東京マラソン

オリンピックのマラソン代表最後の一枠を賭けた東京マラソンのレースをテレビで見てました。
前半からのハイペースな展開に、今の世界クラスのペースって凄いんだなぁと感じました。
井上選手は、スタートからペースメーカーのすぐ後ろについて果敢にチャレンジしていました。
大迫選手は、先頭集団の後ろにつけて、いつものレース運びという感じでした。
意外だったのが設楽選手でした。MGCの時のように飛び出すものと思っていたら、二番目のペースメーカーのほうについていました。MGCの時は気温が上がって失速してしまいましたが、今日の気温なら大丈夫だろうと思ってました。調子が良くなかったのでしょうか？
でも2時間7分台でゴールした時の平然とした表情を見てら、どうして？と疑問が残りました。もっと速いペースで行けたのではと思ってしまいました。

中盤あたりで大迫選手が遅れ始めた時には、集団の中でいいペースで走っていた井上選手に決まったかと思いました。大迫選手は序盤の５kmと10kmでスペシャルドリンクが取れなかったのが影響したのではないか思っていました。その後、集団で走る井上選手と一人で走り後ろから追いつかれそうな大迫選手では、差が開きそうでした。テレビの解説でも同じような感じで解説してました。
ところが、そこからドラマがありました。遅れていた大迫選手が徐々にペースを上げて、32kmあたりで井上選手がいる集団に追いついて苦しそうな表情の井上選手を横目で見ると、そのまま引き離しにかかり、その後完全に引き離しました。
あとは日本記録の更新が期待がかかり、沿道から大迫頑張れ！の声がかかります。沿道の応援は自粛要請がされてましたが、結構人がいましたね。

ゴール前で、日本記録更新が確信した大迫選手は、手を上げたあとガッツポーズをしながらゴールしたのが印象的でした。
ＭＧＣで3位になった後、今日までいろいろな思いがあったのでしょうね。
インタビューの時に見せた涙が物語っているようでした。

今回の東京マラソンで2時間6分台でゴールした日本人選手が新たに二人生まれ、ようやく日本のマラソンも底上げが出来てきたようですね。