ダイハツがコペンを、ホンダがビートを、それぞれ後継モデルを2014年あたりに復活させるという観測報道が出ておりますが、はたして2つのモデルが存在できるだけのパイはあるのか、ちと疑問。
たしかに、カテゴリとしてはライバルが存在していたほうが盛り上がるので、市場が拡がる可能性はあります。ですが、かつて耳にした話をもとにすれば、ビートの開発時に見込んだ総生産台数(累計での市場規模)は、まさしくビートとカプチーノを足し算した台数+αだったはず。
つまり、ライバルの存在は、市場を拡大するよりも、単独で考えて市場調査した目標台数に届かない可能性もあるというわけ。逆に言うと、たとえば軽自動車の2シーター・オープンとして4~5年間に見込まれる市場規模の半分を売れば、もろもろがペイできるような開発予算であったり、生産コストであったりを元にすれば、複数のモデルが存在できるともいえます。
失敗というほどではないにせよ、過去の経験を無駄にはしないでしょうが、そのあたりの事情がちょっと気になるニュースでありました。
ちなみに、個人的にはざっくり5万台(1万台/年)が、この手のジャンルの市場規模じゃないかと思いますが、あくまで感覚的な想像です、あしからず。