ルワンダは、アフリカ大陸のほぼ中央にある内陸国。
面積は四国の1.5倍ほどの小さな国で、北はウガンダ、東はタンザニア、南はブルンジ、西はコンゴ民主共和国と接しています。
「千の丘の国」と呼ばれるほど山や丘が多く、平均標高は1,600m。
そのため、赤道近くにありながら、年間の平均気温は25度前後と過ごしやすい気候です。
19世紀末以降、ドイツやベルギーの植民地支配下にあり、1962年に独立。
1994年のルワンダ虐殺を乗り越えて、現在は「アフリカの奇跡」と称されるほどの経済成長を果たしました。
そんなルワンダの主食は、ジャガイモやサツマイモなどのイモ類、豆、調理用バナナ「プランテーン」、トウモロコシ粉やキャッサバ粉を練った「ウガリ」など。
お米やパスタなども食されます。
おかずは、豆や野菜を煮込んだシチューが定番。
肉は主にヤギ、牛、鶏を、
魚は淡水魚であるティラピアを食すそうです。
「イビシンボ・ニニャマ(Ibishyimbo n’inyama)」は、ルワンダ語で「豆と肉」という意味。
その名の通り、豆と肉を煮込んだシチューです。
国際協力機構・JICA(ジャイカ)の施設内にある「J's Cafe」でいただきました。

金時豆、牛バラ肉、玉ねぎ、トマトを煮込んでいます。
日本の煮豆よりも少し硬めの
食感が残る程度に煮上げた豆に
トマトのおだやかな酸味と
牛肉の旨味が染み込んでいます。
やさしい味で、チリコンカンから辛さを無くした感じ。
パラパラのインディカ米によく合います。
付け合わせは、パプリカ、ズッキーニ、ナス、ジャガイモのオリーブオイルソテー。
イビシンボ・ニニャマと一緒に食べると、ラタトゥイユのような味わいでした。