社会を生き抜くためのPR――国際情報戦の裏側に迫る
【推奨】ジェームズ・コーベット氏による、メディア=マトリックスについての動画。マス・コミュニケーションの発達と共に、権力者達は情報を支配することによって権力と富を増大させる方法を発達させて来た。情報を支配することが出来れば世界を支配しているも同然だ。マスコミとはその為に人々に向けられた兵器であり、赤い錠剤を飲んでマトリックスから抜け出すには、先ずマスコミによって与えられた情報を疑うところから始めなければならない。煙草業界は「喫煙は健康に悪い」と云う単純な事実を隠蔽する為に大規模な情報操作を行なった訳だが、同様にマスコミ(特にTV)の心理的・認知的な害も一般大衆の目からは隠されている。「TVを観るとバカになる」は文字通りの意味で理解されなければならない。
Episode 422 - What Hath God Wrought (The Media Matrix — Part 2)(書き起こし有)
西側のマインド・コントロールの父、ウィリアム・サーガントについてのシンシア・チャン氏の記事。脱洗脳に於ける強い意志や信念の重要性を指摘している。この記事で紹介されている1944年のジョージ・キューカー監督の心理サスペンスの名作『ガス燈』には、他人を心理的に追い詰め、記憶を混乱させて現実感を喪失させ、自分の思い通りに誘導する悪党(シャルル・ボワイエ)が登場するが、これは西側社会全体に於けるマスコミや政治家や御用学者達に該当する。嘘による支配を免れるには、頭をしゃんとさせてはっきり「NO」と言うことだ。
Gaslighting: The Psychology of Shaping Another’s Reality
以前紹介したウィルス学者 Dr. Marc van Ranst の、如何にして人々にパンデミックを信じさせてワクチンを受け入れさせるかと云う騙しの手口は、この動画が解り易く編集してくれている(05:45から)。
★エドワード・バーネイズの古典的名著『プロパガンダ』(現代の必読書!)から今学ぶべきポイントを纏めた記事。西側の巨大なプロパガンダ・システムを理解せずして現代社会を理解することは不可能だ。
操作の心理学:プロパガンダの導師からの6つの教訓(要点)
★パトリシア・ハリティ氏の記事の要点。多少翻案した。COVID-19パンデミック詐欺では重要な用語の定義が恣意的に変更されたことで、大規模な大衆心理操作が可能になった。
COVID-19のニュースピーク:定義を変えて知覚を変える(要点)
1975年のNATO文書"Hostage Survival Skill"には、人質状況に置かれた捕虜が5段階の心理的適応を経た後、最終的にストックホルム症候群に陥って状況全体を受容するに至るまでが解説されているが、これはロックダウンやユニバーサルマスク等のCOVID-19「対策」に当て嵌まる。
Hostage Survival Skill
英語で4時間と少し長いが、必見。大衆心理操作の百年。私達の欲望は権力者達の強大なプロパガンダ技術によって誘導されている。私達が生きているのは市民達による民主主義社会ではなく、企業が支配する消費主義社会だ。この問題を抜きには現在も未来も語れない。
The Century of the Self - BBC Documentary (2002)
★2022/01/15のタイラー・ダーデン氏の記事の一部を抜粋。
『全体主義の心理学』の主要参考文献
ホントかウソか知らないが、「陰謀論者」ヘンリー・メイコウの記事に、ロスチャイルド家現当主ジェイコブ・ロスチャイルドが返信した。仮に偽物だったとしても、私達の敵を具体的にイメージする上で大変参考になる文章だと思う。
「すべては心理学とメディアなのだよ。」
J.ロスチャイルドからのメッセージ
COVID-19の公式物語は不合理で矛盾していて論理的には最初から破綻している。だが人々をコントロールしたいなら、真実よりも寧ろ嘘の方が有効かも知れない。真実それ自体は何者にも支配されない。支配者が恣意的な権力を揮いたいなら、服従それ自体を目的化した方が良い。
The Covid narrative is insane and illogical…and maybe that’s no accident
