「ダブリン・コードル」は、アイルランドの首都・ダブリン発祥のシチュー。
「
アイリッシュ・シチュー」のラム肉を、ソーセージやベーコンに代えたものです。
かつて敬虔なカトリック教徒は、金曜日は肉を食べませんでした。
「13日の金曜日」で知られるように、金曜日はイエス・キリストが十字架にかけられた受難の曜日であるため、肉食を控えていたのです。
そのため前日の木曜日は、家に残っているソーセージやベーコンなどの肉類を使い切るために、ダブリン・コードルをつくるのが定番だったのだとか。
東京・戸越の「巨人のシチューハウス」でいただきました。
具材は、厚切りベーコンとソーセージ、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ。
アイリッシュ・シチュー同様、塩味ベースの味付けです。
ベーコンは、お肉のような食べ応え。
ソーセージは、皮が薄くてミートボールのよう。
具材の旨味が溶けあって、まろやかな味わいです。
添えてあるのは、握りこぶし二つ分以上ありそうな、大量のマッシュポテト。
なめらかでバターの風味があり、薄く塩味がついています。
シチューにもじゃがいもたっぷりなので、
「じゃがいもをおかずに、主食のじゃがいもを食べる」感じ;
美味しいですが、結構お腹に溜まります。
「チャーハンをおかずに白飯を食べる」知り合いのことを思い出しました(笑)。