7月2日に、南相馬市原町区から小高区に引っ越して、1週間が経った。
荷ほどき、掃除、荷ほどき、掃除、荷ほどき、掃除ーー。
朝6時から深夜1時まで、毎日休まずやっているのに、まだ半分しか終わらない。
しかも肝心の本(段ボール300箱以上)と、わたしの机周りが手付かずときた。
荷造りがはじまった6月末から原稿を1字も書けていない。
本も新聞も雑誌も1字も読んでいない。
大ピンチーー。
重い物を持ち過ぎて、首、肩、腰がヤバい。
脚に力が入るのか、ふくらはぎがパンパン。
1年半前に骨折した左手首も痛む。
そんななか、今日は、泊りがけの講演の仕事で磐梯熱海に向かっている。
(何を話すのか、全く考えていない……)
初めて小高駅から出勤した。
小高駅のプラットホームで、朝の光を全身に浴びて、生き返ったような心持ちになった。
小高8時34分発の原ノ町行の常磐線の乗客は、わたしを含めてふたり。
しかし、福島は広い。
同じ福島県内だけど、磐梯熱海までは3時間半かかる。
小高駅→原ノ町
(常磐線)
原ノ町→仙台
(常磐線)
仙台→郡山
(東北新幹線やまびこ)
郡山→磐梯熱海
(磐越西線)