2019/01/22にチャタム・ハウスが開催した"Joining forces in influenza pandemic preparedness"でのDr Marc van Ranstの発言の動画。如何にしてメディアを使ってパンデミックを人々に信じさせるか、そのコツを解説している。
Communication and public engagement - MARC VAN RANST - 9
★2019/01/22にチャタム・ハウスが開催した"Joining forces in influenza pandemic preparedness"での、ベルギーの 公衆衛生医師にして、インフルエンザのパンデミックに備える為の省庁間委員であるマーク・ヴァン・ランスト医師の発言の要点。
パンデミックに於て人々に「対策」の必要性を信じさせるには(マーク・ヴァン・ランスト)
JFK暗殺、9.11、COVID-19………大手メディアは毎回偽物の議論で目眩しを行い、左派やリベラルは沈黙。異論を唱える者は「陰謀論だ!」と云う魔法の言葉で封じ込められる。このパターンはずっと前から続いている。
Media Pseudo-Debates and the Silence of Leftist Critics
★クリス・カンタン氏の記事の要点。シリア戦争報道に学ぶ、戦争プロパガンダ5つの秘訣。
シリア———プロパガンダ事例研究(要点)
NPO国民ワクチン情報センターの警告:ビッグファーマの大衆洗脳能力を決して侮ってはならない。mRNAワクチンについての情報は何から何まで嘘だが、彼等は広告と検閲に数十億ドル単位の大金を注ぎ込み、マスコミやソーシャルメディアを掌握している。
Seeing Through the COVID-19 Spin
洗脳/マインドコントロールとは、心理的・社会的な戦術を利用して誰かに特定の仕方で思考・行動することを強制すること。マーガレット・シンガーが指摘した7つのカテゴリーは、コロナカルトを理解する上で大変参考になる。
https://www.globalresearch.ca/coercive-mind-control-tactics/5759556
マーガレット・シンガーの「マインドコントロールの6つの条件」に基付いてコロナカルトの病理を分析した記事。全体主義の一部と化してしまうと、人(特に中途半端な左派)は自分の異常さに気付かなくなる。
The Covidian Cult (Part II)
大衆洗脳についてはこの古典を是非ともお薦めしておきます。プロパガンダ、CM、PR、名前は違えど本質的には全て同じ。プロパガンダと聞いてソ連や北朝鮮を真っ先に連想する人は完全にピンボケ。現代の洗練された大衆洗脳術は純然たる西側資本主義/帝国主義の産物です。
プロパガンダ[新版]
資本主義社会に於て人々の行動をコントロールする方法、エドワード・バーネイズが確立したプロパガンダ(PR)についての短い解説動画。この手法を使えば大統領だって売れる。この問題を理解しない限り現代社会は理解出来ない。
How to Control What People Do | Propaganda - EDWARD BERNAYS | Animated Book Summary
RTは「認知戦」に勝っている———BBC局長
★2024/11/14投稿記事。予備知識の一切無い中高生でも分かるように書いてみました。
中高生でも5分で分かる、「ロシア軍から軍服を受け取る北朝鮮兵の動画」が証拠にならない理由
★2024/10/19のムーン・オブ・アラバマの記事。「DPRKがロシアを助けてウクライナと戦う為に軍隊を送っている」と云う主張はどう考えてもフェイクニュースだが、これを思い付いたのは恐らく米軍のランド研究所で、ロシアとDPRKの仲を情報作戦によって引き裂くのが目的の様だ。
「ウクライナに於ける北朝鮮軍兵士の脅威」は米国の情報キャンペーンに基付いている(抄訳)
★2024/10/12、グレイゾーン編集長マックス・ブルーメンソール氏のメッセージ。
ソーシャル・メディアがイスラエルの没落に貢献する仕方について、マックス・ブルーメンソールが語る
