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操作の心理学:プロパガンダの導師からの6つの教訓(要点)

以下はThe Psychology of Manipulation: 6 Lessons from the Master of Propagandaより、その要点。

 現代プロパガンダ技術の父でありフロイトの甥であったエドワード・バーネイズが1928年に出した『プロパガンダ』の知恵は今だに有効だ。この本自体を読んでいる必要は必ずしも無いとは思うが、ここに書かれてあることを理解せずして現代社会を理解することは不可能だと言って良い。バーネイズに拠れば民主主義社会に於てプロパガンダは不可欠だ。統治する人々は「大衆の精神的プロセスと社会的パターンを理解する」不可視の支配階級を構成する。今や大統領や戦争やパンデミックすらPRの対象だ。

 『プロパガンダ』の重要な洞察の幾つかは以下の通り。

 1)グループのリーダー(より現代的に言えば「インフルエンサー」)を操れば人々は従う。人間は本質的に集団的生物であり、集団的思考に陥った人間は理性ではなく衝動、習慣、感情に従って行動する。一番手っ取り早いのは「信頼出来るリーダー」に従うことだ。

 2)言葉は強力だ:グループに影響を与える為の鍵は、言語を賢く使うことだ。例えばパンデミック詐欺に於ける「ワクチン」や「パンデミック」、「感染確認」「死因」等々の定義の変更は、人々を洗脳する実に強力なツールとして機能した。

 3)コミュニケーションの媒体はプロパガンダの媒体でもある。電話、ラジオ、印刷物、ソーシャルメディア等、あらゆるコミュニケーション・システムはプロパガンダの媒体として利用出来る。パンデミック詐欺やウクライナ紛争詐欺に於てビッグテックの言論誘導や検閲(シャドウ・プロパガンダ)は実に効果的に機能している。

 4)4.同じ考えを何度も繰り返すと、習慣と信念が生まれる。「嘘も百回言えば真実になる」と云う古い名文句は真実だ。パンデミック詐欺に於て如何にしつこく「死亡事例」や「感染確認」が日々繰り返されたかを思い出してみれば良い。

 5)物事はその本質的な価値ではなく、寧ろそれらが表すシンボルによって望まれる。購入行動に於て対象物の価値や有用性は必ずしも必要ではなく、それらが社会的に象徴するものの為に望まれる。ユニバーサルマスクやCOVID-19ワクチン接種の選択に於ても、そうやって「ルールに従う」ことによって周囲からどう見られるかが大きな意味を持っている。

 6)グループの習慣を変更する状況を作り出すことによって、個人の行動を操ることが出来る。人は「皆がやっている」ことをやる。2022年になって西側の政治家やマスコミが騒ぎ始めるまでは、ウクライナの状況になど殆ど誰も関心を持っていなかった。人々は上から命じられた時だけ関心を持ち、どの様に関心を持つべきかもまた操られている。


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川流桃桜

Author:川流桃桜
一介の反帝国主義者。
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