mamekoが出会った 世界の食べもの

世界の料理やお菓子など、おいしいものを綴っていきます
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メミルスジェビ@赤羽

「スジェビ」は、韓国のすいとん。

煮干しや昆布、貝などでとった出汁に、小麦粉を練った生地をちぎり入れ
ジャガイモや韓国かぼちゃ「ホバク」、玉ねぎなどとともに煮込んだものです。

日本では「すいとん=戦時中の代用食」のイメージが強いですが、
韓国では日常的に食卓にのぼり、スジェビ専門店もあるほどポピュラー。

さまざまなレシピがあり、
生地は、ジャガイモやほうれん草を練り混んだり、そば粉でつくったり。
スープは、エゴマの粉を加えたり、唐辛子粉やコチュジャンで辛くすること
もあります。

雨が降って買い物に行けなくても、家にある材料でつくれることから、
「雨の日にはスジェビを食べる」と言われているそう。
バングラデシュの「キチュリ」と同じですね!

赤羽の「慶美」で、そば粉のすいとん「メミルスジェビ」をいただきました。

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「メミル=そば粉」の意。
エゴマの粉をたっぷり使った白濁スープに、そば粉でつくったすいとんと
ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、しめじ、エゴマの葉が入っています。


こちらがすいとん。

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表面はつるんつるんで、噛むともちもち。
そばがきをゆでたような感じですが、
色は日本のそばがきよりもネパールのディドに似ています。

塩味ベースのスープは、濃厚なエゴマの風味。
やさしい味で、胃腸が弱っている時にもよさそうです。

エゴマには、免疫力を高めたり、肌を美しくする効果があるとか。
お店のお姉さんの肌もツヤツヤでした!


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チュモッパ@新大久保

「チュモッパ(チュモクパプ)」は、ごはんに韓国海苔とたくあん、ゴマ、
とびっこ、マヨネーズなどを混ぜ、ひと口サイズに丸めた、韓国のおにぎり。

「チュモク=握りこぶし」、「パプ=ごはん」という意味です。

韓国では、食堂や焼肉店などで激辛料理と一緒に食べる、サイドメニューの定番。

さまざまなアレンジレシピがあり、ツナやキムチ、チーズを入れたり、
チーズタッカルビやチュクミの残り汁とごはんを混ぜてつくることもあるそうです。

新大久保の「セマウル食堂」のチュモッパには、ニラが入っていました。

こちらのお店では、お客さん自身が握るスタイル。
タレをかけたごはんに、韓国海苔、たくあん、ゴマ、ニラ、マヨネーズを
のせたボウルと、ビニール手袋が運ばれてきました。

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ごはんと具材をよく混ぜます。
ピビンパのような見た目です。

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ビニール手袋をはめてニギニギ。

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ひと口サイズってどのくらいかわからなかったのですが、
メニューに載っている写真にならって、五等分して握ってみました。

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ひと口で食べるには少々大きめw

味はピビンパに似ていますが、
マヨネーズが入っているためコクがあり、ゴマ油の香りがGood。
たくあんがよいアクセントになっています。

やみつきになる美味しさでした。


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ヨルタンプルコギ@新大久保

「ヨルタンプルコギ」は、薄くスライスした豚肉に甘辛いタレを絡め、
炭火で焼いた韓国料理。

「ヨルタン=熱炭」「プル=焼く」「コギ=肉」という意味です。

ヨルタンプルコギは、韓国で複数の外食チェーンを経営する
ペク・ジョンウォン氏が手掛けた人気店「セマウル食堂」の看板メニュー。
セマウル食堂は、韓国で約100店舗、日本でも8店舗展開されています。

一般的なプルコギは、牛肉と春雨や野菜を専用鍋で炒め煮しますが、
ヨルタンプルコギは豚肉を使用。
炭火で焼き、サンチュやエゴマの葉で包んで食します。

新大久保のセマウル食堂でいただきました。

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薄くスライスされた豚バラ肉は、生ハムみたい。
くるんと丸められた肉に、タレがかかっています。

真っ赤なヨルタンの上に穴の開いた鉄板を置き、肉とニンニクをON。


肉が薄いので、あっと言う間に完成しました。

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甘辛なこの香りだけで、ごはん1杯食べられそう。


サンチュとエゴマの葉で包み、いただきまーす!