★2024/10/02のブライアン・バーレティック氏の記事の抄訳。「新疆ウイグル自治区でジェノサイドが起こっている」と云う嘘を垂れ流している西洋のメディアは、自分の目で新疆の実際の様子を見て来た観光客達は、中国に利用されているのだと馬鹿げたことを仄めかしている。
西洋のメディアが公衆に訴える:中国に関しては自分の目を信じるな、我々の嘘を信じろ(抄訳)
★2024/09/24のアクシオス・ヴァイブスのマーガレット・タレフ氏の記事の抄訳。誤情報についての米国人の見解。
世論調査:アメリカ人は誤情報について政治家達を非難する(抄訳)
★2024/09/05のバーミンガム大学の国際安全保障教授ステファン・ウォルフ氏の記事を紹介してみる。取り立てて重要な内容でもないのだが、西洋のプロパガンダの限界を示す事例として、適宜コメントを加えてみた。
旧ソ連圏で急速に広がる親プーチン運動(紹介とコメント)
★2024/08/09のアンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。スパイ容疑でロシアで捕らえられた2人の「無実のアメリカ人」は、実は本当にスパイであったことが、FSBが公開した映像によって証明された。「ロシアのプロパガンダ」はまたしても真実だった訳だ。
新たに公開された映像は、ガーシュコヴィッチとウィーランが事実アメリカのスパイだったことを証明している(抄訳)
★2024/06/18のブライアン・バーレティック氏の記事の抄訳。2024/06/14のロイター通信の記事の解説。米国防総省はCOVID-19パンデミックの際に中国を中傷する大規模なキャンペーンを展開していたが、これは氷山の一角だ。
ロイターがワシントンのグローバルな偽情報キャンペーンを暴露:その後の話(抄訳)
★2024/06/07のRTの記事の抄訳。同日開催されたRTの討論会の要点。まぁつまり「西洋終わってるわ」と云う意見の交換会。
「西洋はロシアの悪魔化に成功したか?」———RTパネルの重要ポイント(抄訳)
★2024/05/30のヌリ・ヴィタチ氏の動画の抄訳。別記事で少々補足した。
何年もの研究から、メディアの深い反中国バイアスが明らかに(抄訳)
★前掲(↓)のコリブコ氏の記事の解説が少し長くなったので独立した記事として切り離した。
「敵」を非人間化するプロセスに抗う
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/05/15に起こったスロバキアのロベルト・フィツォ首相の暗殺未遂事件は、ウクライナでのNATOの対ロシア代理戦争に関してプラグマティックな立場を取っている彼に対して、「親ロシアのファシストである」とのヘイトスピーチが垂れ流されて来たことの結果と言える。
ロベルト・フィツォ暗殺未遂事件は、フェイクニュースが人を過激化させ得ることを証明している(抄訳と解説)
★2024/04/11のヌリ・ヴィタチ氏の解説動画の抄訳。少しだけ補足した。「国境なき記者団」の正体は何なのか。
独占:香港が国境なき記者団を拒絶した本当の理由とは?(抄訳)
★2024/03/26のヌリ・ヴィタチ氏の解説動画の抄訳。多少補足した。
中国が英国やニュージーランドの政治に介入している? これを観て判断するのはあなただ(抄訳)
★2023/10/03のミントプレスのアラン・マクラウド氏の記事の抄訳。西洋市民が耳にするDPRK関連の奇妙なニュースは、基本的にCIAの心理作戦の一環だ。
信頼出来ない情報源:CIAがあなたにお届けする北朝鮮関連ニュース(抄訳)
★アレクセイ・ナワリヌイの関する報道について、グレン・グリーンウォルド氏の解説動画の要点。多少補足した。ナワリヌイ獄死に関する西洋大手メディアの二重基準を指摘している。
アレクセイ・ナワリヌイ:西洋が捏造した胡散臭い産物(要点)
★ベン・ノートン氏の記事の抄訳と補足。タッカー・カールソンがプーチン大統領にインタビューを行ったことは先の記事でも取り上げたが、これは話の半分に過ぎなかった。ここでは、カールソンのインタビューの背後に有る邪な動機について解説する。
タッカー・カールソンの反中戦争プロパガンダの嘘をプーチンが暴き、CIAとの関係をおちょくる(抄訳と補足)
★T・P・ウィルキンソン博士の記事の抄訳。ジョージ・オーウェルが書いたディストピア小説の金字塔『1984年』は空想上のソ連についての話じゃないよ、現実の大英帝国の話だよ。
