アンマーとぼくら 「過去は変えられない。変えられるのは、今だけだ」



読み進めていくうちに、おかしなことに気が付いた。
沖縄、お父さんはカメラマン、血のつながらないお母さんはガイド。
どっかで読んだ気がする。
島らっきょうとベーコンの炒め物。
スパゲッティにしても旨かったよね・・・。
この本読んだことあったっけ?
思わず表紙を見た。

文庫本ならまだしも、
ハードカバーの単行本を借りたことを忘れるわけがない。
しかも有川浩の本は図書館シリーズ以外は全部読んでいるはず。
「あっ猫だ」
このフレーズで思い出した。
そうだ、猫だ。
「ニャンニャンにゃんそろじー」の「猫の島」
あーあれかぁ~。
私は先にスピンオフを読んでしまっていたらしい。

たぶんこうなんだろうなという予想はつく。
やっぱり・・・。

旦那がお風呂から出てきた時、
私の顔を見て「ギョッ」っという顔をしながら「どうした?」と聞いてきた。
メガネを外し、鼻をかんでいたところだった。
メンタル崩れたと思ったのかもしれないね。
いやいや、そんな顔しないで、本読んで泣いていただけだから。

昨日義母について書いた。
あの時のことを書ける日がくるのかどうかわからない。
でも、この本を読んで、間に合って良かったと思った。
サイマーなことがバレたのは緊急入院したからなんだ。
具合が悪いのに病院に行かなかった。
国保を滞納していたからなのか、何でなのかはわからない。
金で何とか出来るならいい。しかし命と人の気持ちはどうにも出来ない。
一番腹が立ったのはそこなんだ。
あの時何かあったら旦那は一生悔やんだだろう。

人が急に亡くなった時、
自分はもっと何か出来たんじゃないかって後悔の気持ちが出てくると思う。
旦那の親友が亡くなった時「ほぼ即死」だったとお医者さんは言ったそうだ。
でも、ご両親は一緒に住んでいたので、
自分を責める気持ちになったのではないかと思う。
旦那は自分が帰省した時に行ったら、
親友を思い出してしまうんじゃないかと気を使ったみたい。
しかし、去年帰省した時にお線香をあげに行ったらすごく喜ばれて、
こんなことならすぐに行けば良かったと言っていた。

気を使ったり、その人のことを考えて言った、やったことが伝わらないことって多々あると思う。
今の言葉なかったことに・・・と思っても、戻らない。
結果は変わらないんだけれど、今の自分が子供の頃の自分を救う。
悲しくも優しい家族の話しでした。
いや~泣いた。
何でも上書きできたらいいのにね。

そうそう、凍結した水道から水出たってさ。
今度帰った時は保温材を巻き付けるの忘れないように。

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しんこもち

Author:しんこもち
はじめまして、しんこもちと申します。
都内某区1DK38㎡の賃貸マンションに2人暮らし。
シンプル、ストレスフリーな生活を目指しています。

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