「プーティン(プティン)」は、フライドポテトにチーズカードをのせ、
グレイビーソースをかけた、カナダのB級グルメ。
チーズカードとは牛乳を酵素で固めたもので、ここから水分を抜いて
熟成させるとナチュラルチーズがきる、言わば”チーズのもと”です。
プーティンが生まれたのは、1950年代、東部・ケベック州のレストラン。
お客さんのリクエストに応じて作ったのが始まりだと言われています。
プーティンという名前については、
ケベック州の公用語であるフランス語で
「ごちゃまぜ」や「雑多なもの」を意味する「プーティン」や
「寄せ集め」という意味の「プティテ」に由来する、とか
英語の「プディング」が語源、
など諸説あります。
新宿三丁目の「テイスト・ザ・ワールド」で、
「プーティン」を含む「カナダの朝ごはん」をいただきました。
手前にあるのがプーティン。
こちらでは、フライドポテトにチーズカードとポーチドエッグをのせ、
オランデーズソースをかけています。
ポテトは熱々でクリスピー。
オランデーズソースのまろやかな酸味とよく合います。
ポーチドエッグを割って、ポテトに卵黄をからませても美味。
オランデーズソースとポーチドエッグのコンビは、
エッグベネディクトを
思い出させます。
点在する白い四角のかたまりがチーズカード。
ミルキーで、モッツァレラチーズのような、さけるチーズのような、
シコシコした噛み応えです。
プーティンの左上は、「ブルーベリーパンケーキ」。
大粒のブルーベリーがゴロゴロ入った生地を焼き、
ブルーベリーソースをかけています。
生地はふんわり、ブルーベリーはフルーティーで、とても好み。
その右は、「ピーミールベーコン」とローストトマト。
ピーミールベーコンは、豚ロースを燻製してコーンミールをまぶしたもの。
厚さ5mmくらいで、カリカリに焼いてあります。
脂身がなく、ベーコンよりあっさりした味わい。
噛んでいるうちに肉の繊維がほぐれ、旨味があふれ出します。
オランデーズソースとプライドポテトの組み合わせもGoodですが、
グレイビーソースをかけたプーティンも食べてみたいと思いました。