オーウェルの『1984』:思想警察をお探しかな? なら鏡を見てみればいい。
植民地主義的/帝国主義的プロパガンダの一例。「敵はプロパガンダで自国民を洗脳している!」と云うプロパガンダによって自国民を洗脳し、「敵」の人間性や尊厳を貶めて、相手は道徳的に自分達より劣った存在であり、従ってどれだけ攻撃したり搾取したりしても構わないのだと信じさせることは、差別に基付く帝国主義秩序を確立する上で不可欠の作業だ。「敵は嘘を吐いている」と云う嘘に騙されて懐疑心を持たない帝国臣民は、逆転した世界観の中で育って行き、その内「敵」について聞かされるどんな嘘も簡単に信じる様になる。
架空の独裁国家「犬の国」描く漫画 言論統制ロシアで人気 日本でも出版 作者の思い
★2023/10/05にシリアのホムスで起こったドローン攻撃と同日、英国のITVは「病院の医師達が反政権派と疑われる人々を拷問している」と云う恐怖物語を垂れ流した。これは恐らく「犠牲となったシリア人達は『価値有る犠牲者』ではなかった」と云う印象を視聴者に刷り込む為のフェイクニュースだ。
【閲覧注意】2023/10/05のホムスの陸軍学校へのドローン攻撃
★2023/10/19、ギャラップ社の世論調査結果に拠れば、米国に於けるメディア報道への信頼度は史上最低になった。
米国に於けるメディア報道への信頼度は史上最低に
曾てはNYタイムズやWPに反戦スクープ記事を載せたことも有るジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏は、ノルドストリーム破壊の真相に関して大手報道機関が「誰もものを考えていない」ことを指摘。またウクライナ紛争についても「私が知っている戦争は、あなたが読んでいる戦争とは違います」と辛辣に批判。まぁ元々西洋大手メディアは帝国のプロパガンダ・マシンだが、その傾向は近年とみに酷くなって、最早政府や軍部や諜報部と一体化している。
Nord Stream blast story was ‘not hard to find’ – author
マット・タイービ氏が明らかにしたTwitter文書に拠ると、Twitter上で「ロシアのボット(工作員)」が「ロシアの偽情報を広めている」と云う与太話を、民主党の主要議員達と企業メディアは嘘であると承知していたが、公にはその事実を明らかにしなかった。まぁロシアゲート関連の話は最初っから馬鹿馬鹿しいの一言に尽きるが、この妄想的陰謀論を如何に多くの米国人が信じているかは驚くべきものだ。彼等は本当に容易に洗脳される。
Key ‘Russian bots’ claim was false – Twitter documents
Wikipediaのホロドモールについての記事を、1時間半掛けて詳細に解説した動画。私もWikipediaはよく利用するが、政治的にセンシティヴなテーマについては強い偏向や歪曲、時にはあからさまな嘘や捏造情報が沢山紛れ込んでいるので、便利ではあるがそれなりに限界も有ることを弁えていないととんでもないことになる。事実に拘りたいなら、「ソースはWiki」で満足するのではなく、そのWiki記事が何をソースにしているのかまで気にしよう。
The Holodomor Genocide Question: How Wikipedia Lies to You
【推奨】新疆ウイグル自治区での弾圧に関するデマ報道は、西洋が中国に仕掛けているプロパガンダ戦争の一環であり、「合意の捏造」の発展型だ(嘆かわしいことに、名著『マニュファクチャリング・コンセント』の共著者であるノーム・チョムスキー氏は、この件では合意の捏造を批判するのではなく加担している)。新冷戦プロパガンダが日々私達の憎悪と分断を煽り、被害者と加害者の関係を転倒させていると云う現実が見えない限りは、現代社会の本当の姿は決して理解出来ない。
Manufacturing Consent for the Containment and Encirclement of China
別リンク。
Manufacturing consent for the containment and encirclement of China
寺島メソッド翻訳NEWSさんによる邦訳。