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コチュジャンベースの甘辛いタレが、豚肉とベストマッチ。
サムギョプサルと似ていますが、肉が薄い分味が濃く感じます。

炭火で焼いているので、焦げたところがスモーキーで美味。
白飯にもビールにもぴったりだと思いました。


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コムン・コングクス@東新宿

「コングクス(コングッス)」は、韓国の麺料理。

コン=豆、ククス=麺という意味で、冷たい豆乳スープに麺を入れたものです。

稲庭うどんに似た麺に、大豆でつくったスープをあわせるのが基本で、
以前いただいたコングクスはこのタイプでした。

他にも、麺やスープに工夫を凝らしたさまざまなコングクスがあるそう。

例えば麺は、
中華麺や、そば粉を使用したもの、
クロレラを練り込んだ緑色の麺。

スープは、
黒豆や枝豆、青大豆を使用したもの。

などなど多様です。

東新宿の「サムスンネ」で、黒豆を使った「コムン・コングクス」をいただきました。

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「コムン=黒い」という意味。
黒豆でつくったスープは、グレーがかっています。
トッピングのトマトときゅうりが色鮮やかです。


麺は稲庭うどんタイプ。
幅4mmくらいの手打ち麺です。

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コシがあってモチッとした食感。
黒豆スープがよくからみます。

スープは大豆バージョンよりもとろみが少な目ながら、
微細な黒豆の皮がスープに溶け込んでおり、香ばしく濃厚な味わい。

控え目な塩味がついており、最初は「薄いかな?」と思いましたが、
ゴクゴク飲むにはちょうどよい感じです。

よく漬かったキムチが、箸休めにぴったりでした。


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ジョン@新大久保

「ジョン」は、肉や魚介、野菜などに小麦粉をつけて焼く韓国料理。

「ジョン=焼く」という意味で、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

  • 小麦粉を水で溶いた生地に刻んだ具材を混ぜて焼く、お好み焼きタイプ。
    「プッチンゲ」とも呼ばれ、日本では「チヂミ」の名で知られている。
  • ひと口大に切った具材に小麦粉と卵をつけて焼く、ピカタタイプ。


今回ご紹介するのは、後者のピカタタイプ。

さまざまな食材が使われますが、

クルジョン(牡蠣)
センソンジョン(白身魚)
セウソンジョン(エビ)
ポソッジョン(しいたけ)
ホバクジョン(ズッキーニに似た韓国のかぼちゃ)

などが定番だとか。

お正月やお盆、法事の席などに欠かせない料理で、宴席には多種類のジョンがテーブルに並ぶそうです。

新大久保の「チュンヒャンジョン」でいただいた、ジョン盛り合わせ。

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ジョンは全部で5種類。
唐辛子入りの酢醤油ダレにつけていただきます。

写真手前は「センソンジョン」。
鱈をそぎ切りにしており、フィレオフィッシュのよう。

その下に隠れているのは、「トングランテン」。
「トングラン=まん丸」という意味で、豚ひき肉と豆腐、ネギなどを練り合わせ、丸めて焼いたもの。
つくねに似ています。

中央はズッキーニの「ホバクジョン」。
ザクザクした食感が楽しいです。

その上はエリンギを使った「セソンイポソッジョン」。
淡白なエリンギに卵が絡んで、マッシュルーム入りオムレツのような味わいです。

両端にあるカラフルなものは「コチジョン」。
「コチ=串」という意味で、カニカマとハム、たくあん、青ネギを楊枝で串刺しにして焼いています。
見た目が華やかで、お祝い事にぴったり♪

酢醤油との相性は鉄板ですが、
トッポッキの甘辛ダレにつけても美味でした。


こちらは別の日に
同じく新大久保にある「梁の家」でいただいた、「クルジョン」。

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大ぶりの牡蠣に、小麦粉と卵、青ネギをつけて焼いています。


ふっくらした牡蠣は半生状態。

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噛むと旨味たっぷりのエキスがあふれ出します。

ピカタのようでもあり、
天ぷらのようでもあり。

いろんな食材のジョンを食べてみたいと思いました。


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