多民族国家ネパールの中で、独自の文化をもつネワール族。
カトマンズの都市文明の基礎を築いた民族で、現在もカトマンズ盆地に暮らしています。
ネワール族は食事がおいしいことで知られており、他の民族と比べて圧倒的に料理の種類が豊富。
たくさんのおかずを用意して、少しずついろいろ食べるのを好むそうです。
数種類のおかずやご飯を盛り合わせた「サマエバジ(サマエボウジ)」は、お祝いやお祭りの際に食べる料理。
新大久保のナングロガルでいただきました。
葉っぱでできたお皿に、料理が盛られています。
中央の白いものは、蒸したお米を平らに潰して乾燥させた「チウラ」。
チウラの右上から時計回りに
・生のしょうが
・煎った黒大豆
・ゆで卵のスパイス炒め
・豆の粉でつくったおやき「バラ」
・煮た黒目豆
・青菜のタルカリ(炒め物)
・大根のアチャール(漬物)
・じゃがいものタルカリ(カレー炒め)
・マトンのチョエラ(スパイス和え)
生まれて初めて食べるチウラは、フレーク状の見た目から想像するよりも硬く、バリバリした噛みごたえ。
噛みしめるとじんわりお米の味がします。
チウラ自体が乾燥している上、おかずに水分がないため、口の中がカラカラに(苦笑)。
でも、やみつきになる食感です。
気に入ったのは、バラとチョエラ。
バラはチキンナゲットのような食感で、おつまみにぴったり。
チョエラは辛いマトンカレーのようで、ご飯と食べたいと思いました。
驚いたのは煎った黒大豆。
歯が欠けるのではと心配になるほど硬いです。
別添えの小皿は、消化を促進するために食後にいただく「パウーワ」。
何でできているのか不明でしたが、粘度と酸味が練り梅に似ています。
なんとなく、胃がすっきりする気がしました←気のせい?
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