中国攻撃の偽情報はどのように捏造されるのか―新疆ウイグル自治区での「大量虐殺」「文化的虐殺」「強制収容所」「脱過激化教育」の真相
一生洗脳されたままお幸せに生きるか、真実を知って苦しむか、どちらを選ぶべきかは容易に答えの出せる問題ではない。私は前者の生き方は我慢が出来ないから、それがどれだけストレスフルな経験をも齎そうとも後者を選ばざるを得ない。これは気質の問題だ。だが私自身もまだ気が付いていない嘘に騙されている可能性は常に残されている。なので或る意味でこれは程度問題に過ぎないとも言える。
知ることのストレス
★Alan MacLeod 編、Propaganda in the Information Age: Still Manufacturing Consent のレビュー。
『マニュファクチャリング・コンセント(合意の捏造)』の21世紀アップデート版
★キット・クラレンバーグ氏の記事の要点。英国外務省はイスラム教スンニ派のインフルエンサー層を利用してプロパガンダ・キャンペーンを繰り広げている。
英国諜報部がスンニ派聖職者階級を兵器化する手口(要点)
現代のハイブリッド戦争の現実を理解するには、メディアを通じたソフトパワーによる侵略のことを理解しなければ話にならない。人々はメディアから与えられた情報を通じて世界観を形成するからだ。「影響力による兵器」たるプロパガンダを遂行する為に、西側諜報部はメディアに多額の資金を投入している。西側諜報部のカネが入ったメディアは、新冷戦「について」報道している訳ではなく、その報道事態が新冷戦遂行の一形態なのだと云う点を頭に入れておく必要が有る。
The Point: U.S. scramble for influence over African media
2022/03/02のアラン・マクラウド氏の記事。2022/02/21〜27の米国の主要メディア5社の報道を分析するとこうなる。ロシアのウクライナ攻撃に関しては1,298件に達するのに対して、サウジアラビアによるイエメン攻撃は0件、米軍によるソマリア攻撃は1件、イスラエルによるシリア攻撃は2件と云う有様。何れも被害の面で言えばウクライナよりも遙かに酷い事態になっている件なのだが。国際情勢については報じられたことよりも報じられないことの方が重要であることは珍しくない。省略は大衆洗脳の重要な手口のひとつだ。
IT’S DIFFERENT, THEY’RE WHITE: MEDIA IGNORE CONFLICTS AROUND THE WORLD TO FOCUS ON UKRAINE
★『マニュファクチャリング・コンセント』の共著者エドワード・ハーマン氏の別の共著についての私のレビュー。
西側の戦争報道は戦争遂行の一部だ
2022/08/24に公開された報告書「Unheard Voice: Evaluating five years of pro-Western covert influence operations」についての解説記事。ソーシャルメディアはボットが広める中国、ロシア、イランを悪魔化する親米プロパガンダで溢れている。これらの国々は「フェイクニュースを広めている」と西側から非難されている訳だが、西側政府自身がこれらの国々についてフェイクニュースを広めていることを、今や公式に認めている。現代の戦争は全てハイブリッド戦争だが、人々の認知や世界観を巡る戦場こそが最も活発に戦われる戦場だ。古典的な兵器を使った物理的な衝突はハイブリッド戦争の一部に過ぎない。SNSは無害中立な単なるコミュニケーション・ツールではなく、人々を操る為の新たな兵器の一種だ。
Bots are flooding social media with pro-US propaganda demonizing China, Russia & Iran, studies show
中国CGTNによる、米帝が行なっているソーシャルメディアを使ったプロパガンダ工作についての解り易い解説。これはタンフォード大のインターネット観測所と、ソーシャルメディア分析企業グラフィカ(Graphika)が協力して作成した、2022/08/24に公開された報告書「Unheard Voice: Evaluating five years of pro-Western covert influence operations」の解説なので、中国側が捏造した訳ではない。情報源は完全にアメリカ合衆国発だ。非西側諸国がソーシャルメディアを取り締まるのにはそれなりに理由が有る。
