沖縄の空から降ル言葉

バンコクの電車通りの側面にはこんな景色が広がる

混沌とした生活臭のある集合住宅

人に見られても気にしないような、開け広げた窓

昨夜の雨の残した水たまりに映る雑然とした生活感

熱帯の長くけだるい夜が明けて朝が来る

観光客や街ゆく人々に向けて何かを売る屋台の列

テントの奥から威勢良く声をかけてくる

甘酸っぱいタイ料理の湯気が立ち昇り、朝の熱気を感じる

タイで高級だと言われているパラゴン百貨店へ行った。
友達が教えてくれたから。
駅から直結して行けるという利点もあり、
初日にはこういう所がいいな・・と思い一人で行ってみた。

本当に高級というか洗練された雰囲気で東京並みだな、と感じた。
（実際、伊勢丹もあった。）

上層階にあったタイの調度品を売るフロアに引き込まれるように入った

数々の仏像、それにまつわる調度品、きらびやかな装飾の置物、
蓮の花やゾウをモチーフにした雑貨、タイシルクのスカーフなどなど、
高級すぎて手が届かない品物ばかりだったけれど、目の保養として楽しませていただいた。

お土産物を見ていたら店員さんが、ゆっくりゆっくり近づいて来て、「○○マダム。」と挨拶してくれた。
タイ語なのでわからないけれど、微笑みながらゆっくり近づき話しかけてくる様子がかわいくて、
お土産を買った。

リビング関連のフロアもあり、アーティスティックなお皿が売っていたのだけれど、
これまた買えず・・・。飛行機で割れてもいけないからあまり買えないのだけれど・・

みんな楽しそうにショッピングをしていた。

バンコクは都会とは聞いていたけれど、確かにそうだった。

香港へ行った時の衝撃ほどではなかったけれど、都会だった。

バイクが多く、トゥクトゥクと呼ばれるバイクタクシーや
冷房をつけずに窓を開け放して走るバスなど
東南アジア感たっぷりの交通網

そこかしこから聞こえてくる威勢のいいクラクションがタイからの招待状のようで
解放的であると同時に勢いのある街の景色に自分でもワクワクした。

街全体がエネルギッシュなのだと思う。

カラフルなトロピカルフルーツを切り売りしている屋台

串焼きにした肉やピンクのソーセージを売っている店（何の肉だろう・・？）

歩道橋の下で雨宿りをするように本当に小さな花のブーケを作って深夜に売っている女性たち

物乞いをする子供の姿

都会ではあるけれどまだまだ貧しさの残る部分も共存している。

それがタイという国だろうと思う。

タイへ行った。

初めての国。

バンコクはパリを抑えて世界第１位の観光都市らしい・・。

深夜に到着した空港からタクシーで高速を飛ばしてホテルへ。

南国の夜の生ぬるい風が出迎えてくれた。

シャワーだけの部屋でなぜか韓国のテレビ番組が流れていて面白く見つつ

その日はすぐに眠ってしまった。