「グンドゥルック・コ・ジョル」は、乳酸発酵した青菜を天日干しした
ネパールの保存食「グンドゥルック」を使ったスープ。
ジョル=スープという意味です。
家庭料理の定番で、味噌汁的な存在なのだとか。
水で戻したグンドゥルックと、玉ねぎ、トマト、ニンニク、生姜を炒め、
スパイスと水を加えて煮込むのが基本ですが、時には大豆やジャガイモ、
肉や魚の干物「
スクティ」などを入れることもあるそうです。
以前
新大久保でいただいたグンドゥルック・コ・ジョルは、
黒大豆がたっぷり入った具沢山スープでした。
このたび巣鴨の「プルジャダイニング」でいただいたものは、
グンドゥルックを存分に味わえる、ベーシックタイプです。
グンドゥルックがもりもり入っています。
実家のある長野では、野沢菜漬けの発酵が進んで酸っぱくなると、
刻んで油で炒めて食べますが、グンドゥルックはそれと似ている感じ。
高菜炒めにも近いです。
辛味はなく、発酵由来の酸味と旨味がスープに溶け出し、滋味深い味。
ニンニクや生姜が入っているせいか、身体がポカポカあたたまります。
ごはんにかけると、スパイスの効いた雑炊のようでした。