How does the U.S. manipulate people overseas through social networks? – Facts Tell
2022/09/19のNYタイムズの記事。米国防総省はソーシャルメディアを通じて国外の人々に影響を与える秘密作戦の見直しを命じた。偽情報を拡散する方法は概して2つ:新米的なメッセージを広めることと、標的とされる国や勢力を分裂させるメッセージを送ること。イランでは親政府的なメッセージと反政府的なメッセージの両方を拡散していた。8月のスタンフォード大等の研究に拠ると、FacebookとTwitterによって「組織的な不正行為」を理由に削除された中東と中央アジアのアカウントは親米的なメッセージを広めていたが、これは Trans-Regional Web Initiative の一部である。投稿の洗練度はまちまちの様だ。
Pentagon Orders Review of Its Overseas Social Media Campaigns
NYタイムズが閲覧制限が有るので別リンクも紹介しておく。
Pentagon Orders Review Of Its Overseas Social Media Campaigns
★アンドリュー・コリブコ氏の記事の要点。米国防情報局(DIA)の元局長が米国の対ロシア心理戦の実態を明らかにした。
国防総省スパイ局の元長官が米国の対ロシア・スパイ戦争計画を明らかに(要点)
Twitterを中心としたソーシャルメディアで、特定のツイートに於ける親ウクライナと親ロシアのハッシュタグの数を分析した研究に拠ると、「90.16%のアカウントが親ウクライナのカテゴリーに該当し、親ロシアのカテゴリーに該当したのは6.80%に過ぎなかった」。要するに親ロシア派のプロパガンダよりも圧倒的に親ウクライナ派のプロパガンダが多かった。まぁ西側のSNSは情報戦・認知戦に於ける軍や諜報部の兵器の一種として機能しているので、これは全く不思議ではない。但し「親ロシア非ボットアカウントが全体的に最も影響力があり、他の様々なアカウントグループへの情報フローがある」ことが判明したそうで、「ロシアの工作員」呼ばわりされている者の一人としては、私も(Twitterは追放されてしまったが)多少心慰められる思いだ。
It’s not even close: Study finds far more bots are promoting pro-Ukraine propaganda
全然違う:親ウクライナのプロパガンダを推進するボットの方がはるかに多いという研究結果が発表された
反骨のジャーナリスト、ジョン・ピルジャー氏の2022/09/06の講演を、藤永茂氏が訳して下さっている。
「洗脳が徹底しているので、私たちは嘘の塊を飲み込むようにプログラムされているということだ。プロパガンダを認識しなければ、それを普通に受け入れて信じてしまうだろう。それが服従的な空虚さというものだ。」
「人々が本当に(真実を)知ったとなれば、戦争はその翌日にもストップしただろうが、彼らは知らなかったし、知ることもできなかった。」
状況は今も同じで、西側世界は、自分では戦争に反対しているつもりでいながら、実際にはナチ陣営による第三次世界大戦に声援を送っていることに気が付いていない、「自覚無き帝国秩序の手先達」で溢れ返っている。彼等は真実に関心を持たない。どうやって関心を持てば良いのかすら解っていない。世界は無条件に透明なものとして恩寵の様に与えられている、と云う自らの信仰を、彼等は疑ったことが無い。
ジョン・ピルジャーの声を傾聴しよう
★ベン・ノートン氏の記事の要点。戦争プロパガンダの本場アメリカ帝国では、(日本と違って)マスコミを信用する人は殆ど居ない。(日本と違って)この記事の様な質の高い代替メディアも発達しているので、大本営発表以外の情報に接するチャンスもそれだけ多い。
世論調査に拠ると、何十年もの間戦争プロパガンダと嘘を垂れ流して来た米国のメディアを信頼する人は殆ど居ない(要点)
