「ポラオ(プラオ、ポラウ)」は、インドやバングラデシュで食されている炊き込みご飯。
ピラフのルーツとも言われます。
バングラデシュではお祝いの席に欠かせない料理で、「チニグラ米(別名カリジラ米)」というお米を使うことが多いそう。
チニグラ米はバングラデシュ特有のお米で、日本のお米よりも粒が小さく、「世界で最もよい香りの米」といわれる高級米です。
チニグラ米を、ギー(バターオイル)で炒めた玉ねぎやニンニク、カルダモンやシナモンなどのスパイスとともに炊き上げ。
肉料理やカレーを添えて食します。
ビリヤニと似ていますが、
- ビリヤニはお米をゆでてから炊くのに対して、ポラオは生米から調理
- ビリヤニと比べて、ポラオはスパイスが控えめ
という違いがあるそうです。
新大久保の「サルシーナハラルフーズ」で、煮込んだ鶏肉をのせた「モロゴ・ポラオ」をいただきました。
モロゴ=鶏肉の意。
チニグラ米のポラオの上に骨付きモロゴとゆで卵をのせ、
シチューのような・カレーのようなものをかけています。
チニグラ米は、日本のお米の3分の2くらいの大きさ。
粘り気は無くパラッとしています。
スパイシーですが辛さはなく、炒めた玉ねぎとレーズン由来のほんのりとした甘味があります。
モロゴは骨からの身離れがよく、やわらか。
シチュー状のものは、ココナッツミルクを使っているのでしょうか?
タイカレーから辛さを抜いた感じで、マイルドな味わいです。
こちらのお店では、モロゴ・ポラオはたまにしか登場しないメニューらしく、お客さんが次々に注文。
あっという間に品切れになるほど大人気でした。