過去の上司において最も信頼できると思ったすごい人の話。
過去の上司において最も信頼できると思ったすごい人の話。
会社に尊敬できる上司はいますか?
僕自身も一時期は、社内に尊敬できる人などいない。
もっとすごい人がいるであろう他の会社に転職したい。
などと漠然と思っていました。
しかし、ある尊敬できる上司と出会ったことによって、
まだこの会社も捨てたものじゃない。
自分にもまだ頑張ることが残っているかもしれない。
と、前に向き気持ちになることができました。
その上司のどんな部分が尊敬できたかというと、
一言でいえば、「ブレない軸を持っている。」
という点です。
もちろん、部下に対しては、一貫してその上司が大切にしている軸をベースに指導するスタイルです。
社内的な良し悪しや、利益云々よりも、
その軸に忠実かどうかというところを常に見られていました。
なので、普通は怒られるような無茶なことも軸に忠実であればむしろ応援されましたし、軸に反していることであれば社内的に正当性があっても、「それをお前がやる必要あるか?」と注意を受けました。
そして、その人のことを最もすごいと思えたのは、自分の上司に対しても軸を曲げないというところです。
普通のサラリーマンであれば、上司からの命令は絶対です。
それに背けば、降格や左遷のリスクもあるので、自分の上司を前にすると「自分の軸」など簡単に捨ててしまう人がいかに多いかも感じていました。
しかし、それらのリスクを顧みず、自分の信念に従う姿勢は部下目線で見ると、
非常に心強いものがありました。
さらに、それを押し通して成果を出してしまう実行力があるが故に、
社内でも常にエース的ポジションを確立していました。
どうやってブレない軸は形成されるのか?
その上司はどうやってそこまで確固たる信念を持ち、
ブレない軸を作り上げているのか?が僕の日々の疑問でした。
どんな修行や鍛錬をしたら、そこまでたどり着けるのか。と。
実際に、一緒に仕事をしている中で、ちょっと他の人とは違うなと感じたポイントは3つです。
1.社外とのコミュケーション機会が多い。
とにかく社外の交友関係が広く、仕事も定時に切り上げると、
毎晩のように社外の人たちと飲みに出かけていました。
僕も何度か同行したのですが、毎回多種多様な業界、業種との人たち、
時に芸術家やアーティストなど、どこで知り合ったんだ?と思うようなつながりを持っていました。
そのようなつながりがあることで、会社の考えに縛られない価値観や、
1つの業界だけにとどまっていては得られない幅の広い知識を得ているのだと感じました。
2.すぐに実行している。
その上司は、交友関係が広いので、面白そうな情報をたくさん持っています。
そして、それらを自分の仕事に当てはめたら何ができるか?
ということをいつも考えている人でした。
アイデアが出ると、すぐ実行、実行、実行。
なんでもやってみるというスタイルを貫いていました。
3.一人で深く考える時間を持っている。
明るく、社交的な上司ですが、一日の中において、一人で深く考える集中タイムを持っていました。
その時間だけは、明らかに
・絶対に俺に話しかけるな。
・今は集中して考えているんだ。
という誰も寄せ付けないオーラをビンビンに放つ時間帯がありました。
単に情報を集めるだけでなく、この集中タイムに自分なりに咀嚼して考えを醸成させているように思いました。
まとめ
絶対曲げることのない自分なりの軸を持っているか?
と問われた自分はまだまだだと思います。
今回の記事で、過去の上司のことを振り返って、
改めて、広く学ぶこと。そして、考え抜いて自分を形成していく重要性を改めて感じました。