インドと中国
★2024/12/16のアンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。バングラデシュの反政府勢力アラカン軍がミャンマーとの国境を制圧した。中国、パキスタン、米国はこれに付け込もうとするかも知れず、そうなるとミャンマーの安全保障に多大な影響を及ぼすことになる。
アラカン軍がバングラデシュ国境を掌握。バングラデシュ政府危機は加速するかも(抄訳)
★2024/10/25のアンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。インドと中国が国境論争で遂に和解の一歩を踏み出した。これは米国がインドに対して圧力を掛けすぎた為だが、これはグローバルなシステム移行の戦略的力学を作り直すかも知れないゲームチェジャーだったと言うことが出来るかも知れない。
米国はうっかり中印国境緊張緩和協定を促進してしまった(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/06/22、DPRK、ヴェトナムとの関係強化に続いて、ロシアはインドとも新たな軍事協定を結んだ。これによりロシアはアジア戦略の再調整を完了させたが、これはロシアが中国を特別視している(中米二極化を好んでいる)訳ではないことを証明している。
ロシアのインドとの軍事兵站協定は、新たに再調整されたアジア戦略を補完する(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。多少補足した。2024/06/12、米議会が超党派で「チベット問題解決法」を可決し、06/18、ナンシー・ペロシ率いる超党派代表団がインドのダラムサラの「チベット亡命政府」を訪問した。米国は中国封じ込めの一環としてチベット問題を再燃させようとしている。
米国の「チベット問題」再開計画は、「アジアへの軸足変更(回帰)」の一環だ(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/06/05にモディ首相は台湾の指導者頼清徳に対して、祝意を感謝するツイートを行ったが、これは3期目は中国に対して強硬姿勢で臨む用意が有ると云うメッセージを伝えている。
モディは台湾指導者の祝意に感謝することで間違え様の無いメッセージを中国に送った(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/04/04、ロシアのワシリー・ネベンジア国連常任代表は、英国がミャンマーに関する安保理の公開会議を招集したことを非難したが、西洋はテロ組織を支援する一方で、難民問題を口実としてこの地域を分断統治する為に危機を引き起こそうとしている。
西洋はアジアのこの地域を分断統治する為にロヒンギャ問題を蒸し返している(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024年初めの選挙でバングラデシュとブータンでインドに友好的な指導者が選出されたことは、インドに戦略的な余裕を与えた。
バングラデシュとブータンの選挙結果はインドに戦略的息抜きを与える(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/11/29、駐インド米国大使エリック・ガーセッティは、米国はインドの国境を全て認め、尊重すると発言したが、これは事実に反する。
米国はインドの国境を全て認めると云う米国大使の発言は嘘だ(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023年11月現在、バングラデシュ、ミャンマー、インドの安全保障上のジレンマを緩和する上で、米国と中国には仲介役を務めるのは無理だが、ロシアなら出来る。
ベンガル湾に於けるロシアの軍事外交は地域安全保障のジレンマを緩和する(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ミャンマーとロシアは中国への過度な依存を避ける為に、相互補完的な形で戦略的パートナーシップを強化しているが、これは中国を警戒するインドに安心感を与えるものだ。これは多極化を軌道に乗せ、米中による二極化を遠ざけるだろう。
初のロシア・ミャンマー海軍演習は中国に対するバランス調整を強化する(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/10/23の中国とブータンの外相会談の意味を読み解く。中国もインドも戦争は望んでいない。だが中国がブータンと接近し、その結果としてドラクム高原が中国に割譲されれば、中国はインドのアルナーチャル・プラデーシュ州に対する領有権の主張を強めるかも知れない。その結果中印関係は急速に悪化し、新たな戦争のリスクが高まるだろう。
係争中のブータン領土を中国が支配すれば、インドの国家安全保障が脅かされるかも知れない(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/04/27の中印国防相会談では、中国は国境紛争の凍結を望み、インドは2020年のガルワン事件以前の原状回復を望んでいることが明らかになった。これは当面は行き詰まりであり、これにより他国間協力は損なわれることになるだろう。
中印関係は国境紛争を巡って依然として行き詰まり(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の要点。アルナーチャル・プラデーシュ州の領有権を巡る中印の論争は、2023年4月現在、当面は解決する見込みは無い。
インドが支配する係争地域の中国による最近の名称変更は大きな展開だ(要点)
★コリブコ氏の分析。米国はインドと中国を相手に二重外交を行なっている。
米国は、インドが対中国の同盟相手であると世界に誤解させようとしている(要点と補足)
コリブコ氏の分析。2022/09/08、インドと中国が互いに国境近くの軍を撤退させた件について、その理由を探っている。ウクライナ紛争に絡んで西側は分断統治の手法で他国を脅迫しまくったのに対して、インドは毅然と独自の国益に基付いて中立を貫くことを表明した。これを見ていた中国はインドに対するこれまでの評価を改め、インドは「多極化に対する障害」ではなく「不可欠な資産」だと云う見方の変更に繋がった。インドが戦略的自律性を失うまいとすることで、結果的に印中の安全保障上のジレンマが或る程度克服されたと云うことだ。西側の思惑はここでも外れている。
The Chinese-Indian Disengagement Decision Is A Direct Result Of The Ukrainian Conflict