ドキュメント 戦争広告代理店の著者であるNHK報道局チーフ・プロデューサー、高木徹氏のインタビュー。90年代のNATOによるユーゴ解体は、PR企業による猛烈なプロパガンダ攻勢による「世論の捏造」によって可能になったものだ。以降の西側諸国が直接間接に関与した侵略戦争や紛争、ジェノサイド等に関する西側大手メディアの報道は基本的に全てPR=プロパガンダだと思っておいた方が良い。状況は9.11以降急速に悪化して、今では西側社会全体が完全に大政翼賛化している(日本だけの現象だと思ったら大間違いだ!)。ウクライナ紛争だろうがCOVID-19パンデミック詐欺だろうが気候変動/SDGs詐欺だろうが米大統領選だろうが、全ては認知操作による売り物だ。この問題を踏まえていない人は正しい情報源にアクセス出来ていない訳だから、どんな問題を語ろうとも出発点で間違えることになる。
国際社会を生き抜くためのPR――国際情報戦の裏側に迫る
【推奨】ジェームズ・コーベット氏による、メディア=マトリックスについての動画。マス・コミュニケーションの発達と共に、権力者達は情報を支配することによって権力と富を増大させる方法を発達させて来た。情報を支配することが出来れば世界を支配しているも同然だ。マスコミとはその為に人々に向けられた兵器であり、赤い錠剤を飲んでマトリックスから抜け出すには、先ずマスコミによって与えられた情報を疑うところから始めなければならない。煙草業界は「喫煙は健康に悪い」と云う単純な事実を隠蔽する為に大規模な情報操作を行なった訳だが、同様にマスコミ(特にTV)の心理的・認知的な害も一般大衆の目からは隠されている。「TVを観るとバカになる」は文字通りの意味で理解されなければならない。
Episode 422 - What Hath God Wrought (The Media Matrix — Part 2)(書き起こし有)
西側のマインド・コントロールの父、ウィリアム・サーガントについてのシンシア・チャン氏の記事。脱洗脳に於ける強い意志や信念の重要性を指摘している。この記事で紹介されている1944年のジョージ・キューカー監督の心理サスペンスの名作『ガス燈』には、他人を心理的に追い詰め、記憶を混乱させて現実感を喪失させ、自分の思い通りに誘導する悪党(シャルル・ボワイエ)が登場するが、これは西側社会全体に於けるマスコミや政治家や御用学者達に該当する。嘘による支配を免れるには、頭をしゃんとさせてはっきり「NO」と言うことだ。
Gaslighting: The Psychology of Shaping Another’s Reality
以前紹介したウィルス学者 Dr. Marc van Ranst の、如何にして人々にパンデミックを信じさせてワクチンを受け入れさせるかと云う騙しの手口は、この動画が解り易く編集してくれている(05:45から)。
★エドワード・バーネイズの古典的名著『プロパガンダ』(現代の必読書!)から今学ぶべきポイントを纏めた記事。西側の巨大なプロパガンダ・システムを理解せずして現代社会を理解することは不可能だ。
操作の心理学:プロパガンダの導師からの6つの教訓(要点)
★パトリシア・ハリティ氏の記事の要点。多少翻案した。COVID-19パンデミック詐欺では重要な用語の定義が恣意的に変更されたことで、大規模な大衆心理操作が可能になった。
COVID-19のニュースピーク:定義を変えて知覚を変える(要点)
1975年のNATO文書"Hostage Survival Skill"には、人質状況に置かれた捕虜が5段階の心理的適応を経た後、最終的にストックホルム症候群に陥って状況全体を受容するに至るまでが解説されているが、これはロックダウンやユニバーサルマスク等のCOVID-19「対策」に当て嵌まる。
Hostage Survival Skill
英語で4時間と少し長いが、必見。大衆心理操作の百年。私達の欲望は権力者達の強大なプロパガンダ技術によって誘導されている。私達が生きているのは市民達による民主主義社会ではなく、企業が支配する消費主義社会だ。この問題を抜きには現在も未来も語れない。
The Century of the Self - BBC Documentary (2002)
★2022/01/15のタイラー・ダーデン氏の記事の一部を抜粋。
