柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

何日目の徹夜か、もうわからない……

2016年06月24日 22時10分12秒 | 日記
昨夜は明け方まで寝ないで「イエアメガエル」のつづきを書き、3時間だけ寝て、起きて、「イエアメガエル」を推敲しました。1シーン(400字詰原稿用紙10枚分)仕上げて、『文學界』編集部に送った後、急いで身支度を整えて、自宅で新刊『ねこのおうち』の著者インタヴューを受けました。福島民報社です。

南相馬市原町区の「おおうち書店」に手書きPOPを持ってご挨拶にうかがい、帰宅したら、『文學界』から原稿用紙80枚分のゲラ(五月雨式に原稿を送っているので、再校と初校あり)が届いていて、ずっと手入れをやっていました。
それがいま、終わりました。
しかし、今日の仕事、これからが本番なのです。
『文學界』、6月27日が校了日です。
「イエアメガエル」残り3シーン、原稿用紙30枚です。
明日は25日。朝までに2シーン(20枚)書き上げないと勝算がありません。
明日は午前11時締切のエッセイもあります。
「イエアメガエル」を書いて送って、エッセイを書いて送ってから、3時間くらい寝て、「イエアメガエル」のラストシーン(10枚)を書き上げないといけません。
26日〜29日は東京に滞在します。『ねこのおうち』のプロモーションと、書店訪問で全く時間がありません。
27日はテレビ撮影の後、『キネマ旬報』で、ウニー・ルコント監督と対談をするので、東京に行く前に『冬の小鳥』と、新作『めぐりあう日』をメモをとりながら観なければならないのですがーー、それは26日、出掛ける前にやるしかないーー。

(荷造りは、いったいいつやればいいんだろうか?)

何故、スケジュールを書き連ねたかというと、わたしの誕生日を祝うメールや手紙をくださった方に、お返事を書くことができないのです。

それが、とても苦しいのです。

申し訳ない気持ちでいっぱいなのです。

7月に入ったら、新幹線やバスの移動時間の中でお返事を書くつもりですので、どうかお許しください。

7月、8月、9月末ぐらいまで、1日も休みがとれません。

体と精神が続く限り、精一杯仕事をします。

うん、なんとか、できる、と自分に言い聞かせています。

できる。

やる。

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