インドと中国についてのTwitterスレッド。
川流桃桜@UnmasktheEmpire @kawamomotwitt
アラカン軍がバングラデシュ国境を掌握。バングラデシュ政府危機は加速するかも(抄訳)
★2024/10/25のアンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。インドと中国が国境論争で遂に和解の一歩を踏み出した。これは米国がインドに対して圧力を掛けすぎた為だが、これはグローバルなシステム移行の戦略的力学を作り直すかも知れないゲームチェジャーだったと言うことが出来るかも知れない。
米国はうっかり中印国境緊張緩和協定を促進してしまった(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/06/22、DPRK、ヴェトナムとの関係強化に続いて、ロシアはインドとも新たな軍事協定を結んだ。これによりロシアはアジア戦略の再調整を完了させたが、これはロシアが中国を特別視している(中米二極化を好んでいる)訳ではないことを証明している。
ロシアのインドとの軍事兵站協定は、新たに再調整されたアジア戦略を補完する(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。多少補足した。2024/06/12、米議会が超党派で「チベット問題解決法」を可決し、06/18、ナンシー・ペロシ率いる超党派代表団がインドのダラムサラの「チベット亡命政府」を訪問した。米国は中国封じ込めの一環としてチベット問題を再燃させようとしている。
米国の「チベット問題」再開計画は、「アジアへの軸足変更(回帰)」の一環だ(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/06/05にモディ首相は台湾の指導者頼清徳に対して、祝意を感謝するツイートを行ったが、これは3期目は中国に対して強硬姿勢で臨む用意が有ると云うメッセージを伝えている。
モディは台湾指導者の祝意に感謝することで間違え様の無いメッセージを中国に送った(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024/04/04、ロシアのワシリー・ネベンジア国連常任代表は、英国がミャンマーに関する安保理の公開会議を招集したことを非難したが、西洋はテロ組織を支援する一方で、難民問題を口実としてこの地域を分断統治する為に危機を引き起こそうとしている。
西洋はアジアのこの地域を分断統治する為にロヒンギャ問題を蒸し返している(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2024年初めの選挙でバングラデシュとブータンでインドに友好的な指導者が選出されたことは、インドに戦略的な余裕を与えた。
バングラデシュとブータンの選挙結果はインドに戦略的息抜きを与える(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/11/29、駐インド米国大使エリック・ガーセッティは、米国はインドの国境を全て認め、尊重すると発言したが、これは事実に反する。
米国はインドの国境を全て認めると云う米国大使の発言は嘘だ(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023年11月現在、バングラデシュ、ミャンマー、インドの安全保障上のジレンマを緩和する上で、米国と中国には仲介役を務めるのは無理だが、ロシアなら出来る。
ベンガル湾に於けるロシアの軍事外交は地域安全保障のジレンマを緩和する(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。ミャンマーとロシアは中国への過度な依存を避ける為に、相互補完的な形で戦略的パートナーシップを強化しているが、これは中国を警戒するインドに安心感を与えるものだ。これは多極化を軌道に乗せ、米中による二極化を遠ざけるだろう。
初のロシア・ミャンマー海軍演習は中国に対するバランス調整を強化する(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/10/23の中国とブータンの外相会談の意味を読み解く。中国もインドも戦争は望んでいない。だが中国がブータンと接近し、その結果としてドラクム高原が中国に割譲されれば、中国はインドのアルナーチャル・プラデーシュ州に対する領有権の主張を強めるかも知れない。その結果中印関係は急速に悪化し、新たな戦争のリスクが高まるだろう。
係争中のブータン領土を中国が支配すれば、インドの国家安全保障が脅かされるかも知れない(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の抄訳。2023/04/27の中印国防相会談では、中国は国境紛争の凍結を望み、インドは2020年のガルワン事件以前の原状回復を望んでいることが明らかになった。これは当面は行き詰まりであり、これにより他国間協力は損なわれることになるだろう。
中印関係は国境紛争を巡って依然として行き詰まり(抄訳)
★アンドリュー・コリブコ氏の分析の要点。アルナーチャル・プラデーシュ州の領有権を巡る中印の論争は、2023年4月現在、当面は解決する見込みは無い。
インドが支配する係争地域の中国による最近の名称変更は大きな展開だ(要点)
★コリブコ氏の分析。米国はインドと中国を相手に二重外交を行なっている。
米国は、インドが対中国の同盟相手であると世界に誤解させようとしている(要点と補足)
コリブコ氏の分析。2022/09/08、インドと中国が互いに国境近くの軍を撤退させた件について、その理由を探っている。ウクライナ紛争に絡んで西側は分断統治の手法で他国を脅迫しまくったのに対して、インドは毅然と独自の国益に基付いて中立を貫くことを表明した。これを見ていた中国はインドに対するこれまでの評価を改め、インドは「多極化に対する障害」ではなく「不可欠な資産」だと云う見方の変更に繋がった。インドが戦略的自律性を失うまいとすることで、結果的に印中の安全保障上のジレンマが或る程度克服されたと云うことだ。西側の思惑はここでも外れている。
The Chinese-Indian Disengagement Decision Is A Direct Result Of The Ukrainian Conflict
インドと中国についてのTwitterスレッド。
川流桃桜@UnmasktheEmpire @kawamomotwitt