『全体主義の心理学』の主要参考文献
ホントかウソか知らないが、「陰謀論者」ヘンリー・メイコウの記事に、ロスチャイルド家現当主ジェイコブ・ロスチャイルドが返信した。仮に偽物だったとしても、私達の敵を具体的にイメージする上で大変参考になる文章だと思う。
「すべては心理学とメディアなのだよ。」
J.ロスチャイルドからのメッセージ
COVID-19の公式物語は不合理で矛盾していて論理的には最初から破綻している。だが人々をコントロールしたいなら、真実よりも寧ろ嘘の方が有効かも知れない。真実それ自体は何者にも支配されない。支配者が恣意的な権力を揮いたいなら、服従それ自体を目的化した方が良い。
The Covid narrative is insane and illogical…and maybe that’s no accident
2019/01/22にチャタム・ハウスが開催した"Joining forces in influenza pandemic preparedness"でのDr Marc van Ranstの発言の動画。如何にしてメディアを使ってパンデミックを人々に信じさせるか、そのコツを解説している。
Communication and public engagement - MARC VAN RANST - 9
★2019/01/22にチャタム・ハウスが開催した"Joining forces in influenza pandemic preparedness"での、ベルギーの 公衆衛生医師にして、インフルエンザのパンデミックに備える為の省庁間委員であるマーク・ヴァン・ランスト医師の発言の要点。
パンデミックに於て人々に「対策」の必要性を信じさせるには(マーク・ヴァン・ランスト)
JFK暗殺、9.11、COVID-19………大手メディアは毎回偽物の議論で目眩しを行い、左派やリベラルは沈黙。異論を唱える者は「陰謀論だ!」と云う魔法の言葉で封じ込められる。このパターンはずっと前から続いている。
Media Pseudo-Debates and the Silence of Leftist Critics
★クリス・カンタン氏の記事の要点。シリア戦争報道に学ぶ、戦争プロパガンダ5つの秘訣。
シリア———プロパガンダ事例研究(要点)
NPO国民ワクチン情報センターの警告:ビッグファーマの大衆洗脳能力を決して侮ってはならない。mRNAワクチンについての情報は何から何まで嘘だが、彼等は広告と検閲に数十億ドル単位の大金を注ぎ込み、マスコミやソーシャルメディアを掌握している。
Seeing Through the COVID-19 Spin
洗脳/マインドコントロールとは、心理的・社会的な戦術を利用して誰かに特定の仕方で思考・行動することを強制すること。マーガレット・シンガーが指摘した7つのカテゴリーは、コロナカルトを理解する上で大変参考になる。
https://www.globalresearch.ca/coercive-mind-control-tactics/5759556
マーガレット・シンガーの「マインドコントロールの6つの条件」に基付いてコロナカルトの病理を分析した記事。全体主義の一部と化してしまうと、人(特に中途半端な左派)は自分の異常さに気付かなくなる。
The Covidian Cult (Part II)
大衆洗脳についてはこの古典を是非ともお薦めしておきます。プロパガンダ、CM、PR、名前は違えど本質的には全て同じ。プロパガンダと聞いてソ連や北朝鮮を真っ先に連想する人は完全にピンボケ。現代の洗練された大衆洗脳術は純然たる西側資本主義/帝国主義の産物です。
プロパガンダ[新版]
資本主義社会に於て人々の行動をコントロールする方法、エドワード・バーネイズが確立したプロパガンダ(PR)についての短い解説動画。この手法を使えば大統領だって売れる。この問題を理解しない限り現代社会は理解出来ない。
How to Control What People Do | Propaganda - EDWARD BERNAYS | Animated Book Summary
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