「スジェビ」は、韓国のすいとん。
煮干しや昆布、貝などでとった出汁に、小麦粉を練った生地をちぎり入れ
ジャガイモや韓国かぼちゃ「ホバク」、玉ねぎなどとともに煮込んだものです。
日本では「すいとん=戦時中の代用食」のイメージが強いですが、
韓国では日常的に食卓にのぼり、スジェビ専門店もあるほどポピュラー。
さまざまなレシピがあり、
生地は、ジャガイモやほうれん草を練り混んだり、そば粉でつくったり。
スープは、エゴマの粉を加えたり、唐辛子粉やコチュジャンで辛くすること
もあります。
雨が降って買い物に行けなくても、家にある材料でつくれることから、
「雨の日にはスジェビを食べる」と言われているそう。
バングラデシュの「
キチュリ」と同じですね!
赤羽の「慶美」で、そば粉のすいとん「メミルスジェビ」をいただきました。

「メミル=そば粉」の意。
エゴマの粉をたっぷり使った白濁スープに、そば粉でつくったすいとんと
ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、しめじ、エゴマの葉が入っています。
こちらがすいとん。

表面はつるんつるんで、噛むともちもち。
そばがきをゆでたような感じですが、
色は日本のそばがきよりもネパールの
ディドに似ています。
塩味ベースのスープは、濃厚なエゴマの風味。
やさしい味で、胃腸が弱っている時にもよさそうです。
エゴマには、免疫力を高めたり、肌を美しくする効果があるとか。
お店のお姉さんの肌もツヤツヤでした!