第7回水戸黄門漫遊マラソン地獄の後半編
昨日のブログで書いたとおり、中間点を予定のペースで通過したところまではよかったのですが、ペースメーカーから少し離れだしていたので、追いつこうと頑張っていたところで、ウルトラランナーみゃこさんとすれ違いましたが、頭の中は「水、水、水」でした。よく、のどが渇いたなと思ったときには遅いと言われていますが、まさにその通りでした。
21kmで少し落ちたペースを22kmでは一端持ち直しましたが、22kmの給水所で水を飲んでも渇きから回復することは出来ませんでした。このあたりからペースが落ちだし、24km過ぎたあたりで頭が痛くなってきて、止まってしまいました。前半途中から懸念はありましたが、脱水症状になってしまったようです。リタイアすることも考えながら、歩きながら救護所まで来たら水が入ったペットボトルを配っていて、多くのランナーがペットボトルを受け取り、また走り出していました。
ここまで半ばリタイアするつもりでやってきましたが、ここでペットボトルの水を飲んだら、頭痛が収まり、少し元気も出て来てリタイアしようとする弱気が消え、先に進もうという気持ちになりました。将に命の水という感じでした。後から思いましたが、ここでペットボトルをもらえなかったら、完全にアウトだったと思います。このペットボトルを持って先に進みました。
その後は、ペットボトルの水を飲みながら、歩いてはゆっくりと走ることを繰り返していました。沿道から「頑張れ!!」と熱い声援が力となり、頑張れました。なんとか4時間半は切ろうと思いましたが、千波湖まで来たときに、赤い風船の4時間半のペースメーカーに追いつかれてしまいました。
千波湖の周回は元気があれば気持ちよく走れたのでしょうが、このときの私にはとてつもなく長く感じられました。参加賞Tシャツを提供している㈱アダストリア NUMERALS RUN TEAMに所属するランニングインフルエンサーがおそろいの黒いTシャツを着て水戸ガールズを結成して、最後尾からスタートしたのですが、その水戸ガールズにも、ここで抜かれてしまいました。
40kmまでたどり着いて、あと2kmだと自分を励まして、走りました。最後の激坂は、短いですが、「最後の激坂ってこれかぁ?」と動画で見るより傾斜がある気がしました。とても走って上る気力もなく、歩いて上りました。
坂を上ってからは、あと少し。気力を振り絞って再び走り始めました。角を曲がって、前方に三の丸庁舎のFINISHゲートが見えてきたときには、やったぁ、ゴールだぁ!!とめちゃくちゃうれしかったです。
長い長い地獄の後半が終わりました。
ネットタイムのゴールタイムは4時間44分31秒でした。グロスタイムとネットタイムの差は2分半くらいでした。
いやぁ、初マラソンの時のタイムよりも時間がかかってしまいました。
完走メダルが、後半の苦しさを示すようにずっしりと重かったです。
これまで経験した中で一番キツかったフルマラソンでした。今回走ってみて、改めて暑さに弱いことを実感しました。昨年のオンラインマラソンで走った結果から今回の本番ではサブ4達成できるだろうと思っていただけに正直ちょっとショックでした。
まさか30km超えないうちに走れなくなるとは思いもしませんでした。もっと給水所で止まっても多めに給水するべきだったとか色々反省するところが多いマラソンになりました。
沿道の熱い声援がとても力になる素晴らしいマラソン大会でした。大会を開催してくださった関係者の皆さんや大会を支えてくださったボランティアの方たちに感謝です。もっと鍛えて再度挑戦しなくてはいけないと強く感じました。