観たのは、ポン・ジュノ監督の新作『母なる証明』なんですけどね、
珍念さんは(10点満点で)8って言ってたけど、わたしは6だな……
『ブラザーフッド』のウォンビンが兵役後初となる5年ぶりの映画出演ということで話題になった作品で、
確かに、頭の足りない息子を演じるウォンビンの抑えた演技(重要なシーンは、目だけで演じているから、凄い)は、見ごたえがあるんだけど……
「韓国の母」と称されている国民的女優であるキム・ヘジャ演じる母親が、息子の無実を晴らすために(警察は、状況証拠だけで息子が犯人だと決めつけ、調書に拇印をおさせる)事件の真相に肉迫し、目撃者のクズ屋の老人に(母親が)想像だにしなかった事実を聞かされて――、
そこまでは、文句なく面白かったんです。
そこから結末までが、説明的で、蛇足を延々と引っ張ってってるような気がしました。
(あと、この映画のキモだから、細かくは言えないんだけど……小屋から出た途端、顔や服の返り血が消えちゃったのは、何故?と気になりましたね。珍念さんは「それは気にならなかった」と言ってたけど……)
わたしは、ポン・ジュノ監督だったら、『殺人の追憶』、『グエムル-漢江の怪物-』のほうが好きですね。
でも、いつも、ラストには不満が残るんだよなぁ……
パク・チャヌク監督の作品も同様に……
ラスト、なんとかならんのかなぁ……
でも、ひとつ、大きな発見をしました。
もちろん字幕を見つつなんだけど、ずいぶん俳優の台詞がわかるようになっている、ということ。
1月からの勉強の成果だよ。
明日から、ウリマルの勉強を再開します。